ショートフィルム『ECHO』男性/女性キャスト募集
経済産業省 主催 アクセラレーションプログラム「創風」採択作品
『ECHO』は、人工知能が“充分”な存在となった社会において、
人間が「人間であること」の意味を問い直す、30分のJ-SFショートフィルムである。
舞台は、2045年の近未来。
AIによるシンギュラリティにより、労働、生産、学習、芸術、社会参画はAIに完全に代替された。
「個性」や「社会とのつながり」をAIに剥奪された社会で、ご飯を食べ、誰かと話し、何かに感動する──
そんな誰にでもできる平穏で没個性的な“老後の暮らし”だけが人間たちに残された。
そんな時代の片隅に残された団地で暮らす清をはじめとした老人の元に一体の介護ロボットがやってくる。労働を第一としていたロボットは次第に老人たちの深い享受を持った豊かな暮らしを受容していく。
本作は、この人工知能の剥奪に抗うのではなく、引き受けた先に問いを立てる。
「能力」ではなく「関係性」の中にこそ宿る、“かけがえのなさ”とは何か。
それは、名もなき所作や誰かに語られぬ記憶のなかにしか残せない、かすかな“生の証”の継承である。
この問いを描くために、『ECHO』は日本的SF精神──J-SFの美学をその根幹に据えている。
未来を理想化するのではなく、「変われない私たち」の現在を静かに見つめること。
星新一や藤子・F・不二雄が描いたように、
人間の未熟さと孤独のなかに浮かび上がる倫理や希望を、実写映像というリアリズムの中で再構築する。
それは、巨額のVFXで視覚的に未来を描く従来のSFとは一線を画す、
限られた日常のなかから、人間の本質を知的に浮かび上がらせる新たなSF映像表現への挑戦作です。
##募集内容##
実年齢は問いません。
辰夫(73)
団地の住人。後輩ながら持ち前の明るさで周りから好かれている。
年金や介護保険のぼやき、親父ギャグからカラオケ大会での音頭取りまで社交的なキャラクター。
「ゴルフと妻が先に死ぬことが人生の楽しみ」と周囲には軽口を叩くが、愛妻家。
節子(77)
清の隣室の未亡人。人見知りで余所者への警戒心が強く、辛口。
だがその実、気風がよく、面倒見の良い団地コミュニティの姉御的存在
晩御飯で作ったおかずをベランダ越しに清に差し入れている。
##応募方法##
以下をまとめて「prj.sundance.2024@gmail.com」へメールでお送りください。
プロフィール(氏名/生年月日/年齢/身長/連絡先/簡単な活動歴)
写真2点(バストアップ/全身:無加工・自然光推奨)
3分程度の動画(スマホ撮影でOKです):最近あった「面白かった出来事」を、立ちの語りで(構成・間・所作を重視して拝見します)
あれば:出演映像・ボイスサンプル・SNSやポートフォリオのURL
##報酬について##
辰夫:10万(税込)
節子:10万(税込)
##審査の流れ##
・書類選考以降の審査については、通過者にご連絡いたします。
##スケジュール##
9/22週 本読み(1-2回)
9/23-27オールスタッフ打ち合わせ
9/28-10/5 撮影(9/1中日・9/5予備日)
##実績・経歴等##
【企画・監督】
並木晴人
2000年、神奈川県生まれ。東京大学経済学部卒業後、テレビ局に就職。
監督作『77sec.』がぐんま次世代映像クリエイターコンペにて入選。会社員として働く傍ら、2028年のサンダンス映画祭での受賞を目指してチームを結成し活動中。
【ハラスメント防止対策ポリシー】
・威圧や暴行、差別行為は絶対に行いません。
・身体的接触は最小限にし、必要な場合は説明と確認を行います。
・トラブル時の責任は該当スタッフにあります。
・気分を害した場合、撮影は中止し、第三者の判断で適切な対応をします。
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掲載者情報
担当者 | 並木晴人 |
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お問い合せ先 | prj.sundance.2024@gmail.com |
その他情報 |