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【急募】国際学会投稿作品「それはかつてあったから」キャスト募集 8月下旬撮影 <8月6日締切>

投稿日時:2024/07/31 14:Jul:st
投稿者:ネギシ ヨシミツ
募集地域:埼玉 / 千葉 / 東京 / 神奈川
締切:2024/08/06

数ある記事の中からご覧頂きありがとうございます。

本件のラインプロデューサーをしております根岸と申します。

8月下旬撮影の作品にご出演いただけるキャストの方を募集しております。
締切だけ8月6日とさせて頂いております。恐れ入りますが、宜しくお願いいたします。


【作品情報】
映画タイトル:それはかつてあったから
上映時間:25分-40分(予定)
制作国・言語:日本(映画内では日本語を使用、海外展開時は英語字幕を予定)


【作品の制作背景と展開について】
本映画及びその制作過程はヒューマン・コンピューター・インタラクション領域の世界最高峰の国際学会であるCHI 2025に投稿を行うほか、そのほかのデザイン系の国際学会への投稿を計画しています。また、映画作品自体は2024年年末以降出品可能な国内外のあらゆる映画祭への出品を行います。その後、最終的には映像配信サイトでの公開までを想定しています。また、デザイン・フィクションに関する研究会やシンポジウムなどを開催し、イベント内での上映などの派生的展開も想定しています。


【イントロダクション】
本映画では、近未来(現在から約5年後)の「葬儀」、特にバーチャル技術が組み込まれた時代の葬儀を舞台に物語を描いていきます。今後、AIやテクノロジーが進化しても亡き人を弔う行為自体が消失することはありません。一方で時代の経過、技術の発展とともに儀式や人々の行為は変化していくと考えられます。本映画ではその変化の兆しを描写しつつ、バーチャル技術が葬儀にもたらす可能性をゆるやかに示唆していきます。


【あらすじ】
ある日、ブライダルフォトグラファーの相良真のもとに、友人から仕事の依頼がくる。それは「父親の葬式の写真を撮ってくれ」という依頼だった。唐突な依頼に戸惑いつつ、相良は二年前の自分の父の葬儀を思い出す。
二年前、父との関係に葛藤を抱いていた相良は父の死目に立ち会うことができずに葬儀の日を迎え
る。バタバタと準備をする中、良い遺影の写真を選ぶことができず、葬式の儀式もそこで語られる関係者の言葉も空虚なものに見え、相良は父をまともに弔うことができない。そしてなにより葬儀の間、何も撮ることができず、それを未だに引きずっていた。
母との会話で、父の葬儀アーカイブサイトがオンライン上に残っていることを知る相良。そのアーカイブサイトを訪れると二年前には無かった、最近投稿されたメッセージと写真があることに気づく。それは若き父が撮影した仲睦まじい夫婦の写真とそれに対する感謝のメッセージであった。
実家に戻る相良。二年前には見つけ出せなかった写真をしつこく探し、はじめて父からカメラをもらった時に撮った父親の写真を見つける。
友人からの依頼を受諾し、友人の父親の葬式の撮影を行う相良。それは二年前の父の葬儀と向き合うことでもあった。無事に撮影が終わり、父の葬儀アーカイブをパソコンの画面で見つめる相良。その葬儀の遺影には先日見つけた相良が撮った父親の写真が飾られてた。


【制作手法】
本映画では、ジャン・ルノワール、濱口竜介が提唱する「イタリア式本読み」と、ロベール・ブレッソンの提唱する「オートマティスム」をベースにした演技設計を行います。どちらの技法も根底の哲学は難解なものではありますが、端的に表現すると、イタリア式本読みとは、ニュアンスや感情を抜いて繰り返し脚本の本読みを行う工程を経て、感情の発露は本番のみ行うという演技手法を指します。オートマティスムは、反復練習を繰り返し、意図を排除して、セリフや動作を自動現象=オートマティスムとして行うことを指します。
二つの技法に共通するものはブレッソンの言葉を借りると「見せかけること(俳優)ではなく、在ること(モデル)」を目指す演技設計であり、ステレオタイプな人物像やそれに基づいた意図的な演技を一切排除し、我々が普段意図せず行っている所作として演技を行うことを目的としています。
監督および制作チームも、本手法を採用するのは初めてですので、このような演技手法を初めて経験される演者の方にも順を追って丁寧にレクチャーをしていきます。


【募集内容】
下記、1.〜4.のキャストの方を募集いたします。
それぞれで謝礼の額などに変動がございます。予めご了承ください。
基本的に、当方手配のお弁当を支給いたします。
セリフのあるキャストの方に関しては、本読みを行いますので、撮影日より前の本読みにかかった拘束時間あたり時給¥1,200をお支払いします。
※応募人数が一定数に達し次第、早めに募集を締め切る事もございます、ご理解ください。


1.70代〜80代に見える女性キャストの方
主人公の祖母役。撮影予定は1日間です。
謝礼:1万5千円 +交通費

2.60代〜70代に見える男性キャストの方
登場人物の父親役。末期がんを患っており、入院している。最終的に葬儀のシーンの撮影を行いますので、数秒間動かない演技が必要で、遺影の写真を作成させて頂きます。
撮影予定は2日間です。
謝礼:1万5千円 × 撮影日数 + 交通費

3.40代に見える男性キャストの方
主人公の父親(青年期)役。撮影予定は2日間ですが、1日あたりの拘束時間は3hほどです。
謝礼:8千円 × 撮影日数 + 交通費

4.30代-50代の性別問わずのキャストの方
葬儀社のスタッフさん役。撮影予定は1日間ですが、香盤次第では2日間になる可能性もございます。
謝礼:1万5千円 + (2日目は時給¥1,200) + 交通費


