京都芸術大学映画学科卒業制作「なるだけ愛しい夜にして。」主演キャスト募集！6/20締切！

【はじめに】
はじめまして！
京都芸術大学 映画学科 16期生 卒業制作 中久保組です。
この度は私たちの映画制作にご興味を持っていただき、ありがとうございます。

本プロジェクトは、私たちの4年間の集大成である、卒業制作であり、学生が自主的に企画・制作する学生映画です。
限られた環境の中ではありますが、だからこそ本気で、情熱を持って「心に残る映画」をつくろうとしています。

プロ・アマ問わず、作品づくりに一緒に向き合ってくださる方と出会えたら嬉しいです。
少しでも気になった方は、ぜひご応募ください！


【企画概要】
＜タイトル＞
「なるだけ愛しい夜にして。」

＜作品内容＞
愛し方を知らない不器用な2人が、寂しさやすれ違い、傷つけ合いを経て、成長していく物語。


＜あらすじ＞
深夜、自転車で帰宅中の大学生・涼介は、酔って倒れた女性・紗和とぶつかる。暴言を吐く彼女を仕方なく公園で介抱し、翌朝には上着と自転車ごと姿を消されてしまう。後日、学生証を手がかりに大学に現れた紗和は笑顔で現れる。

やがて2人は居酒屋で再会し距離を縮める。紗和はデリヘルで働いていることを告白し、涼介はそれを受け入れる。赤信号を渡ろうとする涼介に、「赤信号を渡る人は浮気者なんだって」と語る紗和は、彼の背中に飛び乗り笑う。以後、2人は公園で会って帰る日々を重ね、自然と惹かれ合っていく。

涼介は紗和の自由さや笑顔に魅力を感じ、心を許していく。一方で、バイト先の女性や人気者の由奈にも好意を抱き、紗和との関係を友人に隠し続ける。だが初デートの帰りにキスを交わし、関係は一歩深まる。紗和の部屋で一夜を過ごした涼介は、無邪気に笑う彼女に愛しさを感じつつも、友人には「何もない」と嘘をついてしまう。

ある日、映画を観ながら好意を確かめようとする紗和に、涼介は答えられず、由奈との飲み会へ向かってしまう。残された紗和は寂しさを紛らわせるように、涼介のタバコに火をつける。

やがて涼介は、バイト先の女性に別れを告げられた勢いで紗和に会いに行く。デリヘルの出勤をやめた紗和は、「これでずっと一緒にいられるね」と笑い、新しい生活に踏み出す。スーパーでのバイトを始めるが、慣れない仕事に疲れ、笑顔が減っていく。

ある日、紗和はデリヘル時代の客に声をかけられ恐怖で逃げ帰る。無断欠勤に罪悪感を抱き泣き崩れた彼女を、涼介は病院に連れて行く。薬を飲まず強がっていたことを打ち明け、治療を再開するが、感情の起伏が激しくなり、2人の間に喧嘩が増えていく。涼介は次第に紗和と過ごすことに疲れを感じる。

飲みの席で一人元気のない涼介に、友人たちが気を遣って声をかけるが、紗和に対する偏見的な言葉に同調するも、怒りが爆発し「そんなんじゃねえんだよ！」と友人を殴る。外で頭を冷やしていると、由奈が現れ「そんな女やめて、私にしなよ」と囁く。2人はラブホテルへ向かうが、エレベーターの扉が開くと、そこにはデリヘル姿の紗和の姿があった。動揺する涼介に、紗和は冷たい視線を投げかける。

その後、涼介は紗和の部屋を訪れ「会いたくなって」と告げ、「付き合おう」と想いを伝えるが、「私を大事にできないでしょ」と拒まれる。最後のデートで、2人は思い出の道を歩き、駅のホームで笑顔で別れる。涼介は、電車に乗る紗和の背中を最後まで見送る。

夜道、赤信号の前で膝をついて泣き崩れる涼介。
信号が青に変わり、歩き出す紗和。

＜作品形態・完成尺＞
長編映画、80～90分を目指し、脚本執筆を行う。

＜インティマシーシーンについて＞
俳優の心身に十分な配慮を行いながら、演出意図や俳優の希望を丁寧にすり合わせて撮影を進めていきます。無理のない方法で、安心できる環境づくりを大切に準備を行っていきます。

＜公開時期＞
2026年2月の卒業制作展にて公開。
その他、ぴあフィルムフェスティバルや学生映画祭などに応募予定。

＜撮影時期・撮影場所＞
・7月下旬〜8月下旬予定

・拘束期間あり

・京都市内を中心に撮影可能な場所を検討する予定。

・大学：京都芸術大学を中心に京都市内の大学を候補とする。
・公園：京都市内でブランコがあり、入り口が広い公園。
・道：京都市内の歩道、商店街通りなどの生活圏内。
・家：ハウススタジオ・レンタルルーム・またはメンバーの自宅。
・その他、想定される撮影場所は、脚本に応じて変更。ロケハンはメンバーと共に話し合いを重ねて決めていく。

【募集内容】
男性役1名、女性役2名を募集しています。
※高校生以下は御遠慮いただきます。

＜登場人物＞
・野村涼介（20）：京都の大学生。女性にはそこそこモテるが付き合うことで関係性や自分自身が変わることが嫌で、恋愛が面倒臭いものだと思っているので、女性とは適当に遊ぶだけ。
今まで会ってこなかったタイプの自由奔放な紗和といるのが楽しく思っていたが、一緒に居る時間が重なるにつれて少しずつ紗和と一緒にいることが辛いと感じるようになる。

