自主制作作品「キモい木本くん」エキストラ募集

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映像の専門学校に通う学生の水岡夕梨菜です。
この度、自主制作作品「キモい木本くん」のエキストラを募集します。

【報酬】
無し(交通費は1000円まで支給)
【タイトル】
「キモい木本くん」
【撮影日・撮影時間】
3/25（木）
時間未定の為、終日ご参加可能な方優先
【撮影場所】
専門学校東京ビジュアルアーツ
【募集役柄】
①ヤンキー女子2人
②他生徒5人
（16~60歳)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　計7名
【作品内容】
東京茂域高校では感染対策の為、生徒の数を減らして授業が行われている。
数学のテスト中、雄二、太陽が斜め前方の生徒に向かって消しカスを投げて笑っている。
2人の近くには麻衣と美音。同じく笑っている。
鼻息荒く問題を解いている木本。脂ぎった髪に大きめの消しカスが張り付く。
声を抑えて笑い悶えるヤンキー達。
周りの生徒もヤンキーと木本を見比べてクスクスと笑い始める。
木本、手を止め、周りの生徒を見回す。
マスクの下で顔を歪め、下を向く。
ガリガリと音を立てながら答案用紙に数式を書き込んでいく。
30分後、教室には木本だけ。
他の生徒はもういなくなっている。
テストを終えた木本が顔を上げると黒板には
｢日直は全員分を職員室に持ってくること｣
と書かれている。
黒板右端の日直の欄は 渡辺 の文字が1本線で消され、｢キモと｣と書かれている。
木本、立ち上がり、教卓の上の答案用紙の束に自分の答案を重ねる。
束ごとひっくり返す。
雄二のほぼ白紙の解答用紙が1番上に来る。
消しカスを投げて笑う雄二の顔が頭に浮かび、怒りに任せて答案用紙を乱暴にばら撒く。
怒りを抑えられず、息が荒い。
教室の出口に視線が引かれる。
ポンプ式ボトルに入った消毒液が置いてある。
散らばった答案用紙を踏みながらゆっくりと近付く。
消毒液を見下ろす木本。
自分を見て笑う生徒たち、雄二、太陽、麻衣、美音の姿が頭に浮かぶ。
瞳孔が開いた目でにんまりと口角を上げ、手に取った消毒液のポンプを外す。
俯いて、口を開ける。
粘性の高い唾液がゆっくりと落ちていく。
半透明のボトルを伝う唾液。
答案用紙の束を持ち、暗い廊下を歩いてくる木本。
足取りは軽い。　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
少しでも興味がある方は、（mytvakyasuto@gmail.com）水岡までご連絡ください。