※応募終了しました※ラジオドラマ2話／女声域2名募集（20~30代役）4/27〆切【ポッドキャスト配信番組】

初めまして、本番組の脚本執筆と制作を行なっている村楓午と申します。

これまで自主制作で37話の短編ラジオドラマをSpotifyや各種ポッドキャストにて配信してきました。
二人芝居の会話劇を軸としてそれぞれ10~20分前後の尺となっており、ここ数年断続的に制作を続けています。
主に音楽ストリーミングサービスのSpotifyで聴かれており、現在フィクションのカテゴリで上から29番目の位置にいます。国内のApple Podcastのチャートでもドラマ部門で今年4/4に15位にランクインし、Amazon Musicでは4/20に23位を記録しています。このジャンルにおける母数が少ないのと推移が激しいのでデータとしては不安定ですが、少しずつ聴いてくださる方が増えているのが番組の状況となっております。
（出典：Spotify、https://podcastranking.jp/、Amazon Music）

今回はそのラジオドラマシリーズの新作の出演者募集をさせて頂きます。

制作は専門ではなく、収録環境や編集のクオリティも少しずつ上げていっている形になりますので、その点はあらかじめご了承ください。
具体的な番組の雰囲気に関しては実際に配信しているラジオドラマのリンクを貼っておきますので、ご一聴頂ければと思います（今回からマイクなどの機材が大幅に変わるので音質等はかなり良くなります）。
・Spotify
https://open.spotify.com/episode/0EfYlyRvWr6cNcFLC5D4Hk?si=55e62239f45f484f
・AppleやAmazonなど他主要ポッドキャスト各所
https://linktr.ee/eclairism（お好きなプラットフォームに飛べます）


※メイン画像は①話の初稿台本の一部抜粋です。枕を一人で買いに行けない女性が交番を訪れている場面です。雰囲気のご参考までに。


【企画概要】
ラジオドラマシリーズ第１０回目の収録となります。

このシリーズではフェミニズムを基盤に、現実からこぼれるような会話を中心に様々なシチュエーションを二人芝居の会話劇で描いています。

基本的には少し変わった人と気まずいシーンが多いのが特徴です。

今回の女声と女声による2話は、特に些細なアイデアを軸に据えて書かれており、シリーズのらしさを今一度打ち出すような回になります。

どの話もほとんど喋りっぱなしで台詞量は多くなりますが、音声作品ゆえ収録時は台本を見ながら演じられるのでセリフを覚える必要はありません。収録も稽古と合わせて２日で録る予定なので気軽にご応募ください。

以下、各話あらすじと初稿台本全文のリンクです。
（リンクを開くにはGoogleアカウントのログインが必要になる場合があります。台本全文にアクセスできないなどの問題が起こった場合はメールにてお問い合わせください。また、第三者との共有や転載、スクリーンショットなどは決してしないようお願い致します。）


◯各話（計50~60分の尺を想定）

①『穢れなきピロートーク』
…羞恥心が強く、頼れる人が誰もいない女性が交番に訪れ、一緒に枕を買いに行ってほしいと頼みにくる。居合わせた配属初日の巡査はあまりに切実な彼女に押し切られ、非番の日に付き合ってしまう羽目になるが、またこの巡査も自身のセクシュアリティを背景に地元から逃げてきた経緯があり、奇しくも周りに頼れる者が誰もいない二人が邂逅する。

②『Snake Gone 2 Far』
…イタリアのマフィアのボスが出所する。帰宅時の車内で知らないやつの話を聴きたい、というボスの要望を受け、シスコンで末端の新入りと幹部が二人で出迎えに行く。しかし、話し役の新入りは肝心の話を飛ばしてしまいパニックになった挙句、訳のわからない妄想話でその場を乗り切り、幹部にその責を問い詰められることになる。

※収録は世田谷区三軒茶屋近郊で行います。

【募集メインキャスト（各話配役未定）】

・女声域の方2名（役柄の年齢：20代から30代まで）

２話ともに配役未定のまま募集した上で、出演者確定後にバランスを見て各話配役するので、応募時に演じて頂く審査台本の役と実際にお願いする役は異なる場合があります。

※ラジオドラマなので演じる方の実年齢はあまり影響しません。声色のみで判断させて頂きます。

【日程・スケジュール】
・稽古・リハーサル・収録日（合計で２日間）
…下記候補日の中から出演者の都合が折り合う２日に絞って決定します。また、予備日は収録が伸びた、体調不良などで出来なくなってしまったなどの際に備えスケジュールを取らせて頂ければと思います。

