映画美学校 実習作品 キャスト募集のお知らせ

この度フィクション・コース第22期初等科の「撮影実習2」というカリキュラムにおいて短編映画を制作するにあたり、協力者としてご参加頂ける方を募集しております。「撮影実習2」は講師から提示されたシナリオを撮影、編集するという実習です。


●概要
この作品は授業の一環として製作しています。映画美学校フィクション・コース第22期初等科生が主体となり、準備・撮影・編集を行います。

◯ タイトル:『未定』
◯ 監督: 大西諒（映画美学校フィクション・コース第22期初等科生）
◯ 完成予定尺: 10分程度
◯ 上映予定: 2019/3/27（水）学内にて完成作品の上映後、本校の講師である万田邦敏講師(映画監督/『接吻』2008 年)、大工原正樹講師(映画監督 /『姉ちゃん、ホトホトさまの蟲を使う』2010年)、池田千尋講師（映画監督/『東南角部屋二階の女』2008年）、山田達也さん（撮影/『霊的ボリシェビキ』2018年）から講評があります。

●あらすじ
ナオ（23）は高校時代の担任教師だった百子（30）と同棲をしている。ある日ナオが帰宅すると百子の口元にはアザが。どうしたのかと問うと百子はヒステリックに雑誌のページを引き裂きながら「篠崎にレイプされた」と答える。それを聞いたナオは百子を殴ってしまう。その晩、ナオは篠崎（23）の部屋を訪ねる。「お前のせいで百子はおかしくなった」と言うナオに篠崎は「ずっと前から、お前が殴りはじめた頃から百子さんはおかしかった」と返す。自分のDVは認めず篠崎を責め立てるナオ。口論の末篠崎はカッターナイフの刃でナオを刺してしまう。数日後、篠崎のアパートの前には手首に巻いた包帯にキスをし、上機嫌に百子は歩き去る。

●募集キャスト
①ナオ（男・23)［主人公・アルバイター]
②百子（女・30）[主人公の恋人]
③篠崎（男・23）[主人公の友人]
※応募者の実年齢は問いません。

●監督コメント
今回の短編では、身体的・性的暴力を振る・振られるシーンを描きます。（※性的暴力のシーンは映像にはなりません。）あくまでセリフ上に表されるまでです。暴力を振るう、という行為は耐え難い経験や、自分自身という存在が押しつぶされてしまう様なトラウマティックな経験を経てそこに至ってしまうものだと思ってます。他方、暴力を振るわれるというトラウマティックな経験は振るわれる人の人格を左右してしまう重みをもつものです。今回は暴力を振る・振られるシーンを切り取った短編ですが、この短編の中では、そのシーンに映るお芝居と美術で、「暴力を振るに至ってしまう根元と、振られることで人格を左右されるほどの影響が及んでしまうこと、を"実感出来てしまう"」痛みの伝わる映画・映像を取りたいと思っています。

●好きな映画：悪の法則、殺人の追憶、葛城事件

●撮影概要
〈撮影日〉
2019年2月16日（土）終日
2月17日（日）終日
〈撮影場所〉
千葉市周辺（現在調整中）
〈準備予定〉
2019年2月2日（土）
　　　 2月9日（土）
衣裳合わせ、リハーサルを行う予定です。（両日映画美学校内）
〈待遇〉
撮影日のみ交通費往復1000円（超える場合は応相談）
撮影日の食事はご用意させていただきます。
予算規模の関係上、大変申し訳ありませんが出演料はございません。ご了承ください。

●オーディション概要
書類選考の上、オーディションを行います。
※オーディションでの交通費等はでません。

〈日時〉
1月１２日(土) ９時３０分〜

〈場所〉
目黒区中目黒二丁目10番13号 中目黒スクエア　中目黒住区会議室

〈応募方法〉
メール宛先：f22_onishigumi@freeml.com
下記の項目をご記入の上、上記アドレスまでご連絡ください。

・件名
『キャスト応募』

・添付ファイル
1. 顔写真
2. 全体写真
※プロフィールをお持ちの方はそちらも添えていただけると幸いです。

・本文
1. 希望するキャスト番号・役名（複数可）
2. 氏名（ふりがな）
3. 年齢
4. 身長、靴のサイズ
5. 演技経験の有無
6. 経歴・芸歴・自己PR
7. 最寄り駅
8. 連絡先（メールアドレス・電話番号）
9. アレルギーの有無

〈応募締め切り〉
2019年1月１０日（木）

ご不明な点がございましたらお気軽にお尋ねください。
スタッフ一同、心よりご応募お待ちしております。



映画美学校
フィクション・コース第22期初等科
担当：（中田）

【映画美学校とは】
アテネ・フランセ文化センター、渋谷ユーロスペースとの共同プロジェクトでスタートした映画美学校は、2000年に特定非営利活動法人（NPO）に認証、映画制作現場の第一線で活躍する若い作り手を多く輩出し、また、カンヌ映画祭シネフォンダシオン部門をはじめ、海外の映画祭に多数招待される等国際的にも注目を集めてきました。修了生には清水崇（「呪怨」「呪怨2」等）、古澤健（「今日、恋をはじめます」等）、深田晃司（「淵に立つ」等）、横浜聡子（「ウルトラミラクルラブストーリー」等）、三宅唱（「きみの鳥はうたえる」等）をはじめ、現在映画界で活躍中の多くの映画監督や映画制作スタッフを輩出しています。
ホームページhttp://eigabigakkou.com/