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イノヴェーションラジオドラマ「Cinifiè Symphonies」のスタッフ募集

投稿日時:2018/08/02 08:Aug:nd
投稿者:π
募集地域:全国 / 東京

まずは、タイトルの通り、スタッフ(声、音響(管弦楽器奏者など)、演出補)の募集です。
最後に、CSの第一回作品を載せますので、どうぞご覧くださいませ。

そして、今回は、


     劇団⌘(マコンド)

     劇団員募集


こんにちは、πです。

このたび、イノヴェーションラジオドラマチームCinifiè Symphoniesから、
チーム内ユニット、「劇団⌘」を、旗揚げすることになりました。
旗揚げ公演は、

     「ブックバー・月に開く」

演目は、
    「文壇バー・月に開く殺人事件!」


【募集人員】
【役者】:☞ プロを目指す18歳〜、(女性or男性)
【演出補】:☞ スタッフと制作と代役を兼任
(女性優遇、稽古の第三者機関:下ネタなどの⌘の演出によるパワハラ倫理委員会)
【カメラマン】:☞ ニコニコ動画、生配信用
【スタッフ】:☞ 演出補と制作兼任
を各一名ずつ募集します。
⚠企画書は、この用紙の下記に添付されております。

 連絡先mail address cinifies@gmail.com (担当、Ch.π)

                                                             π

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【劇団内企画書】

 
  ラジオドラマチーム(Cinifiè Symphonies)内、

      劇団⌘(マコンド)の発足、

       及び、旗揚げ公演企画書

 
 本日(7/28sat)、ぼくは群馬県前橋市にある「ブックバー・月に開く」(Google.Facebook参照)に赴き、読書会に出席してまいりました。いわゆる昔でいう「文壇バー」というところです。
そこでぼくは閃きました。
「ここで、演劇がやれる!」
客席は8名程度で満席、ほぼ6畳間の1Kのアパートの間取りであります。ですがぼくの頭に、脚本と演出が一瞬で浮かびました。
場所:〒371-0022 群馬県前橋市千代田町3丁目-22 「ブックバー・月に開く」
演目「ブックバー・月に開く殺人事件!」
二人芝居で行こうと思う。(ヴィオラ、ヴァイオリンいじり、あります)
脚本:π
演出:⌘
出演:「ブックバー・月に開く」の主人(声沼風月)π
(もう一人(女優、補足は後述)はジモティかどこかで募集をかけます)
音響:(ヴィオラの生演奏)Ch.クダル(Cinifiè Symphoniesの音楽、声担当)

★稽古場所:世田谷近辺、
★予定公演時期、2019年、3月、(2日公演、1日3ステージ、計6ステージ-1ステージ30分程度-)
(Cinifiè Symphoniesのラジオドラマコンテンツがアップできた頃に合わせます)
★公演場所「月に開く」(群馬公演)、及び「プチ文壇バー月に吠える」(東京公演)
(〒160-0021 東京都 新宿区 歌舞伎町1丁目1−10新宿ゴールデン街G2通り)

演出は、音響は完全ヴィオラ生演奏、二人芝居、指人形劇、影絵、紙芝居(可能性としてプロジェクター)、などを駆使し、そのカフェの「店主の生き様を描く(⚠フォーマット、クラウドファンディング)」

✴︎その「カフェの店主の生き様を描くとは?」
 ☞πが独自取材をし、そのカフェの店主を主人公とすることで、カフェの固定客の集客で客席(チケット)はさばくことができる。その上、物語が店主(店主は、店主の亡霊役を演じてもらいます、あるいは主演が亡霊役で店主が本物の店主-カメオ出演-)として参加します。そのキャスティングと演出の相乗効果で会場は盛り上がることを演出意図とします。そして、
✴ニコニコ動画で生放送(ライヴ配信!)
 ☞これは、劇団⌘の広告(クラウドファンディングの収益)効果、そしてその演劇の舞台の店の宣伝につながります。
✴劇団「⌘」の最大の目的は「この舞台のフォーマットを売ること」
 ☞つまり、この企画、そして劇団「⌘」旗揚げ公演「ブックバー・月に開く殺人事件!」が成功すれば、
  例えば、他のカフェやリストランテなどの同種の公演が可能なのです!
⑴、πが、お店「◯△」のオーナー(看板店主)の独自取材。
⑵、演目「◯△殺人事件!」あるいは「◯△の我が闘争!」「勇者◯△の冒険!」etc…
⑶、ニコニコ動画生ライブ同時配信。
⑷、劇団「⌘」の認知度アップ!及び母体劇団のチーム「Cinifiè Symphonies」の認知度アップ!
⚠︎、主演(もう一人の劇団員)は女優を求めます。なぜなら店主が女の場合、主演は女優になるからです。

