ラジオドラマ2話/メイン男声域2名募集12/28〆切【ポッドキャスト配信番組】
初めまして、ラジオドラマ番組の脚本執筆と制作を行なっている村楓午(むら ふうご)と申します。
これまで自主制作で40話以上の短編ラジオドラマをポッドキャスト各所にて配信してきました。
二人芝居の会話劇を軸にそれぞれ10~20分前後の尺で、ここ数年断続的に制作を続けています。
主に音楽ストリーミングサービスのSpotifyで聴かれていますが、国内のPodcastのチャートでもドラマカテゴリで今年12/9に32位にランクインしています。このジャンルにおける母数が少ないのと推移が激しいのでデータとしては不安定ですが、今年からポッドキャストイベントにも参加するなど、少しずつ聴いてくださる方が増えているのが番組の状況となっております。
(出典:https://podcastranking.jp/)
今回はそのラジオドラマシリーズ『私的エクレアイズム』の新作の出演者募集をさせて頂きます。
具体的な番組の雰囲気に関しては実際に配信しているラジオドラマのリンクを貼っておきますので、お時間のある際にご一聴頂ければと思います。
※リンクが直接開けない場合はコピペして別のタブで開くか、「私的エクレアイズム」とネットかサブスクで検索してもらえれば番組が見つかるかと思います。
・Spotify
https://open.spotify.com/episode/3d5MdKtfBEBJTEOgZf4Uei?si=39a000588ecb4c79
・AmazonやAppleなど他主要ポッドキャスト各所
https://linktr.ee/eclairism(お好きなプラットフォームに飛べます)
※メイン画像は雰囲気のご参考までに①話の初稿台本の一部抜粋です。ホームパーティで餃子を包んでいる際に、自身のパンツに穴が空いていることを友人男性に知られてしまった場面です。
【企画概要】
ラジオドラマシリーズ『私的エクレアイズム』第13回目の収録となります。
このシリーズではフェミニズムを基盤に、現実からこぼれるような会話を中心に様々なシチュエーションを二人芝居の会話劇で描いています。
基本的には少し変わった人と気まずいシーンが多いのが特徴です。
今回の男声と男声による2話は、同じセクシュアリティの友人男性二人が下着の価値観の違いから揉め事に発展してしまうお話と、それを乗り越えて後日旅行に出かけた際にさらに絆を深めていく連帯の様子を描く回になります。
どの話も喋りっぱなしで台詞量は多くなりますが、音声作品ゆえ収録時は台本を見ながら演じられるのでセリフを覚える必要はありません。収録は1日で基本的に行いますが、音声の経験は問いませんので気軽にご応募ください。
以下、各話あらすじと①話初稿台本全文のリンクです。
(リンクを開くにはGoogleアカウントのログインが必要になる場合があります。台本全文にアクセスできないなどの問題が起こった場合はメールにてお問い合わせください。また、内々での募集促進目的以外では第三者との共有や台本の転載、本サイトのスクリーンショットなどは決してしないようお願い致します。)
◯各話あらすじ(計20〜30分の尺を想定)
①『パンツアナーキズム』
…同じくアセクシュアルの友人男性二人はホームパーティーをするような仲だが、それは今日この日までだったのかもしれない。頓原(29)は日常で他人に下着を見られるシチュエーションがないのでパンツに穴が空いても気にしない派。かたや、青葉(32)は下着は自分の気分を上げるため常に美品を履いていたい派。餃子を包んでいた中でふっと頓原のパンツに穴が空いていることが判明し、そこからパンツを巡る2人の価値観の差異が広がっていく。
やがて、青葉の自宅に新品のパンツが届いていたことがきっかけで、捨てられる予定のお古のパンツを頓原が貰うと言い出す。この世の誰にも自分の履いていたパンツを貰って欲しくない青葉は必死に止めるが、頓原は制止を無視して収納へ突き進む。手をかけようとした時、思いがけない天秤が目の前に現れる。青葉は友人関係とパンツを選ぶよう迫ったのだ。どこかで穴あきパンツであることを知られてしまった火照りがあった頓原は、ようやく熱を冷まし始め、友情の前にお古のパンツを貰うことを諦める。
(初稿台本:https://sites.google.com/d/1v_ap1lq78JH0H7tbFPDWb-kRM94VDm1T/p/1gTcW5E1UsdLnBwOKjniTw0cOPE8_RUDb/edit)
②『目やに界隈(仮)』
…前回、パンツを巡ってあわや友人関係の危機を迎えた頓原と、初めて一緒に旅行にきた青葉。予約していた部屋にトラブルが起こり急遽二人は同室になってしまう。目やにが長年の悩みである青葉は密かに寝起きへの不安を募らせていたが、実は同じく目やに界隈であった頓原のある行動が二人の絆をさらに深める出来事につながっていく。
(※人物引き継ぎの連作で、尺は①より短めです。初稿台本は最終審査時にお渡しします。応募に際しては①の初稿台本を目安にご検討ください。)
※収録は東京都世田谷区で行います。
【募集メインキャスト】
・男声域の方2名(役柄の年齢:ともに30歳前後)
連作の2話ともに配役未定のまま募集した上で、出演者確定後に声のバランスを見て配役するので、応募時の希望通りの配役にならない可能性がございます。そのため、音声審査では両役とも演じてもらい、最終審査ではより合っていそうな役の方を重点的に確認させていただきます。
