【主役募集】大学卒業制作作品「放浪する神々」70代女性/10代女性役者 9/21切り 　

ご覧にいただき、ありがとうございます。

短編映画「放浪する神々」のプロデューサーのウェンディと申します。
この度は、本作品に出演していただく役者を応募させていただきたいと思います。


本作品は、日本大学芸術学部大学院研究科の卒業制作になっております。スタッフは日本大学芸術学部大学院在籍の学生、東京藝術大学映像研究科在学生、業界で豊富な経験を持つ方々で構成されております。制作完了後、日本および海外の映画祭に出品する予定もあります。
ご参加いただける方は下記内容をお読みの上、是非ご連絡下さい。


■あらすじ：
病を抱え、魂の安らぎを求めて浄土へ向かおうとする・和子は、空き家と勘違いして住みついた流浪の少女・美咲と出会う。二人は、和子の魂が無事に彼岸へ辿り着けるよう後事を整え、長年供養してきたが失われた仏像を探す旅に出る。疑念や信仰の対立を経て、やがて信頼と友情を育む二人だったが、仏像の真の行方が明らかになったとき、関係は大きく揺らぎ、信仰と現実の狭間で和子は究極の選択を迫られる。和子は新たな選択を迫られる。脆く揺らぐ感情を守るために真実を隠すのか、それとも信仰の崩壊と向き合い、自らの救済の可能性を探るのか――。


■監督から：
これは現実世界に「神跡」が顕れる物語です。
二人の孤独な人間が、すでに去ってしまった神をこの世で探す旅に出ます。
彼女たちは互いに癒やし合い、その存在を通して、自分が失ってしまった信仰や優しさを映し出していきます。
私の創作動機は、幼少期に『千と千尋の神隠し』を観て、神や妖怪、そして日本の神道的観念に初めて触れた体験に由来します。それが私の人生における母題の出発点となりました。「失われた神」とは、私にとって常に信仰や意味、庇護への渇望を象徴しています。
罪や搾取、欺瞞に満ちた大人の世界では、神はすでに姿を消しています。宗教や信仰は現実の前で徐々に力を失い――魂の帰る浄土も、広告に映るイメージにすぎない。仏像は売買される商品となり、信仰の神聖さは虚ろな約束へと変わってしまいました。
それでも、最も暗い時の中には、なお微かな光が存在します。それは、さまよい続ける二つの魂が、流浪する神の痕跡を探し求めているからです。
この旅の中で、浄土の意味はひそやかに変化していきます。それは次第に神の領域から「人」との関わりの中へと移ろっていくのです。



■応募要項
主役（2名）


西川和子（76歳）

浄土宗を信仰する年寄りの女性。短い髪で、長い病により顔色は青白く、体はやせ細り、動作は緩慢。目は柔らかく、表情は慈愛に満ちている。
常に「戒律」を守り、五戒（不殺生・不偸盗・不妄語・不邪淫・不飲酒）を遵守すれば仏に受け入れられ、魂は浄土へと導かれると信じている。東京で働く息子とは疎遠で、長年孤独な生活を送ってきた。死を恐れることはなく、むしろ意味ある帰り着く場所を渇望している。長らく心不全を患い、久しく戻っていなかった旧家へ帰り、浄土を探す精神的な旅を始める。


美咲（17歳）

流浪の少女。長く放浪生活を送ったため体は痩せ細り、華奢でやや骨ばっている。顔立ちにはどこか頑固さがあり、髪の長さは特に限定せず、肌の色は自然で、あまり白すぎない方がよい。
幼少期に母親に捨てられ、祖母に育てられるが、その祖母も亡くなり、以後は街をさまよう生活を送る。宗教に対しては否定的であり、時に嫌悪すら抱いている。彼女の目に映る大人の世界は嘘と搾取に満ちており、社会の規則や大人になることへの不安に直面し、自分も「そんな大人」になるのではないかと恐れている。和子との旅を通して温もりを感じるようになり、信仰や人との関わり、そして未来に対する姿勢を見つめ直していく。


■監督プロフィール：
张庭郡（チョ ウテイクン）
2021年　魯迅美術学院 視覚伝達デザイン専攻 卒業。
現在、日本大学芸術学部・大学院芸術学研究科映画学科に在籍し、松島哲也教授に師事。
空鏡における感情表現についての映像表現を研究しています。


■ 摄影概要
撮影日程：10月20日～25日（中の4〜5日を想定しております）
撮影場所：東京あたり/三浦市/取手市
完成予定尺：30分以内
完成予定日：2025年12月
※事前に本読み/リハーサル日を予定しております。
※本読み日、撮影日も含め、スケジュールは柔軟に調整可能です。


■ 谢礼
出演料金：10,000/日 　
※リハーサル/本読み日/撮影時にかかる交通費と食費をこちらで負担させていただきます。


■応募方法
メール件名：
「」出演希望
以下を明記・添付の上、下記メールアドレスへご連絡ください。

——agneswendiforfilm@gmail.com——

【必要事項】

1. 氏名

2. 年齢／身長／体重

3. 全身写真

4. プロフィール（PDFまたはSNSアカウント等）

6. 最寄駅

7. 連絡先（メールアドレス）
8. 所属事務所（ある場合のみ）

9.演技経験、出演歴等（なくても大丈夫です）



■選考方法
一次選考：書類選考。メールでお送りいただいた書類をもとに選考を行います。
二次選考：動画課題。シナリオの一部を演じていただいて、それを録画して選考を行います。
三次選考：お芝居確認。また、監督と具体的な撮影内容とスケジュールに関して話させていただきます。
※オーディション時間は約30分を予定しております。


■応募締め切り
2025年9月21日（土）24:00まで。
オーディションなどについては、メールでご連絡させていただきます。



最後までご覧にいただき、ありがとうございました。
ご一緒に作品を創り上げていただける方のご応募をお待ちしております。

【ハラスメント防止対策ポリシー】
本作品の制作にあたり、出演者およびスタッフ全員が安心して参加できる現場づくりを目指しております。
性的、身体的、精神的ないかなるハラスメント、暴言や恫喝などの威圧的な言動、また差別的な態度を一切許容いたしません。
スタッフには外国出身の方も多くいらっしゃいますが、スタッフ全員は日本で長年生活しており、コミュニケーションに関するご心配は不要です。お互いを尊重し、良い関係を築いていきましょう。
身体的な接触を伴う演技が必要な場合には、事前に内容を丁寧にご説明し、ご本人の同意を得たうえで行います。
撮影現場で何か不安なことがありましたら、気軽くにプロデューサーに声をかけてください。