   連絡先 cinifies@gmail.com 090-7091-1863
          (π)

                                            ⌘

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【Q&A】


Q:
初めまして。
舞台女優をやっております、Xといいます。
芸歴は11年くらいです。
声優からこの世界に入り、今は舞台を中心に映像の方でも女優として活動させてもらってます。
企画書読ませていただきまして、興味があったのでご連絡させていただきました。
もう少し詳細についてもお伺いさせていただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。


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A:
Xさま。
こんにちは。
劇団⌘(マコンド)のπです。
詳細となると、おそらく台本を読んでもらった方がよろしいかと思います。
(台本は、これから急ピッチで書きます)
流れは、母体劇団内にオーケストラのヴィオラ演奏者Ch.クダル(ちゃんねるクダル)、がいます。
ラジオドラマチームの音楽、声を担当しております。
演出は、そのヴィオラ奏者を含めた3名と主演のモデルである文壇バーの店主(カメオ出演、声の出演、音楽カセットの中に声を吹き込んで置き、バーに立っていただき、台本も読みながら、作業をしつつ、舞台音響のように自分のセリフのところで、スタートボタンを押す「だったら喋らんか!、アンタ亡霊だと!」などというツッコミなどを入れたりします:演出。
舞台は、文壇バーのなかから始まります。
文壇バーの主人「声沼」(役:π)のモデルの方は、若い頃芥川賞を狙っていた文学青年でありました。
★ 暗転装置について、
小屋=文壇バーで使用するか演出で検討中です、とにかく1幕劇で45分〜50分-ニコニコ動画生配信)の作品です。ノンストップで入れ替わり立ち代わりのセリフ劇です。
声沼はランチョンマットで使用している紙をパソコンのキーボードがわりにして(そこから物語が始まり、セリフが始まります)、すると女(芥川翔子-声沼の恋い焦がれる女性で、芥川賞の亡霊-)に刺し殺されます。

   (殺人事件の始まり)
   音楽-Minor Swing-
 声沼の独白(幽霊になった声沼)
 芥川翔子のセリフ(「文壇カフェ声沼の人生の始まりです!」冒頭の流れは今のところそうなります)
それから、二人のドタバタ劇が始まります。バーカウンターのうえで(親指人形劇で四人芝居、紙飛行機、折り紙などを使用し飛行機の移動シーン、紙芝居演出などをして遠近法を駆使します)ニコニコ動画で突っ込まれるような、演出にしようと思います。
★そのほかの演出(可能性としての)
 ☞客いじり(正確には客いじりではないが) 仕込んだスタッフか、カウンターに立つ店主のケータイが鳴ります(こちらのスタッフが電話をかける)。
「おい!本番中だぞ!」
それで、芥川翔子、あるいは声沼がその携帯をイジる。(演劇中のハプニング演出)
それと声沼は、文壇バーを立てる以前、若い頃、文芸青年で、本気で芥川賞を狙っていました。その苦悩を描きます。文芸技法を舞台に取り入れ。
文芸技法の世界に引き摺り込まれていきます。
「人称、視点、遅延、憧れの小説家の登場、羅列、省略、異化効果、形容、展開、逸脱、反復、破綻、諧謔、薬物など…」(文芸技法の怨霊、芥川翔子が「ファウスト」の「メィストフェレス」のようになって声沼に襲い掛かります)

 恥ずかしながら、脚本はまだ出来上がっておりません。(公演はまだ少しばかり先ですので、役者と共に仕上げていこうと思います。ハプニング(アドリブ)舞台のような演出、脚本になります)

