武蔵野美術大学卒業制作『アネモネ』役者募集

武蔵野美術大学造形学部映像学科４年、武藤菜美と申します。
現在、卒業制作に取り組んでおり、このたびは、私の企画に参加していただける出演者の方を募集させていただきます。


◯タイトル　『アネモネ』

◯上映時間　約６０分

◯撮影期間　10月中旬〜11月中旬

◯撮影場所　都内近郊

◯あらすじ
詩織と陽子の姉妹は、陽子の専門学校入学をきっかけに、都内でふたり暮らしを始める。
優等生の姉・詩織に対して、自由奔放に振る舞う妹・陽子。詩織は陽子に対しイライラを募らせていた。
詩織は、自分のコンプレックスを詩織につつかれているような気がするのだった。
ある日、詩織は陽子が援助交際をしていることを知ってしまう。
詩織は、そのことを母にも言えず、陽子を守るのは自分しかいないと考え、陽子のふりをして援助交際相手の男に会いに行く。しかし、結局陽子に助けられる詩織。
その後、陽子は何日も部屋に引きこもってしまう。
ある日、詩織が帰宅すると、部屋に陽子の姿がない。詩織は近所を探しまわり、公園で子供と一緒にバスケットをする陽子の姿を見つける。


◯募集キャスト

・三上詩織　みかみしおり（22）
大学３年。
二人姉妹の長女。
北関東出身。
一浪後、大学へ進学する。
文学部に所属しており、本を読むことが好き。
いわゆる「まじめちゃん」だが、「まじめ」とひとに言われることを嫌がる。
小学生のころから勉強は得意で、周囲の人には素直な「優等生」。
頼まれると断れない性格で、よくアルバイトの時間を延長されてしまう。
彼氏いない暦＝年齢。
中学時代、男子に「ガリ勉」とからかわれ、今もずっとトラウマとして引きずっている。
妹の陽子のことを注意しつつ、うらやましく思っている部分もある。
妹を心配し、守ろうとする責任感の強さを持っている。
亮平に片思いをしている。


・三上陽子　みかみようこ（18）
専門学校１年。
詩織の妹。
ファッションの専門学校への入学をきっかけに、姉と一人暮らしを始める。
が、アルバイトや遊びなどでたいてい帰宅は深夜。
派手。ギャル。ミーハー。
高校２年生の頃までバリバリのバスケ少女だったが、病気がきっかけで部活をやめ、それ以来容姿が派手になり、遊び歩くようになる。
部活をやっていた中学時代は、キャプテンを務めたり、部活の推薦で高校へ行ったり、人望も実力もあった。
思ったことをすぐに口に出し、周囲を凍りつかせることがある。
自分の行動をいちいち注意してくる詩織を、疎ましく思っているが、姉として頼りにしているところもある。

※身長160センチ以上の方、バスケットボール経験者の方、出来れば髪を明るく染められる方にお願いしたいと考えています。


・三上和恵　みかみかずえ（50）
陽子と詩織の母。
姉の詩織にはいろいろ勉強させたりしつけたりしてきたが、妹の陽子にはあまり厳しく言わなかった。結果、詩織は「怒られそうなことは最初からしない」子になり、和恵は詩織に高校卒業以降はほぼ口出ししなくなった。
詩織のことは「あまり無茶はしない子」だと思っており、あまり心配はしていない。
陽子のことが心配で仕方ないので、一人暮らしをさせず詩織に頼んで二人で暮らすようにした。
ちょこちょこ携帯に電話をかけるが、陽子はほぼ出ないので、結局詩織と話すことになり、詩織に陽子について質問攻めすることになる。
あまり派手なものが好きではなく、服もシンプルなもので清潔感があれば十分、と考えている。普段着はいつもジーンズにTシャツやポロシャツ、トレーナーなど。スカートはほぼ履かない。アクセサリーも付けない。結婚指輪でさえ、「洗い物の邪魔になるから」と引き出しにしまいっぱなしでつけない。


・佐々木夏子　ささきなつこ（21）
詩織の大学の友人。詩織が大学に入り、初めて話した人物。
亮平と同じフットサルサークルに所属し、最近亮平と付き合い始めた。
亮平とは高校の同級生。
大学に入学したばかりのとき詩織をサークルに誘い、断られたことがある。
ボーイッシュな外見。サバサバ、さっぱりした性格に思われているが、実は繊細で、勘が鋭い。
詩織が亮平のことを好きだとに気づいている。亮平と付き合っていることをなんとなく詩織に言い出せず、大学の友人にあまり公表していない。
亮平が膝をいためていることを知っている。亮平が煙草を吸うことを嫌がっている。


・江藤亮平　えとうりょうへい（21）
詩織の大学の友人。
フットサルサークルに所属、小学校〜高校までサッカーをしていた。
夏子と付き合っている。
いわゆる「いいヤツ」
女友達男友達ともに多い。
高校の時膝をいためてしまい、それをきっかけに煙草に手をだす。
膝をいためていることは、高校のサッカー部の仲間以外には言っていない。
詩織が自分に気があることに気づいていない。
夏子とおそろいのピアスをしている。


・一樹　かずき
・浩二　こうじ
・良光　よしみつ
詩織の中学校の同級生。
サッカー部に所属。
クラスの女の子の話をしていたところを詩織に聞かれてしまう。
※中学生の役です。

・遠藤光男　えんどうみつお
陽子と援助交際をしている中年男性。ネットで出会い、陽子と会う約束をする。

・加藤良子　かとうりょうこ
詩織のアルバイト先のコンビニの店長の妻。中年女性。
遅刻・さぼりをよくするアルバイトたちに悩まされ、詩織によく頼る。




◯制作意図・ねらい
卒業制作として、「私小説」のような映画を撮りたいと考えています。
きょうだい、というのはとても不思議な関係だと思います。同じ遺伝子を持っていて、同じ環境で育ったにも関わらず、同じ人間にはなり得ません。とても仲の良いきょうだいもいれば、口すらきかないきょうだいもいます。違う人間なのに、姿や声、仕草などがどこか似ています。また、年齢が違うにも関わらず、まるで対等であるように接することができます。
外を走るバイクの音よりも、きょうだいが部屋でラーメンをすする音のほうが「うるさい」と感じることがあります。
きょうだいだからこそ、わかりあえるはずと思い、きょうだいだからこそ、わからないことがあります。
きょうだいだからこそ、うっとおしく思うことがあり、きょうだいだからこそ、守りたいと思います。

詩織・陽子、ふたりともに、コンプレックスがあり、それから逃れようとし、それと向き合おうとします。挫折、片思い、失恋、女性という性。そういったものを、このきょうだいを通して描いていきたいと考えています。





興味を持たれた方はぜひご応募下さい。

・募集の締め切りは9月10日までといたします。
・学生の自主制作映画のため、申し訳ございませんが出演料をお支払する事は出来ません。
・御食事代、交通費はこちらで負担させていただきます。
以上をご理解いただけた上で、応募していただける方は

1、氏名
2、性別
3、年齢
4、顔写真
5、連絡先
6、希望の役名

を明記の上、下記アドレスにご応募下さい。

どうぞよろしくお願いいたします。

*******************************************
武蔵野美術大学造形学部映像学科4年
武藤菜美
mail：2013sotsusei.shiori@gmail.com

*******************************************