新作短編映画『あたらしい歌』主要キャスト募集！9/26締切

【制作意図】
初の制作ワークショップを成功させた高橋雅紀が、４年ぶりにホームブランドのスタジオランチボックスで短編映画の制作を再開。
父の死による心の傷に悩まされながらも夢を捨てられず悶々とする若い作詞家の再生を描く物語。

【企画内容】
父の事故死に衝撃を受けた篠田真央はプロを目指し頑張ってきたバンドを辞めた。
シングルマザーになった母と自分、そして大学生の弟。三人での生活が「普通」の事として受け止められるようになった頃（３年後）。若菜から「新曲の詩を書いてほしい」という連絡が来る。一度は依頼を断るものの「これで歌うのは最後かもしれない」という若菜にほだされ、真央は詩を書く事を承諾する。詩を書き始めてすぐ、真央は大きな壁にぶちあたる。死んだ父が現れて「お前のせいで自分は死んだ」となじるのだ。

死の前日。真央は父にライブのチラシを渡した。降格処分で気落ちしていた父を励まそうとしただけ。来るとは思っていなかった。しかし父は会場へ向かい……。
以来真央は自分を責め続けた。音楽に関わろうとするたびに父が目の前に現れる。３年が経過してもなお罪悪感は消えてくれない。自身で詩を書くことはもうできない。真央は書き溜めたフレーズノートを若菜に託そうとするが断られる。夢に始末をつけるため、いっそどこかに捨ててしまえば。そう思ってもいざとなったら捨てられない。罪悪感からも夢からも逃れることができなくなった真央は……。

父の死に責任を感じ、夢と罪悪感の狭間で身動きが取れなくなっていた若い作詞家が、ついにあふれる情熱を抑えきれずに家族や友人の助けを得ながら罪悪感に折り合いをつけ、人生に音楽を、夢を、取り戻す再生の物語。

【作品尺】25分〜35分
【撮影時期】10月末から11月（現時点では11月中が濃厚です）
【撮影日数】最大３日を予定
【ロケ地】都内を中心とした関東近郊
【作成後の展開】
自社Youtubeチャンネルにてオンライン配信
映画際への出品
アマゾンプライムビデオ、DOKUSO映画館など各種配信サービスでの配信
宣材として流用可能な完パケデータを参加者に送付

【募集キャスト】
篠田 真央（27歳）性別：女性
主人公。元ミュージシャン（作詞とキーボード担当）。バンドのライブに誘った父が来場途中で事故死した責任を強く感じて、後ろ髪を引かれながらもバンドを辞めた。音楽への情熱と父への罪悪感の板挟みに悩んでいる。
あると望ましい要件：タッチタイピングで文字入力ができる事、ピアノまたはキーボード演奏、料理（一般的な家庭料理で可）


高倉 若菜（27歳）性別：女性（男性での応募も検討します）
真央の元バンド仲間。バンドを解散した後もピンのミュージシャンとして活動を続けている（作曲とギター、ヴォーカルを担当）。くすぶっている真央を気にかけ、５年ぶりに接触「あたらしい詩を作って欲しい」と切り出す
必須の要件：歌、ギター、キーボードなどの楽器演奏経験
望ましい要件：バンド経験、歌手活動の経験


篠田 真宙（21歳）性別：性別不問（脚本上は男性）
真央の弟（妹）。大学４年生。自分の進学のために姉が夢を諦めたと考えており、心密かに気にしている。


篠田 真弓（52歳）性別：女性
真央の母。
必須の要件：定職についている、という設定に相応しい髪色、外見の方。または撮影期間中調整いただける方


篠田 大地（50歳）性別：男性
真央の父。
真央の回想・幻覚として登場する。誘われた真央のライブに行く途中で事故にあい帰らぬ人になる。真央の罪悪感の象徴として劇中に登場し、真央を苦しめる。
必須要件：ごく一般的なサラリーマン、という設定に相応しい髪色、外見の方。または撮影期間中調整いただける方

【応募方法】
下記URLより応募フォームに飛んでいただき、必要事項を記載してください。
https://forms.gle/PbHbPyPdvV5WPhtX9
もしくは下記記載のメールにて、お名前、年齢、実績、お顔、および全身がわかるお写真などをお送りください。
締切：9月26日