今の段階では、このくらいしか情報はありません。
あとは、πが文壇バーの主人に取材を行い、なぜ、文壇バーをたてたのか?なぜその場所にたてたのか?どうしてたてたのか?どうやってたてたのか?文壇バーの来客らの困ったお客たち(文壇バーあるある)お客さんが、ニコニコ動画の視聴者が「食いつくような話題」を取り入れていきながら、そして声沼という男の夢、その挫折、絶望、自我崩壊、そして恢復、カタルシスをこさえ、(自信はありませんが、取材と脚本と脚色と演出と芝居の総合力で、リアリティ、ディフォルメを駆使し)演出をしてゆきます。
★今回の旗揚げ公演、のモデルは文壇の主人が男性でした。
企画書にも書いてある通り、次回以降、モデルが男性であるとは限りません。
モデルが女性、リストランテのオーナー、カフェの店主、生き様、はそれぞれです。
この旗揚げメンバーで成功した場合。(もちろん、女優の意思にもよりますが、次回の舞台の優先的なオファー、劇団員へのお誘い、などをしていこうと思っております)
まだまだ、企画の初期の段階であります。
それとここは重要ですが、


ぼく、演出「⌘」、出演「π」は、「男」であります。
昨今、舞台稽古などでセクハラ問題がとりだたされております。
★稽古は必ず、演出補(それは男女問題なしですが、下ネタなどが入る場合に備えできるだけ女性演出補(できれば代役可の)を置く予定です)を据えて3名でやろうと思います。
★稽古場所
☞けやきネットという世田谷区民の世田谷区民会館を使用できるカードを保有しております。
稽古場は無料で、世田谷各地になると思います。もし、シオさんが横浜の稽古場を知っているというのであれば(その前にもちろん参加意思があるという前提です)、
★ダンスについて
☞振り付けダンサーを一人知っております。恵比寿にある「ビートニクスタジオ」の松田尚子先生です。 (ネットでお調べくだい、もちろん場所柄狭いので、ダンス演出は、あるとしたら屋外(お客が窓の外を眺める格好になる))
★稽古期間
☞年末の12月〜3月にかけてゆっくり仕上げていこうかと思います。
★通し稽古、ゲネプロ、
☞朝に現地入り(小屋入り)し、営業前にやっていこうと思います。(客入れプレ公演も考案中、この場合、通しが3ステージになります)
★ギャラ☞(ステージのみの日当につき1万円となります)
 基本的に、この公演が「クラウドファンディング(資金集めの)フォーマット」となっております。
「売り込みのための原器」であると御考えくださいませ。
 詳細と言えるほどのものではありませんでしたが、
 現状でのお伝えできる「最大限の情報」だと御考えください。
 興味、参加意思などがありましたら、些細なことでも、再度お訊ね、申し込みくださいませ。
 メールありがとうございます。
cinifies@gmail.com
090-7091-1863
π


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⚠︎【ギャラについて】
劇団員応募はプロを目指す方を求めております。
ギャラはクラウドファンディングからの歩合になります。
外部出演者様につきましては、日当10000円(交通費込み)になります。
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★肥沼和之(コエヌマカズユキ)氏についての資料

肥沼 和之(こえぬま かずゆき)Kazuyuki Koenuma
フリーライター・ジャーナリスト
1980年東京都生まれ。ジャーナリスト、ライター。小説家を目指し、会社勤めをしながら執筆・投稿を続ける。27歳で小説家を断念するも、文章を書く仕事に就きたいという思いから、求人系広告代理店に転職し、転職サイトの求人原稿制作に従事する。2009年、フリーランスに転向。ビジネス系、人材・求人系の記事を執筆するほか、ノンフィクション分野も手掛ける。コエヌマカズユキ名義でも活動中。東京・新宿ゴールデン街のプチ文壇バー「月に吠える」のマスターという顔ももつ。