・今井紗和（21）：京都の大学生。いつも笑顔で明るく、自由奔放。あまり大学には行けておらず留年中。
今はデリヘル(デリバリーヘルス)の仕事をしながら生活をしており、涼介に好意を寄せている。
母親は男癖が悪く、浪費家で、紗和が幼いころから家にいないことが多かった。そんな母親から離れるように京都に進学してきた。親から否定されて生きてきたことで、過剰に愛情を求めるようになった。また、リスカ痕があることやデリヘルで働いていることもあり、自分に対して自信がない。

・石川由奈（20）：京都の大学生。大学内でも頭がよく、気遣いができて、人当たりがよく美人で有名。今は涼介のことをちょうど良いと思って狙っているが、涼介からは本気で思われていない。

【応募方法】
・Googleフォームの提出を6/20(金)までにお願いいたします。

Googleフォームはこちら
https://docs.google.com/forms/d/1wJZ6y3kEU3XTpLdXhTwX1FU7RbyfHy5QlHAiDmaMR5Y/edit


【報酬について】
•謝礼：30,000円を想定しています。

•交通費：6,000円を上限に支給予定ですが、必要に応じて個別にご相談ください。

•食費：原則として自己負担をお願いしています。

•宿泊費：支給する方向で予算を組んでいますが、こちらも状況に応じて相談のうえで決定いたします。

※「要相談」と記載の項目については、キャスト決定後に個別に詳細をお話しさせていただきます。



【審査の流れ】
6/20(金)23:59 Googleフォーム申し込み締切
↓
6/21(土)の終日中に一次審査(書類選考)結果通知
↓
二次審査は、京都芸術大学 高原校舎にて6/23(月)～26(木)、28(土) 、予備日として7/5(土)、6(日)対面オーディションを予定しております。

※対面オーディションの交通費は、ご自身でのご負担をお願いしております。遠方にお住まいの方や来訪が困難な方は、Zoomにて面接を実施いたします。

合否の連絡はメールにて6/6(日)までにご連絡させていただきます。

【実績・経歴等】
＜中久保監督の映画作品＞
・短編映画制作「変愛」
https://www.takahara-dst.com/artwork/henai/

【プロデューサー連絡先】
映画学科 学生 島田美乃莉
TEL: 090-2981-4366
E-mail: m-shimada0506@st.kyoto-art.ac.jp

【おわりに】
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
ご縁がありましたら、一緒に素敵な作品をつくれることを心から楽しみにしております。

【ハラスメント防止対策ポリシー】
＜暴言・恫喝・差別的言動に対する姿勢＞
•本作品の制作現場では、暴言、恫喝、差別的な言動や態度を一切容認いたしません。
•性別、年齢、国籍、障がいの有無、性的指向、信条など、あらゆる違いを尊重し、誰もが安心して表現できる創作環境を大切にしています。

＜撮影時の注意＞

1. センシティブな内容を含む可能性がある場合の事前対応
•撮影準備においては、まず女性プロデューサーが俳優から丁寧にヒアリングを行い、その俳優にとって配慮すべき点を把握します。
※どのような配慮が必要か、俳優が安心して臨めるために必要な環境は何かに焦点を当てます。
•次に、監督の要望を女性プロデューサーが俳優に伝え、その上で、俳優の要望や不安を女性プロデューサーが監督に伝えます。
双方の要望・懸念が確認された段階で、女性プロデューサーを介した上で、初めて監督と俳優が同席する話し合いの場を設けます。
※監督が同席することで俳優が無意識に「YES」と言ってしまう可能性を避けるため、最初の段階では直接的な対話を行いません。
・脚本にセンシティブな内容が含まれる場合は、俳優の意見を尊重しながら内容の解釈や撮影方法、演出のニュアンスを丁寧にすり合わせていきます。
•ロケ地の選定においても、俳優の心身への負担がないよう、人目を避けられる安全な場所を優先的に選びます。
•衣装合わせの際は女性スタッフのみで対応します。この時、下着の下に肌着を重ねる、前貼りを使用するなど、俳優の安心感と身体的な安全を第一に撮影準備を行います。

2. 撮影当日の配慮と進行
•センシティブなシーンの撮影では、まずスタッフによるスタンドインで撮影内容を確認し、その状況を俳優に見てもらい、実施が可能かどうかを判断していただきます。
•その後、俳優の着衣状態で段取り確認を行い、撮影準備を進めます。
•撮影中は、演出面でも常に女性プロデューサーが間に入り、俳優の気持ちに寄り添える体制を整えます。たとえ撮影前に同意が得られていても、撮影当日に俳優の意思を再確認し、体調や精神状態に応じて柔軟に対応します。
•撮影スタッフは最小限の人数にとどめ、俳優の希望に応じて柔軟に入れ替えられるよう事前に準備しておきます。
•室内撮影で窓がある場合は、完全に覆い、外部から見えないようにするなどの配慮を徹底します。
•スケジュールについても、俳優の健康面・精神面を優先した計画を立てます（この配慮については、必要に応じて男性スタッフには理由を伏せて伝達されます）。

＜トラブル対応＞
•万が一、現場でトラブルが発生した場合は、大学教員や関係する大人が責任を持って迅速に対応いたします。