【報酬について】
あり。金額は日給10,000円程度を想定しています。採用予定者には選考結果通知時にご提示します。
特殊スキル（歌・楽器演奏など）については別途追加で加算させていただきます。
また現状想定されていませんが撮影場所が首都圏を離れ遠方になる場合は交通費支給となります。

【審査の流れ】
・ご応募いただいた内容を元にした書類審査
・書類選考通過者のみ、その後30分程度の対面またはWEBでの面談
・選考結果通知（合否にかかわらず参加者全員にお返事します）採用予定者には契約条件のご提示
・貴殿からの受諾のご連絡をもって採用
募集締切から決定まで三週間〜四週間程度を見込んでいます

【実績・経歴等】
スタジオランチボックスは映像ディレクター・高橋雅紀が率いる独立系の映像制作団体です。30分以内の短編映画、ウェブドラマ、ボイスドラマを制作しています。高いクオリティを評価いただき多くの映画祭にてノミネート・受賞を勝ち取っています。
自社チャンネルに公開された作品の中には自主映画としては異例の70万再生を超す作品もあります。

受賞歴
Fidff20分部門グランプリ
山形国際ショートムービーフェスティバル村川透監督賞

ノミネートされた映画祭
山形国際ショートムービーフェスティバル 、福岡インディペンデント映画祭東京レズビアン&ゲイ映画祭、Skipシティ国際Dシネマ映画祭、第 22 回ハンブルグ日本映画祭、他多数

スタジオランチボックスらしい暖かみのある物語を、映像ディレクターに転身して以降積み上げてきた経験をフルに使って、パワーアップした映像表現でお届けする感動作。三年に渡るコロナ禍が収束に近づき、抑え込んでいた物を開放し人生を再び取り戻そうという今の機運にふさわしい一作です。

応募の参考にぜひ過去作品をご覧ください。
最新作「甥の告白」
https://youtu.be/9CNJw5A-lDU

短いけれど当団体のテイスト感がでている作品「あまい」
https://youtu.be/N0AUwfIepQw

ぜひご検討ください。

【ハラスメント防止対策ポリシー】
高橋雅紀が主宰するスタジオランチボックスでは、これまでも参加する方々が思う存分自分の能力を発揮していただけるように安全で風通しの良い現場づくりをこころがけてきました。

全ての参加者が心身共に安全だと実感できる撮影環境を整える事。それは制作責任者として最低限の責務です。当団体ではさら一歩進めて「参加者がなんの気兼ねもなく、意見やアイディアを提案し、可能な限りそれを試行し、全員で作品を高めていける」現場になるように以下の事を心がけています。

監督及び制作スタッフは、制作に対していかなる事由があっても、キャストに対して暴言、暴力、無視、威圧的な態度などの行為を行わないよう努めます。
同様に、キャスト間、スタッフ間であっても同様の行為を行わないように注意喚起いたします。
当作品では性的な表現、殴る蹴るといった暴力的な表現は現時点で予定されておりません。そのため当作品の制作で参加者間での不必要な身体的な接触は原則行わないものとします。
仮に制作を進める上で該当する表現が作品の質向上に寄与すると判断された場合でも、そのシーンを担当するキャストと話し合い合意を受けた場合のみ採用します。
また、ピンマイクを仕込むなど技術的な問題で身体的な接触が発生する場合も、必要な場合だけ、社会通念上適切な箇所にのみ行います。同性のスタッフがその場にいる場合は同性スタッフに対応をお任せします。
キャスト選考が終了し、役をオファーさせていただく段階で、台本とギャランティを含む契約内容をメールにてご連絡しています。参加者にはその情報を元に、実際に参加するかどうか検討いただいています。
プライベートな事柄の開示を要求することはありません。
参加者からいただいた連絡先へ作品制作に関する事以外で連絡を取ることはありません。
参加者から制作に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります。
顔合わせ＆WS、衣装合わせ＆WSなどの開催後に懇親会は行いません。作品完成後、通常であれば上映会後に打ち上げを行います。自由参加であり、長くとも２次会まで、日付が変わらないうちに終了する事にしております（現時点で開催すると決定したものでありません）。