上記のプロフィールは、「文壇バー・月に吠える」のマスター肥沼和之氏の「東洋経済オンライン」からのプロフィールの転載である。インターネットで調べる限り(πが調べる限りだが)、肥沼氏は社会での「勝ち組」に入るだろう。他に肥沼氏のWEBページ「サイボウズ式」
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/author/kazuyuki-koenuma.html
Facebook(本人)
https://www.facebook.com/kazuyuki.koenuma
プチ文壇・バー「月に吠える」(Facebook)
https://www.facebook.com/Puchibundanbar/
ブックバー「月に開く」(Facebook)
https://www.facebook.com/tsukinihiraku/
神保町応援雑誌(WEB)「おさんぽ神保町」
http://osanpo-jimbo.com/blog/staff/3547
Twitter(本人)
https://twitter.com/hashtag/肥沼和之
Marke Zine「マーケジン」
https://markezine.jp/author/779
海外投資新聞
http://media.yucasee.jp/offshore-news/posts/index/1097
株式会社月に吠える
http://moonbark.net/
会社概要(HPより)
社名:株式会社月に吠える「元、編集プロダクション、オフィスムーンパーク」
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-1-10
電話番号:03-3207-0333
設立:2014年10月23日
資本金:100万円
事業内容
・ 執筆、編集
・ 飲食店の経営
・ WEBメディアの運営
・ スクール運営など
★プロフィール
肥沼和之(こえぬまかずゆき)。
ジャーナリスト、株式会社月に吠える代表取締役。
1980年、東京生まれ。大学中退後、広告代理店勤務を経てフリー天候。2014年に会社設立。著書「旧キュ奥の愛について語るときに僕たちの語ること(青月社)」「フリーライターとして稼いで行く方法、教えます。(実務教育出版社)」

月に吠える通信
http://magazine.moonbark.net/news/
あるブロガーが書いた「フリーライターとして稼いで行く方法、教えます」の2018/02/23のレヴュー
http://31eyes.net/try-to-read7/
(この構造は、彼、うp主が若干批判的であるに関わらず、彼自身、肥沼氏の著作と同じ行動をしているということである、私、πは非常にこの書籍を読んだとき、肥沼和之氏の影響を受けた本、本の中に書かれている肥沼氏が影響を受けた人物などをできうる限り片っ端から調べてみようと思った。私は、むしろ、このうp主に批判的である。もちろんπが肥沼氏を取材するから立場が違うと思われると思うが、これは「沢木耕太郎」「ロバート・キャパ」問題(論考)につながる。後述)

★とにかく、肥沼氏は、人と人の繋がりを大事にする、街、地域おこし、人材育成に勢力を捧げる。自分が動くことで自分を活性化させている。プロレス好きである。趣味にも仕事にも文章にもプロレスが入る。納涼祭、催事、自分で愉快だと感じることを自分のために、素直にやっている人である。

★ 一日店長「月に吠える」「月に開く」をやらせていただきたいと思う。
★ 海外投資新聞(WEB)の問答から
Q1.過去に困難を乗り越えた体験を教えてください
文壇バーを立ち上げた直後は困難だったと思います。5年前にライターとして独立し、ある程度余裕が出てきたので日本一敷居の低い文壇バーを立ち上げました。この文壇バーはこれからライターを目指す方や出版業界に入社したい学生さん達のような若手の方達が「気軽に情報交換できる場にしたい」と思いスタートしたのです。
世間的に文壇バーというと銀座等で大物作家が取り巻きの方達を連れて飲みに来るような「高級バー」というようなイメージです。そこで文学議論を交わしたりしているので、一般の方は入りづらく敷居が高いと思われがちです。
「このようなイメージを変えてやろう」と思い日々奮闘していたのですが、初めの半年はお客様も定着せず赤字が続きました。やはり新しいことを始めただけに、浸透するまでの我慢の期間は大変な時期でした。
どのように乗り越えたかというと、まずは地道にPR活動を行いました。本業でマスコミ関係の仕事をしているので新聞社やウェブマガジン等に積極的にプレスリリースを打ち出したのです。
また、お店で変わったイベントも行っていて、独自の文学賞を主催したり、「文学合コン」で読書好きの男女が交流したり、作家を招いてトークイベント開いたりと様々なことに挑戦することで次第に噂が広がり、今では安定経営ができるようになりました。

Q2.黒字経営の秘訣を教えてください
軸をブラさない事が一番重要です。コンセプトを「日本一敷居が低い文壇バー」と掲げ、若手作家や本好きの方をターゲットにしていますが、売上が上がらない時はどうしても軸がブレそうになります。
しかし、そこで軸をブラさず「初志貫徹」の気持ちで継続したことが黒字に繋がっていると思います。
利益率ももちろん重要ですが、軸の部分である「自分は何がしたいか」や「今後どうなりたいか」というものを最も大事にしています。