※ラジオドラマなので演じる方の実年齢はあまり影響しません。声色のみで判断させて頂きます。
【収録日程候補・スケジュール】
・収録日+予備日(本番1日を下記候補日程で調整し後日確定。予備日は取れなくてもOK)
1/21(水)9:00-19:30
1/23(金)9:00-19:30
1/28(水)12:30-22:00
2/4(水)12:30-19:30
2/10(火)12:30-22:00
(最終審査に進まれた方たちの中で日程が組めなかった場合は、収録日時を延期し、再度スケジュールを調整させて頂く場合がございます。)
・打ち合わせ兼読み合わせ(リモート@Zoom)
…2026年1月中旬〜下旬のどこか、数時間。演者のスケジュールに合わせ別途日程調整します。
企画や契約などについて詳しく説明させて頂き、その後各話のガイドや軽い読み合わせをします。リモートだとラグなどもあるのでここでは役の方向性や各話の大枠だけ共有し、あとは現場で読み合わせを行って詰めていき、微調整をしながら実際の収録に臨みます。
(スケジュールが合わない場合は村楓午が個別に対応し読み合わせの相手も行い、あとは現場で顔合わせから始めます。)
・配信日程
…2026年2月以降を予定しています。
【収録場所・環境】
場所:東京都世田谷区の音楽施設
(詳しくは打ち合わせでお伝えします。)
環境:防音の部屋にコンデンサーマイク2本を横に並べ、演者がそれぞれ構えて録音する形で収録します。台本は手元で見ながら行えます。基本的に順録りし、割ったシーン毎に3テイクを重ねてオッケーが出たら次へ、という風に進めていきます。
【出演報酬】
7000円前後(税込)予定 ※台本印刷費と交通費別途支払い、軽食あり
(初稿段階から概算・算出した出演料になっています。本シリーズ規定フォーマットの台本のページ数に単価を割り振って計算する関係で、最終的な決定稿の枚数によって増減する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。)
契約書を電子契約で締結、収録後に請求書をPDFデータでやり取りし、出演日の翌月末までに銀行振込み致します。
(また、著作隣接権は依頼者に帰属し、もし今後収益が出た際の追加報酬もお渡しできない、という内容での契約となります。諸々金銭面では努力が及ばず申し訳ありません。)
【応募条件】
①成人しており、演技経験がある方。上限の年齢制限はありません。
(フリー・事務所所属問わず。事務所所属の方は外部案件の了承が得られる場合に限ります。)
②東京都近郊または関東圏在住であること
(予算が少ないため遠方からの交通費には対応できません。現場から距離のある関東圏の方は書類を送ってもらいエリアから判断させて頂きます。)
上記二点です。
ただし会話劇ということもあり、自然に台詞が言える方が好ましいです。
あとは応募資格を阻むものではありませんが、事前に台本がある上で30歳前後の役柄を書いているので、その年齢層の声色に聴こえるかどうかは判断基準として重要な要素になってきます。
【選考方法】
まず書類審査と音声審査を行います。
それを踏まえて最終候補数名を選考したのち、通過者には別途リモートで読み合わせの審査をさせて頂き、実際に演出等のやり取りをして対応力や役柄の幅を確認し、最終的な結果を出させて頂く形となります。
(こちらでは②話の読み合わせも一部行う予定です。)
手順としては、メールで書類(必須記載事項)を送って頂いた方にこちらから演じてほしい台詞(初稿台本からの一部抜粋)のデータを送るので、それを演じて音声収録したものを送ってください。
※ボイスメモなどのデータを送る形です。メール添付で容量オーバーなどが起こる場合はファイル転送サイトなどをご利用ください。
応募条件が満たされていれば書類段階でお断りすることはありませんし、音声がまずもって選考基準となります。
また、応募に対しては必ず返信致しますのでお気軽にご連絡ください。音声審査の結果に関しては審査基準を詳細に記載の上ご連絡させて頂きます。
最終審査は日程が調整できれば年内に行う可能性もありますが、基本的には年明け以降で日程を設けて、1月初旬で出演者を確定する予定です。
【締め切り】
2025年12月20日〜12月28日(23:59)まで
上記書類締切後の音声提出の締め切りは12月29日(午前11:59)までです。
音声審査通過者にはこちらからリモート最終審査のアポイントのご連絡をさせて頂きます。連絡は随時していきますので、応募後も年内はご連絡が取れるようにお願いいたします。
ご自身が納得のいく出来の音声が録れた場合に限りますが、締切間近に提出されるよりは早めに提出して頂けた方が双方アポイントも取りやすいかと思います。
注意点として書類から音声の提出までに間隔がほとんど空きませんので、応募後すぐに音声提出できる時間が確保できるかどうか、これだけはあらかじめ念頭に入れておいてください。
音声審査の結果は遅くとも12月29日中でのお伝えを予定しています。年の瀬の杞憂にならぬよう、なるべく早くご連絡できるよう努めます。
【応募方法】
メールの件名に『エクレア募集(自身の活動名)』と題して、
kazari.sonagi@gmail.com
までご連絡ください。
