「あなたのフレーム」主演キャスト募集
◆はじめに◆
はじめまして。
ENBUゼミナール映画監督コースに在籍しております。施 悠鳴(シー・ユメー) と申します。
この度、ENBUゼミナール監督コースの卒業制作として、自主映画『あなたのフレーム』を制作いたします。
本作は、「見る/見られること」「言葉にならない関係性」「身体と記憶」 を主題に、複数の人物がそれぞれ異なる関係性を築き上げていく様子を、静かな対話と空間の中で描く作品です。完成後は 2025年6月中旬、新宿K's cinemaにて上映予定。監督の前作『夏の病』も同時期に同映画館にて上映予定がございます。
併せて、国内外の映画祭への出品も予定しております。
現在、本作のメインキャストを募集しております。映像表現に真摯に向き合い、作品を通じて共に成長してくださる方のご応募を、心よりお待ちしております。
◆作品概要◆
タイトル:『あなたのフレーム』(仮)
ジャンル:関係劇
上映時間:40~50分予定
撮影形式:カラー/デジタル
ミニマルな室内撮影を中心に、身体・距離・視線を重視した演出
◆あらすじ◆
春の東京。
無職の青年青木澪(22)は、同居する年上の恋人深山諭(28)の肖像を描き続けている。青木は深山の姿を忠実に描き出そうとするが、その身体の輪郭は次第に曖昧になっていく。深山はその視線を受け止めながらも、どこか居心地の悪さを抱えている。
ふたりの間に明確な言葉はなく、凡そその関係は触れ合いと沈黙だけで形成されている。ある日、深山は大学の研究室を訪れ、数学の終身教授澤村 理沙(38)に本を返す。形式的な会話の中で、二人はこれまでほとんど互いを「理解しようとしてこなかった」ことに気づき始める。
教授は自らが描いたトポロジーの図形をほとんど覚えておらず、深山はその「触れ合わない二つのフレーム」に、説明できない親密さを感じていたことを思い出す。
会話の端々から、教授がかつて誰かと生活を共にしていたこと、そして今は語られない「不在」があることが、わずかに滲み出てくる。名前すら記憶されていなかった事実を知りながら、深山はなぜかその場を離れることができず、二人は言葉にならない違和感だけを共有する。
その夜、深山が家に戻ると、青木澪の姿は消えている。部屋には未完成の肖像画だけが残されていた。
――
季節が進み、青木はひとり街を彷徨う中で、舞台劇作家を名乗る若い女性・澤村ひかり(20)と出会う。彼女は、自身の新作について語りながら、「父親」という存在を想像の中でしか知らないこと、二人の母親に育てられた過去を、どこか軽やかに口にする。ひかりは自身の過去や欠落を素材に戯曲を書こうとしており、青木は彼女との会話の中で、初めて「描けないこと」を言葉にし始める。見ること、見られること、他者の視線によってしか確かめられない自己。青木は次第に、自分が何を失い、何を求めていたのかを、はっきりとはしないまま感じ取っていく。
やがて劇場。舞台の上では、失踪した娘を探し続ける男の物語が上演されている。
客席やロビーで、青木、深山、教授、そしてひかりは、互いを知っているようで知らない距離のまま、同じ空間に居合わせる。誰もすべてを語らず、何も回収されないまま、時間だけが静かに交差する。
この映画は、原因と結果ではなく、「一瞬の親密さ」と「長い時間が生む他者性」、そして記憶が関係の中でいかに無効化されていくのかを描く、断片的で静かな人間関係の寓話である。
◆登場人物◆
■ 深山 諭(みやま・さとし)
男性/28歳
大学の博士課程で数学研究室に所属している。
外見は落ち着き成熟しているようだが、他者との関係を言語化することができず、誰に対してもその距離感は曖昧なままである。
どこか放蕩的な気配をまといながらも、自身の輪郭を掴めずにいる人物。
■ 青木 澪(あおき・みお)
男性/22歳
無職。森田と同居している。
多くを語らず、時間の殆どを森田の肖像を描くことに費やしている。
「他者を見ること」を通じて自分の存在を確かめようとするが、次第にその輪郭を見失っていく。
■ 澤村 理沙(さわむら・りさ)
女性/38歳
大学の数学(トポロジーという分野)教授。
理性的で感情を表に出さず、親密さを構造の中に押し留めて生きている。
深山との対話を通じて、抑圧してきた欲望や関係の不確かさが浮かび上がる。
■ 澤村 ひかり(さわむら・ひかり)
女性/20歳
大学を中退した舞台劇作家。
明るく自由奔放で、時に捉えどころがない。
自身の成長や欠落を、劇作という行為を通じて理解しようとしている。
※ 年齢は役柄上の設定です。プロ・アマ不問。演技経験の有無は問いません。
※ 本作では、「演技が上手いかどうか」よりも、この作品を通して一緒に考え、揺れ、成長していけるかどうか を大切にしています。過去の出演歴よりも、 脚本や役柄にどれだけ共鳴できるか、与えられた役を演じるだけでなく、 監督・スタッフと対話しながら作品を探っていけるか、そうした点を重視してキャスティングを行います。
※ 本作には、異性・同性同士による身体的な距離の近さや、親密さを伴う表現が含まれます。ただし、これらは性的な刺激や露骨な描写を目的としたものではなく、「視線」「距離」「触れ方」などを通して、人物同士の関係性や心理の揺らぎを表現するためのものです。
◆撮影スケジュール◆
撮影期間:2025年3月下旬〜4月下旬(予定)
撮影日数:8日間(予定)
※ 事前稽古あり(日程応相談)
◆謝礼◆
出演料:5,000〜8000円/日(役柄と出演時間により応相談)
交通費・食事支給あり
完成作品はポートフォリオ利用可
時間超過:ギャランティについて追加日が発生する場合は合意の上、同条件にて追加いたします
◆応募方法◆
以下のフォームをご記入してください:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfy7vwORezBp9ezZP8VyEYrnUaUwHTddyjblTsdpJNArT-C8A/viewform?usp=publish-editor
締切:2025年2月3日
◆選考について◆
応募が多数あった場合のみ、送って頂いた情報を元に、書類審査を行います。その後、審査を通った役者さんにのみ、オーディション参加の確認メールを送信させて頂きます。
◆最後に◆
『あなたのフレーム(仮)』は、大きな事件や派手な展開ではなく、人と人のあいだに生まれる、説明しきれない感情や距離を描く作品です。完成までのプロセスそのものを、ひとつの創作体験として共有できる方と出会えることを願っています。ご質問・ご相談もお気軽にご連絡ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております。
監督・脚本
施 悠鳴
(ENBUゼミナール 映画監督コース)
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掲載者情報
| 掲載者 | ENBUゼミナール |
|---|---|
| 担当者 | 施悠鳴 |
| お問い合せ先 | Frame.filmindependent@proton.me |
| その他情報 |