Q3.座右の銘
If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.
「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格が無い」(生島治郎訳)
  (レイモンド・チャンドラーの小説「プレイバック」、フィリプ・マーロウの台詞からの引用)








私が、πが最も知りたいのは、当然のことながら、肥沼和之氏が「最も喋りたくない情報」である。インタビュアーの最もすべきことは、語りたくないことを、自ら喋ってもらうことに、ひたすら目と鼻と耳、五感すべてを傾けることだ。これは肥沼和之氏が敬愛する「沢木耕太郎」の「キャパの十字架」の姿勢そのものだ。真実を暴く、ということは影に光を与えることだ。私は「キャパの十字架」がほぼ人生で初の「ノンフィクション」であった。感銘した。私が人生で初めて読んだノンフィクションは村上春樹氏の「アンダーグラウンド」である。地下鉄サリン事件の被害者へのインタビューである。これは一緒に、お酒を飲んで仲良くなる、納涼祭で街を練り歩くとか、肥沼和之氏の膨大な情報をまとめて肥沼氏の情報の集合体を形作ることでもない。真実は伝聞や虚像の集合体でもある。真実は肥沼さんの中にしか存在しない。わたしの誠意が伝わり、肥沼さんが心を開き、自ら語りたくないことを口にしたとき、ようやくπの本当の取材が始まるのである。
 肥沼さんが自ら「最も喋りたくない情報」を語ったとき、「舞台脚本」に命が吹き込まれる。

★ なぜ、インタビュアーとして不適切、あるいは三人称を使用し、肥沼氏に直接伝えては不利な情報をあえて書いたのか?
☞それは、π(わたし)という人間の誠実さが、このような形でしか、伝わらないと思ったからである。
わたし自身、コミュニケーション障害にて精神病棟に2度、強制入院をして(させられて)いる。わたしという人間の、わたしの取材方法の最良の手段は、文章、あるいは作品(出来上がった脚本や公演)でのやり取り。と信じるからである。それを伝えたいがためにここに記した。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【Cinifiè Symphoniesとは?】
こんなオリジナル純文学作品をやっています。


CS第一回作品脚本

  「なめる」 
              作・π



 夏の終わりの。昼下がり。茅蜩が、まるで何かをがなり立てているみたいに鳴いている。

 窓の外から金木犀のむっとする香りが、部屋に入り込んで、あたいの軀にべっとりまとわりつく。やつが、あたいの陰核をむき出してなめている。猫の舌のようなざらざらした舌。くり返し同じ所を。あたいの、爛れた、溶鉱炉のなかで燃える鉄のように赤く膨れあがった陰核はまるで線香花火みたいにバチバチ跳ねあたいの軀を痺れさせる。陰核から切り裂く雷があたいの軀を崩壊させる。それを知っていてさらになめ続ける意地悪なやつ。そのままなめ続ければ舌が引き攣り自分の性器が萎えるのをやつは知っている。かといってあたいが求めるものは萎んだ性器のままあたいをなめさせ続けるその先にしか、ない。
 なめずりが快感なのか或いは苦痛なのか、まるで人生の、煉獄の渦中にいるように顔が歪み身悶えるあたいが見える。そして意地悪なあたいは、やつの舌の筋肉が過度の反復運動で引き攣り始める。のを知っている。