2024年
①6月3日（月）12:30-21:30予定
②6月4日（火）9:30-16:30予定
③6月5日（水）9:30-19:00予定

予備日6/12（水）終日現場確保

（現場自体は前倒しになったり、収録が押した場合は上記よりも長引く可能性もあるので、スケジュールは基本的に終日確保でお願い致します。）

・打ち合わせ兼読み合わせ（リモート@Zoom）
…5月下旬のどこか、数時間。出演者のスケジュールに合わせ別途日程調整します。
改めて企画や契約などについて詳しく説明させて頂き、その後各話のガイドや軽い読み合わせをします。リモートだとラグなどもあるのでここでは役の方向性や各話の大枠だけ共有し、あとは現場で本読みを行って稽古を重ねて詰めていき、微調整をしながら実際の収録に臨みます。

・配信日程
…2024年6月末を予定しています。詳しい日取りなどは打ち合わせでまたお伝えします。

【収録場所・環境】
場所：東京都世田谷区の音楽施設
（三軒茶屋近辺です。詳しくは打ち合わせでお伝えします。）

環境：防音の部屋にコンデンサーマイク2本を横に並べ、演者がそれぞれ構えて録音する形で収録します。台本は手元で見ながら行えます。基本的に順録りし、割ったシーン毎にテイクを重ねてオッケーが出たら次へ、という風に進めていきます。

【出演報酬】
12000円前後予定（税込）
※台本印刷費と交通費別途支払い、軽食あり

（こちらは初稿から算出した出演料になっています。本シリーズ規定フォーマットの台本のページ数に単価を割り振って計算する関係で、最終的な決定稿の枚数によって増減する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。）

契約書を電子契約で締結、収録後に請求書をPDFデータでやり取りし、出演日の翌月末までに銀行振込み致します。
（また、著作隣接権は依頼者に帰属し、もし今後収益が出た際の追加報酬もお渡しできない、という内容での契約となります。諸々費用面では努力が及ばず申し訳ありません。）

【応募条件】
①成人しており、演技経験がある方。上限の年齢制限はありません。
（フリー・事務所所属問わず。事務所所属の方は外部案件の了承が得られる場合に限ります。）

②東京都内または関東圏在住であること
（予算が少ないため遠方からの交通費には対応できません。現場から距離のある関東圏の方は書類を送ってもらい最寄駅から判断させて頂きます。）

上記二点です。
ただし、会話劇ということもあり、自然に台詞が言える方が好ましいです。
あとは応募資格を阻むものではありませんが、事前に台本がある上で、複数の役をこなす必要があり、それらのいずれも２０代〜３０代の役柄で書いているので、その年齢層の声色に聴こえるかどうかは判断基準として重要な要素になっています。

【選考方法】
まず書類審査と音声審査を行います。それから最終候補数名まで絞ったあと、通過者には別途リモートで読み合わせの審査をさせて頂き、実際に演出等のやり取りをして対応力や役柄の幅を確認し、最終的な合否を出す形となります。

手順としては、書類（メール）を送って頂いた方にこちらから演じてほしい台詞（各話初稿台本からの一部抜粋）のデータを送るので、それを演じて音声収録したものを送ってください。
※ボイスメモなどのデータを送る形です。メール添付で容量オーバーなどが起こる場合はファイル転送サイトなどをご利用ください。何かわからないことがあれば聞いてください。

応募条件が満たされていれば書類段階でお断りすることはありませんし、音声がまずもって選考基準となります。
また、応募に対しては必ず返信致しますのでお気軽にご連絡ください。合否に関わらず、音声審査の結果は判断の理由も簡単に記載して返信させて頂きます。応募総数や審査の経緯まで出来るだけ詳細にお伝えできるよう心がけます。

【締め切り】
2024年4月20日〜4月27日(23:59)まで

上記書類審査後の音声提出の締め切りは4月29日（午前11:59）までです。音声審査通過者にはこちらからリモート最終審査のアポイントのご連絡をさせて頂きます。
注意点として書類から音声の提出までに間隔がほとんど空きませんので、応募後すぐに音声提出できる時間が確保できるかどうか、あらかじめ念頭に入れておいてください。
音声審査の審査結果は5月頭までにお伝えを予定しています。

【応募方法】
件名に『エクレア　出演者募集』と題して、
kazari.sonagi@gmail.com 
までご連絡ください。

◯必須記載事項（書類審査）

①お名前（活動名）：
②最寄駅（複数ある場合は全て）：
③稽古リハ・収録候補日の終日参加可否：
例…6/3 × 6/4 ◯ 6/5◯ 予備日◯や、6/3 ◯ 6/4 × 6/5△（17時まで可）予備日×など
④出演・活動歴（あれば）：
⑤出身地・経歴（簡単で構いません）：

