【映画美学校】短編オムニバス 合同キャスト募集【急募！】

【映画美学校 短編オムニバス 合同キャスト募集のお知らせ】

この度、映画美学校フィクション・コース初等科第22期の「短編をつくる2」の課題において短編映画を製作しており、複数の役者を募集しております。「短編をつくる2」は映画美学校の実習課題において、2つ目ないし3つ目の短編にあたり、講師の映画監督とのスタッフの実習を終えて1本目の自主作品となります。

今回複数名の学生が集まって合同でキャスト・オーディションを行いたいと思います。実習作品の位置付けのため7分とかなり短い作品ではありますが、10分程度に編集して国内のショートショートの映画祭に応募する可能性があります。

①『オレンジ』（監督: 赤地慶紀 完成予定尺: 7分）
◯ あらすじ: ゲイカップルの悟(22)と徹(27)は両親への紹介の前にお互いギクシャクした関係になっていた。悟はアルバイト先の八百屋で働く後輩の由紀子(20)から恋心を寄せられていた。由紀子との初めてのデートでオレンジを渡され告白をされる悟。由紀子の姿をみて、悟は徹との冷めた関係を顧みて、徹と一度距離を置くことを決める。
◯募集キャスト:
真鍋 悟(22)：八百屋のバイト
竹中 由紀子(20):悟のバイト先の同僚
坂本 徹(27):悟の恋人
◯監督コメント：
　恋愛映画を中心に作品を作っています。LGBTなど社会的なメッセージのある映画というよりは、観た人の記憶に残るような恋愛映画をつくることを心掛けています。登場人物の距離感(関係性)を大切に作品を作っており、役者の視線や細かい動き、フレームの構図や照明設計から伝わる関係の暗示などを考えて演出しています。今回の課題作品を経て、修了制作は東京国際レズビアン&ゲイ映画祭や田辺・弁慶映画祭での入賞を目指しています。
◯好きな映画：四月物語（岩井俊二監督）、エム・バタフライ（ディビット・クローネンバーグ監督）、バッファロー’66（ヴィンセント・ギャロ監督）

②『宇宙のおはなし』(監督: 稲生 遼 完成予定尺: 7分)
◯あらすじ: 小型飛行ポッドでひとり木星へ発射した田中。目指すは超危険を伴う木星でのエネルギー埋蔵量調査。地球の管制塔と交信を続けながら、宇宙空間を木星へと進む。約3年の航海期間、広大かつ静かな宇宙空間での暮らしを地球でのそれよりも好むようになる田中。しかし、 管制塔との定時交信、出資企業からの要望、メディア取材、家族の問題などが刻々と通信され、辟易。
ある日、通信異常とも思える謎の交信が入る。原因を考えるが判明せず。大事とも思えないので放っておくも、謎の交信について、ひとつの仮説が徐々に田中の思考を占めていく。数年前に自ら地球との交信を断ち、消息が不明になった火星調査員戸村からの発信をキャッチしたのではないかというアイデア。戸村の行動の真意はわからないが、田中も彼のように地球との関係を断ち、宇宙空間を漂うことを決める。
◯募集キャスト:
　田中ゆうき(35)宇宙空間飛行士、男女問わず
　田中けい(35)山田のパートナー、男女問わず
　山田(25)出資企業の担当社員、男性
　鈴木(20代)管制塔員、女性
◯監督コメント:
　芝居場は小さな宇宙船のコックピットのワンシチュエーションです。主人公以外は、小さな画面内での出演になります。関わる人、観た人、僕、みんなが幸せになる映画をつくりたいとおもっています。
◯好きな映画:ニューシネマパラダイス(ジュゼッペ・トルナトーレ監督)、グッバイ、レーニン！(ヴォルフガング・ベッカー監督)、そうして私たちはプールに金魚を、(長久允監督)


③『エターナル』（監督: 東野奈緒 完成予定尺: 6分）
◯あらすじ：ガンを治療できる代わりに脳が委縮しゾンビのようになってしまう薬「エターナル」。エターナルの使用が常識となった世界、橋本麻衣(28)はエターナルの使用に嫌悪感を抱いていた。病気療養中の父親をお見舞いしに帰省した麻衣は、父親がエターナルを飲もうとしていることを知る。
◯募集キャスト
橋本美由紀(63)：麻衣の母親
橋本勇夫(65)：麻衣の父親。自宅で病気療養中
◯監督コメント：会話劇を通して、葛藤を抱えた家族を描きたいです。今回募集するのは、仕事で忙しい娘に構ってもらえなくなった主人公の両親です。撮影シーンとしては全編屋内になる予定です。よろしくお願いします。
◯好きな映画：キツツキと雨（沖田修一監督）、センチメンタル・アドベンチャー（クリント・イーストウッド監督）、君とひととき（エルンスト・ルビッチ監督）