 性器は萎んでいた。それでもおれは黙って舌先に意識を集中させ、女の陰核の周りの溝を穿りかえすよう丁寧にくり返しなめる。
 女は、感じているときは必ず、黙る。あろうことか女が、
「上手ね」
 などと口を開くときそれは決まってうそだった。裸の女から飛び出る言葉はおれの心を萎えさす。
「…(黙れ!)…」
 おれは言わんばかりに陰核を前歯で噛む。女は、軀を、感電した鼠のように震わせる。
 休みなく繰り返す口淫でおれの舌の動きが鈍くなる。すると女は自分の中指を茂みに這わせ皮膚をうえへ引っ張る。自らの手で陰核をむき出そうとして見せる。おれに凄まじい怒りが込みあがる。拳で女の腹を力の限り殴りつけたい衝動に駆られる。しかしおれは女のその手をそっと払い退け親指の腹で陰核の上の部分を押さえつけてやる。
 茂みと、肉に埋まっていた陰核が、まるで赤ん坊の、真っ赤に腫れた出臍のように浮かびあがる。部屋は真っ暗だがおれの舌が投光器のようにそれを照らす。すると女の手は満足そうにだらりと両腕を垂らす。おれは舌先を火かき棒のように固く尖らせ、陰核の溝に溜まった、不浄で膿んだ穢れを掻きだすようにさらになめる。
 下唇を噛みながら震える女は、血をにじませ白目をむき背をいく度も弓なりに反り返らせる。おれは自分のだ液と女の精液が混じって濡れた陰毛を口に含みながら舌先でまた陰核を探し当て、強く吸う。
「吸っちゃだめぇ」
 芝居じみたその声は、おれの逆鱗に触れる。おれはくり返し陰核をなめてやる。ありったけの憎しみを舌先に込めなめ続けるのだ。
「もっとぉ」
 おれは迸る憤りを押し殺し陰核から舌先をそっと離す。ここまできたらもうおれの娑婆だ。思った通り、女が無心に、
「入れてぇ」せがんでくる。
 その女の口から飛びでた言葉が、真実であれうそであれ、おれは拒む。それが女の軽口に聴こえれば、なおさら、拒む。
 まるで古代インドの鬼神のごとく目を吊り上がらせた女が、怒りも悲しみも愛も何も彼も忘れ、性への渇望のみで身悶えしたその時、初めておれは女の、このだらしない、まるで涎を垂らした飼い犬の口のように開いた股へ、鉄器になったおれの性器を、無慈悲で圧倒的な暴力をもってぶち込んでやるのだ。
 女の、濡れた股の、その芯が灼ける快感で満たされ続け、女の目がまるで路上のヤク中みたいにとろりしている頃合を見計らっておれは精子を噴射するのだ。そして竟に女も、まるで子どもが引きつけを起こしたようになって果てるのだった。
 女が最後に果てた股からは決まって真っ黄色な小便が垂れる。だが、おれには醜く横たわるこの女が、誰よりも何よりも愛くるしかった。
 これじゃあまるで踏みつぶされて黄色い汁が食みでた蜚蠊。いやこれじゃあおれがガキん頃遊びまくって壊しちまったあのブリキの玩具。それから。本当のあたいになりたくて引きちぎったうさぎの縫い包み。

 知らぬ間に茅蜩の音は消え、金木犀の残り香も茅蜩を追うよう消え去っていた。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【劇団員応募のための原稿】
Cinifiè Symphoniesの劇団員(声)を応募される方は、
【30秒以内で自分の自己紹介】と下記の応募用原稿【蜘蛛の糸Ver.頭目の目】をヴォイスレコーダーに録音して、【名前】【性別】【年齢】【応募動機】を添えて、cinifies@gmail.comまで送信お願いします。
【ナンバリングは読まないでください】


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(1)(1-1)蜘蛛の糸(1-2)…(1-3)Ver.(1-4)頭目の目

                              (2)雲居龍生

 (3)男の傍にいる弟子が遙かうえをゆびさした。
(4)「と頭目、あありゃア犍陀多の兄貴じゃあるめえか」

 (5)指の、そのさきを見つめると、暗闇にぶらさがる胡麻つぶがが見える。

 (6)山の中腹のくぼみに腰をおろし、いつものように門番が午の鐘をうち鳴らしているのを聴いていた頭目は、目を瞑り、額の溝に埋まるもうひとつの眼をひらいた。(7)犍陀多であった。
(8)「それにしても頭目ぅ熱ちィでやんす。脇に流れる河は茹だったまま、あっこの針山なんか応挙の絵みてえに熱で折れ曲がっち…」(9)「五月蝿え!」
 (10)覇気に気圧された弟子。(11)よろり血の池に、(12)どぼん。
 (13)身震いはとまらなかった。(14)親子の、血の盃を交わした無比の右腕。(15)あげくこのおれを裏切った犍陀多があんなところに。(16)だが頭目は首をひねった。(17)しかしなんでまたあんな闇の真んなかに…
 (18)深く目を瞑る頭目。(19)息が止まる。(20)千里眼である。