◯必須記載事項
①活動名:
②在住エリア(都・県+市区):
③収録候補日の全参加可否:
例…1/21◯ 1/23△(〜18時まで可)1/28×2/4◯2/10×など
④出演・活動歴(あれば):
⑤出身地・経歴(簡単で構いません):
在住は交通費の予算をある程度把握するためのもなので、記載したくない方はもっとぼかしてもらって構いません。
【最後に】
とてもミニマムな自主制作なのでご迷惑をおかけすることが多いのですが、共に会話劇を通して楽しい時間に出来れば幸いです。
もしも脚本内に受け入れ難い価値観や思想信条、誤った理解や情報が含まれていると感じられた場合は改善または変更をさせて頂きますし、収録においても意見を交わして頂けると有り難いです。
そして今回残念ながらキャスティングできなかった場合でも、魅力を感じた方にはまた別途機会にご連絡し次回作などでオファーをさせて頂くこともありますし、今回スケジュールが合わない方も音声の提出さえして頂ければ今後のシリーズ参加の線で検討させて頂きますので、番組に興味があったり出演に熱意があったりする方はぜひご連絡を頂ければ幸いです。
それでは、諸々どうぞよろしくお願い致します。
【作者プロフィール】
村楓午(むら ふうご)
1997年生まれ、東京都出身。シスジェンダー男性。
2019年、第36回シナリオS1グランプリにて『綯い交ぜ』で奨励賞受賞。
【ハラスメント防止対策ポリシー】
ハラスメントというものは意図的に行われている場合、それはもはや疑う余地のないものですし、私も意図的に誰かを傷つけたり怖がらせたりすることは決して致しません。
しかし、問題なのは意図的でない場合や無知、無自覚から来るハラスメントや加害、差別です。私自身、日々学ぶフェミニストとして出来る限り制作現場において他者に配慮し、誰もが不安や恐怖を抱かないように振る舞い、そうした環境を作るつもりですが、一方で何度もテイクを重ねたりすることで現場の空気が難しくなることもありますし、私が演出の意図を上手に伝えられずに不快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。加えて私は決して明るい性格とは言えませんので、他者に緊張感を与えることも大いにあると自覚しています。
また、本作品の制作現場は出演者2名と、制作・演出を一人で担当している私、村楓午のみという非常に人数が限られた環境となっています。もちろんラジオドラマなので身体的な接触はありませんし、演じて頂く内容も現場で台本を変更することは稀で、あったとしても言い回しの部分で語尾を変えたりだとか、前後の文脈を考慮してセリフを差し引きするくらいです。事前に合意形成が行われていないのは、その場で追加収録することがあるミニラジオドラマの内容についてのみとなりますが、そちらは台本リストをお渡しし、その中から出演者自らが希望する台本を選んでもらった上で収録するので、概ね出演者の意思を尊重できると判断しています。
ただし、そうした中でも私が現場において権力を持っていることには変わりがありません。キャスティングをするのも私ですし、現場で演出をするのも私ですし、報酬を支払うのも私です。出演者がたとえ怒鳴られたり暴力を振るわれたりしなくても、そこには不均衡なパワーバランスがあり、私が穏やかな口調で演出をしてもそれが出演者にとっては強制的だと感じることもきっとあると思います。そして私がどれだけ配慮しても、不意に他者に対して不快な感情を見せてしまうことは人間として起こり得ます。普通であればそういった時のために相談したり、間に入れる人物が制作現場には別でいるべきで必要だと思いますが、ミニマムな予算下で制作しているためトラブルが起こった際には私が対応するしかありません。しかしそのトラブルは出演者二人の問題でない限り、必然的に私と出演者との間に起こっていることなので私はその相談役にはなれませんし、同じ空間にいるもう一人の出演者は仲介する第三者としてはあまりにも立場が難しいと思います。
つまり何が言いたいかというと、私は私自身に出来る限りの配慮を持って現場で振る舞う努力をしますが、制作現場には構造的な欠陥があり、出演者にとって十全な環境を整えることは不可能だということです。
大変申し訳ありませんが、これらのことについてせめても自覚的になり、さらにどれだけ気を配ったとしても問題は常に起こし得るということもまた認識した上で、私はハラスメントを防ぐために自分自身で全力を尽くします。このポリシーが限りなく真実に近付くよう、誠実に善処します。
至らないことばかりで不甲斐ないのですが、どうかよろしくお願い致します。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
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※ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。
掲載者情報
| 担当者 | 村楓午 |
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| お問い合せ先 | kazari.sonagi@gmail.com |
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