【最後に】
とてもミニマムな自主制作なのでご迷惑をおかけすることが多いのですが、共に会話劇を通して楽しい時間に出来れば幸いです。
現場では時間に余裕があればその場で1、2枚程度のミニラジオドラマをお渡しし、合意の上で即興の収録をすることがありますが、その際は出演料を追加でお支払いさせて頂きます。
もしも脚本内に受け入れ難い価値観や思想信条、誤った理解や情報が含まれていると感じられた場合は改善または変更をさせて頂きますし、収録においても意見を交わして頂けると有り難いです。

そして今回残念ながらイメージに合わなかった場合でも、魅力を感じた方にはまた別途機会にご連絡しオファーをさせて頂くことがありますので、どうぞ音声審査では自由に、思うように演じてみてください。
今回スケジュールが合わない方も、音声の提出さえして頂ければ今後のシリーズ参加の線で検討させて頂きます。

加えて、何か気になることがある方もメールにて気軽にお問い合わせください（kazari.sonagi@gmail.com )。

それでは、諸々どうぞよろしくお願い致します。


【作者プロフィール】
村楓午（むら ふうご）

1997年生まれ、東京都出身。シスジェンダー男性。
2019年、第36回シナリオＳ１グランプリにて『綯い交ぜ』（村佐木楓午名義）で奨励賞受賞。

【ハラスメント防止対策ポリシー】
ハラスメントというものは意図的に行われている場合、それはもはや疑う余地のないものですし、私も意図的に誰かを傷つけたり怖がらせたりすることは決して致しません。
しかし、問題なのは意図的でない場合や無知、無自覚から来るハラスメントや加害、差別です。私自身、日々学ぶフェミニストとして出来る限り制作現場において他者に配慮し、誰もが不安や恐怖を抱かないように振る舞い、そうした環境を作るつもりですが、一方で何度もテイクを重ねたりすることで現場の空気が難しくなることもありますし、私が演出の意図を上手に伝えられずに不快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。加えて私は決して明るい性格とは言えませんので、他者に緊張感を与えることも大いにあると自覚しています。

また、本作品の制作現場は出演者２名と、制作・演出を一人で担当している私、村楓午のみという非常に人数が限られた環境となっています。もちろんラジオドラマなので身体的な接触はありませんし、演じて頂く内容も現場で台本を変更することは稀で、あったとしても言い回しの部分で語尾を変えたりだとか、前後の文脈を考慮してセリフを差し引きするくらいです。事前に合意形成が行われていないのは、その場で追加収録することがあるミニラジオドラマの内容についてのみとなりますが、そちらは台本リストをお渡しし、その中から出演者自らが希望する台本を選んでもらった上で収録するので、概ね出演者の意思を尊重できると判断しています。

ただし、そうした中でも私が現場において権力を持っていることには変わりがありません。キャスティングをするのも私ですし、現場で演出をするのも私ですし、報酬を支払うのも私です。出演者がたとえ怒鳴られたり暴力を振るわれたりしなくても、そこには不均衡なパワーバランスがあり、私が穏やかな口調で演出をしてもそれが出演者にとっては強制的だと感じることもきっとあると思います。そして私がどれだけ配慮しても、不意に他者に対して不快な感情を見せてしまうことは人間として起こり得ます。普通であればそういった時のために相談したり、間に入れる人物が制作現場には別でいるべきで必要だと思いますが、ミニマムな予算下で制作しているためトラブルが起こった際には私が対応するしかありません。しかしそのトラブルは出演者二人の問題でない限り、必然的に私と出演者との間に起こっていることなので私はその相談役にはなれませんし、同じ空間にいるもう一人の出演者は仲介する第三者としてはあまりにも立場が難しいと思います。

つまり何が言いたいかというと、私は私自身に出来る限りの配慮を持って現場で振る舞う努力をしますが、制作現場には構造的な欠陥があり、出演者にとって十全な環境を整えることは不可能だということです。
大変申し訳ありませんが、これらのことについてせめても自覚的になり、さらにどれだけ気を配ったとしても問題は常に起こし得るということもまた認識した上で、私はハラスメントを防ぐために自分自身で全力を尽くします。このポリシーが限りなく真実に近付くよう、誠実に善処します。
至らないことばかりで不甲斐ないのですが、どうかよろしくお願い致します。