『天使』
横光利一に同名の小説があります。
この美しい小説の、その翻案として中・長編の映画を撮りたいと考えています。
舞台は現代に移され内容も少し変えますが、中心の配役は、10〜20代の女性が三名と男性が二名です。皆それぞれのやり方で、魅力的な人物です。しかしそれと同時に、何処かで自信を持てずにいます。
彼らはそれぞれ、それまでに見てきた世界の「必要」によって、そこから生まれる考え方の違いによって、少しずつ異なります。
それぞれの「必要」は語られませんので、彼ら彼女らの言葉は時として、目の前の対話の相手を超えて、本人しか知りえない、どこか過去の存在を目指して飛び去るようにも見えます。
そうした不通線は絶望を生む可能性すらありますが、しかし基本的には皆、どうにか人を愛したいと考えています。それはどこか少年少女の持つ素直な人懐こさのようなものでもあります。
演技経験の有無などよりも、そうした要素を体現するような俳優を探しています。それは本人にも分かりづらい要素であるかと思います。
ですので第三者を紹介するというのでも結構ですし、結局どのような方に来て頂けるのかというのも最早運にかかっていると言えるのですが、何かの偶然で素敵な方が集まってくれるのではないかな、などと不思議に楽観的な心持ちであります。
撮影は今冬〜来夏頃の予定です。ですので来年の夏まで、東京におられる方に限らせて頂きます。
また自主制作ですので、交通費食費等を除いた報酬は出せないだろうと思います。その点はご理解頂いた上で、お願い致します。
完成後は各映画祭に出品する予定です。
選考はある程度柔軟に行っていこうと考えています。写真やプロフィールのある方は送って頂ければ助かりますし、詳しい話を聞いてみたいというだけのメールでも結構です。それを受けて、可能な限り個別に対応していくつもりです。
お待ちしています。
木下 亮
sunadorinekko@gmail.com
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