【応募方法】
・お名前(フルネーム)
・年齢
・実績
・お住まいの最寄駅
・宣材写真など、お顔が分かるお写真(なるべく加工の無いものが望ましい
・お声が分かる動画・Youtubeなどのリンク(お持ちであれば)
・コンポジット資料 (お持ちであれば)

※締切を8月6日とさせて頂いておりますので、予めご了承ください。

上記内容を
negiaki0926@gmail.com
宛にお送りください。
その際、件名を【『それはかつてあったから』キャストの応募について】と記載いただけますと幸いです。

頂いた内容を精査させて頂き、書類選考後にZOOMなどを用いて面談を行わせていただければと思います。
また、全てのメールにご対応出来ない場合がございます。ご理解のほど宜しくお願いいたします。


【制作体制】
◆瓜生大輔(企画・プロデューサー)
HCIデザイン研究者、デザイナー。専門はヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)デザイン、葬送・供養のデザイン、インタラクションデザイン。
慶應義塾大学総合政策学部卒、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程にて博士(メディアデザイン学)を取得。シンガポール国立大学、東洋大学ライフデザイン学部、東京大学先端科学技術研究センターでの勤務を経て、現在、芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科 助教及びコンテクスチュアルデザイン研究室 主宰。HCI領域の世界最高峰の国際学会であるCHIにて数々の研究論文を発表しCHI2016ではHonorable Mentionを受賞。デジタル時代における葬送・供養のデザイン研究の世界的第一人者。「自在肢」をはじめとするHCI研究と映像制作のコラボレーションに関するプロデュース経験も多数。著書に「無縁社会の葬儀と墓―死者との過去・現在・未来」(共著)、「現代日本の葬送と墓制: イエ亡き時代の死者のゆくえ」(共著)、「自在化身体論 ~超感覚・超身体・変身・分身・合体が織りなす人類の未来 ~」(共著)など。

◆有馬俊(脚本・監督・編集)
研究者、映像作家。専門は映像制作、学習デザイン、リフレクションデザイン。
筑波大学芸術専門学群総合造形領域卒、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程修了。博士(メディアデザイン学)。現在、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート特任助教。
大学在学中から映像制作活動を開始し、2014年に共同監督を務めた東日本大震災後の福島県いわき市を舞台にしたドキュメンタリー映画「いわきノート/FUKUSHIMA VOICE」はUPLINK渋谷等で劇場公開される。
2018年に脚本・監督を務めた短編映画「どうぞ、良いお年を」は第4回富士 湖畔の映画祭 スペシャルセレクション部門選出及び 第24回学生CGコンテスト エンターテインメント部門にノミネート。その他に、企業や大学の研究コンセプトビデオ「Sony’s Haptics Technology / ソニーのハプティクス技術」「ウェアラブル・テレプレゼンスシステム「T-Leap」を用いた近未来のコンセプト映像」「Sympathetic wear」やミュージックビデオ「魔物の嫁入り」「あと一ミリ足りない人生」、オンライン学習コース「Understanding The Internet」などの監督を多数務める。研究活動ではDICOMO2024 野口賞、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS2017ブロンズなどを受賞。

◆稲村樹(Director of photography)
Director of photography。
2016年よりIT企業でシステムエンジニアとして勤務しながら、映像制作を開始。 2021年よりフリーランスのカメラマン、撮影助手として数多くの作品に携わる。同年、株式会社Vookにてプロデューサー/マネージャーとして映像スクールの企画、立ち上げを担当。 2023年6月まで映像プロダクションに所属し、撮影・編集を中心に活動。現在はフリーランスのDoPとして、TVCMやWebCM、MVなどを中心に幅広いジャンルを得意として活動している。

◆根岸良光(ラインプロデューサー)
カメラマン、映像ディレクター、照明技師。
東京情報大学総合情報文化学科に進学、『ユメゾラ』〈ドラマ・1時間8分〉(撮影)で第12回JCF学生映画祭入賞、『礎~成東駅・終戦二日前の惨事』〈ドキュメンタリー・28分〉(企画・監督)で平成26年度千葉県メディアコンクール最優秀賞を受賞。在学中には、NHK千葉放送局映像取材部のライトマンとしてテレビ報道に携わり、東日本大震災の取材なども経験。2014年に大学を卒業後、テレビ朝日子会社に就職し、報道局映像取材部に配属。永田町や霞が関での取材から日々の事件事故の取材、災害現場での取材などのニュース映像取材に加え、夜の大型報道番組の映像取材で全国各地を飛び回る。また、デジタル活用の知識を活かし、携帯回線を利用した中継映像伝送機器の運用や、SNSを用いた取材や情報収集を行う新部署立ち上げにも携わり、テレビ報道の過渡期を体感した。2020年10月で退社し、現在フリーで活動中。主にCFやVPなどを得意とする。

【さいごに】
長い文章をお読み頂きありがとうございました。
今回は制作手法や、制作背景も含めて特殊なモノに感じるかもしれません。制作側としても、実験的な部分がある為、一緒に楽しみながら参加していただけたらと思います。
皆さまの応募を心よりお待ちしております。


【ハラスメント防止対策ポリシー】
様々なハラスメントを徹底的に防止いたします。
本件は某大学所属の研究室の研究活動の一環でもある為、事故の防止を含めて最善の努力を行います。
制作担当が男女ともにおりますので、何かトラブルが起きた際は、ご相談をいただければと思います。




※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。

掲載者情報

担当者根岸 良光
お問い合せ先negiaki0926@gmail.com
その他情報
お問い合わせ ※ご利用の端末に設定されたメールソフトが開きます。

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