卒業制作課題作品『アイビス』 主役募集 急募
初めまして、私、立命館大学映像学部4回生の古田健一郎と申します。
この度、実写制作ゼミ4回生の卒業制作の成果作品として長編映画の制作を行うこととなりました。
そこで、主人公役の募集をさせていただきたく、記事を投稿させていただきました。
以下が企画概要になります。
『アイビス』(約40分)
■企画意図■
『思い込み』
人の思い込みとは恐ろしいものだ。
去年の秋に私の小学校、中学校時代の友人が行方不明になってしまった。深い仲ではなかったのだが何回かいっしょに遊んだことある友人で、彼は重度のアレルギーを患っており、小学生の時はなかったのだが、中学に入るとその友達は虐めにあってしまい、私はクラスが違ったので接する機会も少なくなっていった。同窓会で再会した際に話を聞くと、彼は大学に進学して楽しい学生生活を送っていたらしく、少し嬉しくなった。
そんな彼が行方不明になった。同級生達は皆、SNSなどで行方を呼び掛けるなどの様々な方法で探していた。しかし11月の下旬、ついに彼の葬儀が決行された。そこで私は、なぜ彼が行方不明にならなければならなかったのか?彼のような子は幸せになってはいけないのか?と感じていた。
私が卒業制作のために取材をしようと地元の同級生たちに取材をした時には、皆がそれぞれ勝手な思い込みをしていた。ある人は自殺と言った。ある人は他殺と言った。警察ですら真相はわからないというのに。
人とは所詮、思い込みでものを言っているのだと思った。そして同時に、底知れぬ恐怖を覚えた。人それぞれ事件に対しての見解が違い、皆自分の都合いいようにストーリーを作り上げている状況が怖かった。
また同級生達は、12月に忘年会をしようなどと言い出した。このことに私は行き場のない怒りを感じた。同級生の死という、忘れてはならないことを皆は忘れようとしている。虐めていた本人たちのあまりにも浅はかな考えに憤った。
しかしながら、状況を客観視したつもりでいる私自身も、もしかすると彼らと同じように身勝手で軽率なのかもしれない。そこで私が考えたのは、人間という動物は非常に利己的であり、自分の都合で思い込みをする人がほとんどであるということだ。大半がエゴイスチックである人間達は、自分の都合で物事を解釈し、自分のしたいことだけをする。私はこんな人間達のありのままを描こうと思った。
■プロット■
7月某日雨滋賀県(仮)。滋賀県の大学生成田(男)は、友人に恵まれ、楽しい大学生活を送っていた。その成田が行方不明になった。行方不明になったことを知った成田の同級生の佐藤は、大阪の大学の新聞サークルに所属しており、探し出して助けてあげたい心と記者としての精神が誘発され、自ら成田がいなくなった滋賀へと赴く。一方滋賀では、成田の恋人である五十嵐が悲劇のヒロインとしてまくし立てあげられ、マスコミから目を向けられていた。
数日後、五十嵐の元に佐藤が訪れる。成田の同級生の佐藤と恋人である五十嵐は、行方不明に対する見解が異なり、佐藤は五十嵐に対して違和感を抱くようになる。
佐藤はその後、成田の友人などの関係者へ訪問を図る。成田の中学からの友人は中学までの成田の記憶しかないので自殺したと言う。成田は虐められていたからだ。しかし成田の大学の同級生はあんな楽しく大学生活を送っていた成田が自殺するわけがないと、食い違ったそれぞれの意見は佐藤の思考を混乱させる。その間も五十嵐のもとにはマスコミが付きまとい、彼女は心身ともに困憊していた。
成田と五十嵐がデートをした場所や、成田に所縁のある地に佐藤と五十嵐は赴く。そこに何か手がかりを掴むものがあるわけではない。しかし旅の途中成田の母を訪ねた時、佐藤は母に成田がいなくなる前に五十嵐への不満を口にしていたと聞く。行方不明当日の五十嵐の証言が一部、嘘であったのだ。実際の二人は仲睦まじいカップルではなく破局寸前のカップルだったのである。成田の母は成田の部屋に連れていく。成田の部屋は綺麗に整理整頓されており、生活感がまるでない。机の上に成田の日記が見つかる。生前の日記で小学生の頃から最近のものまで、毎日書いてあったものであり、そこには当時の彼の心境が書き綴ってある。当時の彼の心境を知り、自分のノートを読み返す佐藤。様々な証言を思い返し、五十嵐が犯人ではと考えることになる。
後日佐藤は五十嵐を問い詰める。もちろん五十嵐はやってないと言う。五十嵐はいなくなるまで何も変わったことは無かっと言うが佐藤は疑う。佐藤には色々な人から聞いた証言があるから。その日は何もすることなく佐藤と五十嵐は別れる。
佐藤がホテルで成田の一連の事件の見解をノートに書き綴る。すると五十嵐から電話がかかってくる。差出人不明の日記が届いたから見にきてくれと言われる。五十嵐の家を訪れる佐藤。日記を読み上げていく。その日記には成田のいなくなる前の心境が書かれている。成田はいなくなる前から人間不信の半鬱状態になっており自ら消息を絶ってしまったのだ。いなくなった日のことも書いてある。自ら消息を絶った成田は自分が殺されたと疑うように消息を絶ったのである。どうやら自分を見つけて欲しいのではないか?社会復帰を目指しているのではないか?と二人は考える。
電車に乗りながら佐藤が例の日記を読んでいる。ある田舎の町に降り立ち、町の人々に聞き込みをしていく。すると海岸に案内され、波打ち際に立つ一人の男を見つける。佐藤は男を呼ぶ。おーいと。男が振り返る。
佐藤ショウタロウ(20)
本作の主人公。大学では新聞サークルに所属。
成田失踪の事件に興味を惹かれ、自ら成田がいなくなった地へ赴く。
五十嵐キヨコ (19)
いなくなった成田の恋人。マスコミから悲劇のヒロインとして扱われる。偽善者。
成田タカシ (19)
いなくなった張本人。神経質。日記が習慣
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募集する役柄:「佐藤ショウタロウ」役
撮影期間:8/21(月)〜9/11(月)
ギャラに関して:
申し訳ありませんが、食費、交通費のみとなります。
撮影場所:京都舞鶴市、京都市内、大阪周辺
※まだスケジュールが確定ではないので、泊まり込みの撮影の可能性があります。
以上が募集概要となります。
興味のあられる方がいらっしゃいましたら、
以下のアドレスまで、
①お名前
②年齢
③所属(あられましたら)
④身長
⑤顔写真、または全身写真
を、お手数ですが、お願い致します。
Mail:ken.ichiro.f.0830@gmail.com
ご応募お待ちしております。
よろしくお願い致します。
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掲載者情報
掲載者 | 立命館大学映像学部映像学科4年 古田 健一郎(ふるた けんいちろう) Mail: ken.ichiro.f.0830@gmail.com Tell: 090-6447-7839 〒603-8327 京都府京都市北区北野西白梅町27 カサロマ320号 |
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