 (21)犍陀多は走っていた。(22)街を焼きはらい略奪を繰り返していた。(23)王宮に踏み入り王の寝首をかき王妃宦官侍従もろとも強姦し生皮を剥いで金や酒や莨に換えていた。(24)懐が寂しくなるとまた略奪を繰り返していた。
 (25)おや、(26)犍陀多を見つめるもうひとつの、(27)バカでかい眼玉が。(28)思う節がある頭目、(29)眼玉のなかに入っていった。
 (30)夜。(31)ひと仕事終えた犍陀多は酔っ払っているのか千鳥足で森のなかを歩いている。
 (32)おゝ、なんだあ、目をこすってよく見ると蜘蛛。(33)蜘蛛じゃあねぇか、おれさまを誰だとおもう?おれさまはかの犍陀多さまヨ、生来の人ごろしだあな。(34)踏み潰そうとする。(35)やーめた。(36)今日は女子どもを砂漠の砂ほど殺したんだ。(37)それに今宵は満月満腹よ。お前ぇの命なんぞな犍陀多さまにとっちゃあ痛くも痒くもねえがな、(38)蜘蛛のお命まで取っちまっちゃあ釈迦のバチが当らあってもんよ。(39)ささうちに帰りな。
 (40)眼を閉じ目蓋を開くと今度はごま粒が闇の中空で震えている。(41)まるで雨の日の蜘蛛の巣にできた雫のように。(42)半目にしてよく見てみると、(43)したから無象の魑魅魍魎たちが一筋の白銀の筋を昇っていた。(44)それはまるで蜜にたかる虫のようである。(45)ははあ、(46)思わず手を拍った。(47)ごま粒のさらにうえには、(48)蓮のうえに鎮坐する釈迦が銀糸を引いている。(49)あの顔で。(50)突如腹に、(51)凄まじいなにかがみなぎった。
(52)極道めが!
 (53)頭目は血の池のなかで蠢く無数の腕から、(54)弟子を見つけ引きずりだした。(55)そして耳に、あの銀糸にたかる強慾を喰らい尽くしたものだけが極楽浄土にいけるのだ、と智慧を吹き込んだ。(56)それまでさまざまな地獄の責め苦に苛まれてきた弟子は、土蜘蛛の化けものになってごま粒めがけて、(57)疾走し始めた。
 (58)下。無数の罪人どもが一筋の銀糸を争っている。(59)毒飴、(58)裸絵をチラつかせ、(59)共喰いをし、(60)けたたましく笑い、(61)業火の海へ蹴落としている。
 (62)そんななか。(63)土蜘蛛になった弟子は首だけが残った弟分を背負い込み、(64)見張り役、(65)金庫番、(66)火付け役、(67)兄貴分(68) (69=(64〜68))だった亡者どもを(70≠69)次々と喰らい、肥えながら、うえへうえへと昇っていった。
 (71)犍陀多はというと。(72)一向にうえにあがる気配がない。(73)当たり前である。(74)地獄から極楽へは何億萬里とあるのだ。 (75)化け蜘蛛はさらに極悪人どもの腕や脚や頸や心臓を喰い骨や髄から染みだす慾を吸いながら昇りつめ、(76)とうとう犍陀多に襲いかかる。(77)てめぇ!この銀糸を誰のだと思って…(78)オリヤガレ!(79)その刹那(80)銀糸は…、(81)切れた。
 (82)針山の門前で腰をおろしいっぷくしていた頭目。(83)ぼんやり昼飯のことを考えていると、(84)無明のなかから、(85)どしん。
 (86)またか(87)…、
 (88)化け蜘蛛と犍陀多が、奈落のそこに生える曲がった針山の、その根元まで抱き合ったまま貫かれていた。
 (90)頭目はうな垂れた。(91)また釈迦にしてやられたのだ。
 (92)今宵も、(93)頭目の臓物から輪廻じみた抗いがたい忿怒が湧きあがってくる。(94)腐れ外道が!(95)が押し殺す。(96)今度は億里眼をひらくため深い瞑想に入った。(97)奈落に落ちた犍陀多を看取した釈迦。(98)ゆっくり腰をあげる。(99)一見もの悲しそうに見える(100)釈迦の背である。(101)だが散歩の合間に(102)罪人の慾を(102)弄ぶその浅ましさを、(103)頭目は、(102)睨めた。
 (104)蓮池の蓮だけは、(105)頓着せず(106)豊穣な香りで(107)極楽の午を(108)告げていた。





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