映画『田園』衣装・メイク・美術　募集

はじめまして。
私、多摩美術大学で映画製作を学んでいる水谷と申します。
卒業制作で作成する映画『田園』のスタッフを募集しております。

■■■募集■■■
衣装…スタイリング・着付けをして頂ける方を探しております。

物語の設定は1932年冬の北関東に住む豪農一家の物語です。
時代物、主人公の家の設定が裕福という事もあり
設定上、素人の私どもがスタイリング・着付けをするというのが少々真実みが欠けるという事もございまして、ご協力頂ければ、幸いです。

着物はいくつかご用意している物の中から。相談し合って追加で用意する
物を、検討させて頂く形になる思います。

・美術…現在三名で、チームを組んでそれぞれ担当を決めて
　　　　動いております。
　　　　追加募集となります。

・メイク

■撮影スケジュール
10月30日夜〜11月5日昼　栃木県大平町にてロケ
10月8日夜〜12日昼　栃木県大平町にてロケ


この作品は、卒業制作として出発する作品ですが、
学生映画、自主映画という枠にはまらない、一つの映画として素晴しいものにしたいと思っております。
少しでもこの作品に興味を持って頂いた方、どうぞよろしくお願いします。

ご質問等ございましたら、
お手数ですが以下の連絡先かメッセージにて、ご連絡下さい。
kiyokatasan@yahoo.co.jp

こちらから改めて詳細をお送りします。
熱意のある方であれば、制作経験は問いません。

学生の自主制作ということもあり申し訳ございませんがギャラは
お支払いする事が出来ませんが、よろしくお願い致します。





▼以下は映画の内容です

【タイトル】『田園』
【監督】水谷江里
【尺】　　　１２０分 　DV作品
【あらすじ】
幼い頃別れた父
娘の記憶に残る父は決して語らず、見果てぬ風景を描き続けた姿だけ
やがて娘は成長し作家になる
そして作家はようやく書き上げた原稿を手に旅にでる
ひょんな事から旅を共にすることになった担当編集者に真の目的を告げないまま

1932年
少年は母とともに父の祖国に降り立った
程なく外交官である父は母子に「言葉は皆が教えてくれる」と言い残して旅立つ
異邦人である母とその血を受け継ぐ少年は周囲の奇異の目にさらされながら言葉を覚えてゆく
しかし恐慌の余波が残る農村部で、周囲は疲弊し、戦火の香りが漂い始める
次第に迫害され始める母子
母はやがて言葉を覚える事を止め、口を閉ざす様になる
そんな母と裏腹に少年は母の国の言葉を捨て
迫害を逃れる為に母をも見捨てる

物語りはやがて作家の記憶と混じり合い
父が決して語らなかった過去へと繋がってゆく

「言葉は皆がおしえてくれる」そう言い残し、旅立った父

「この花の名を決して忘れないで」そう言って息子に自ら名付けた
　　　　　　　　名を捨てさせ、この日を境に口をつぐんだ母

「ただ、触れるだけで幸福だと感じることがある」
　　決して語らず、触れようとさえしなかった老人が、娘に残した唯一の言葉

「言葉はやがて忘れ去られる」
　　　　　決して言葉を信じない作家が書き上げた物語りとは？

それぞれの人物が残した《言葉》を通じて《言葉》とは人間にとって何なのか？

そう問いかけると同時に《言葉》を通して人間の本質を描き出す



＊写真は夏に撮影した、この映画の撮影風景・撮影済みの画像になります

募集〆切：10月24日