④『日常』（監督: 梅澤舞佳 完成予定尺: 7分）
◯ あらすじ: ある冬の日の朝、凛(18)はラブホテルから男物の財布を持って飛び出してきた。朝食は自販機のコーンポタージュ、ホームレスの空のワンカップに小銭を入れる、それが凛の日常。
　※屋外での下着（お尻隠れるくらいのキャミソール）シーンが少しあります
◯募集キャスト:
凛(18):女子高生
◯監督コメント：今回の短編2、そして次回課題の短編3、最終課題の修了制作と三本の短編を通して凛という人間を描いていきたいと思っています。なので今回の短編のみでなく、2019年春から秋に制作する別課題の短編にも同じ役で出演していただける方を募集しています。1本目となる今作では凛の知覚する世界と、彼女の“日常”に流れている大きな渦のようなものを描きたいです。凛の感じている痛みのようなものを、直接的な表現ではなく彼女の表情や一つ一つの動き方で伝えたいと思っています。理屈ではなく痛みを持って、懸命に生きる凛という存在を観ている人に感じて欲しいです。
◯好きな映画：ファニーゲーム（ミヒャエル・ハネケ監督）、たかが世界の終わり（グザヴィエ・ドラン監督）、ヒミズ（園子温監督）、リアリティのダンス（アレハンドロ・ホドロフスキー監督）

⑤『けんもほろろ。』(監督 : 望月 建吾 完成予定尺 : 7分)
◯あらすじ : ゲイの男子大学生、ユウキ(20)は自分がゲイであることを誰にも打ち明けることができないでいる。彼には中学からの親友、サクラ(19)がいる。仲のよかった二人だったが、大学に入ると同じ学科の女子大生ユキ(20)がサクラと仲良くなろうと近づいてくる。次第にユキと一緒にいる時間が増えていくサクラ。ユウキは自分の親友がユキに取られるという恐怖からユキに対して嫉妬の感情が芽生える。異常なまでのその執着心によって周囲の人間からサクラとの関係が男女のものだと怪しまれるようになる。
◯募集キャスト
・ユウキ(20):大学生。
・サクラ(19):大学生。ユウキの親友
・ユキ(20):女子大学生。
◯監督コメント
人物の繊細な感情の変化を描きたいと思っています。見た後に自然と上を見たくなるような映画を作りたいです。
◯好きな映画
東京物語(小津安二郎監督)、ウォールフラワー(スティーブン・チョボスキー監督)、マイルーム(ジェリー・ザックス監督)、フランシス・ハ(ノア・バームバック)

※募集キャストの応募者の実年齢は問いません。

"オーディション概要
書類選考の上、合同オーディションを行います。
〈日時〉 1月12日(土)〜1月14日(月)　
〈場所〉吉祥寺南町コミュニティセンターを予定

"撮影概要
〈撮影場所〉関東近郊
〈撮影日〉
①2019年1月26日(土)終日
②2019年2月3日(日)終日（衣装合わせは応相談）
③2019年1月19日(土)終日
④2019年1月23日(水)日中〜1月24日(木)日中
（23日で撮りきる可能性もあります。2019年春から秋にかけてのどこかで、同じ役で別課題の短編出演をお願いする予定です。そちらの日程は未定ですが出来る限りキャストの方のご都合に合わせます）
⑤2019年1月27日（日）1月29日（火）
〈準備予定〉
合格者の方は、
　　１月14日（祝）17:30〜21:00
　　もしくは監督指定のどこか一日で衣裳合わせとリハーサルを行う予定（日程は応相談）
〈待遇〉撮影日の交通費・食費。
　　　出演料は、出演時間に応じて‭1000〜3000‬円程度／日を想定していますが応相談

〈応募方法〉
メール宛先:f22audition@gmail.com
下記の項目をご記入の上、上記アドレスまでご連絡ください。


・件名 『キャスト応募』
・添付ファイル
1. 顔写真
2. 全体写真 ※プロフィールをお持ちの方はそちらも添えていただけると幸いです。

・本文
1. 希望する作品番号とキャスト番号・役名(複数可)
2. 氏名(ふりがな)
3. 年齢
4. 身長、靴のサイズ
5. 演技経験の有無
6. 経歴・芸歴・自己PR
7. 最寄り駅
8. 連絡先(メールアドレス・電話番号)
9. アレルギーの有無
10.オーディションで参加できない日時
11.所属事務所（あれば）

〈応募締め切り〉
2019年1月10日(木)

ご不明な点がございましたらお気軽にお尋ねください。 スタッフ一同、心よりご応募お待ちしております。

映画美学校 フィクション・コース第22期初等科 担当:梅澤

【映画美学校とは】
アテネ・フランセ文化センター、渋谷ユーロスペースとの共同プロジェクトでスタートした映画美学校は、2000年に特定非営利活動法人（NPO）に認証、映画制作現場の第一線で活躍する若い作り手を多く輩出し、また、カンヌ映画祭シネフォンダシオン部門をはじめ、海外の映画祭に多数招待される等国際的にも注目を集めてきました。修了生には清水崇（「呪怨」「呪怨2」等）、古澤健（「今日、恋をはじめます」等）、深田晃司（「淵に立つ」等）、横浜聡子（「ウルトラミラクルラブストーリー」等）、三宅唱（「きみの鳥はうたえる」等）をはじめ、現在映画界で活躍中の多くの映画監督や映画制作スタッフを輩出しています。
ホームページ‭http://eigabigakkou.com/‬