立命館大学映像学部卒業制作作品「YOUNG MAN(仮)」キャスト募集(更新!)
立命館大学映像学部卒業制作作品
「YOUNG MAN(仮)」キャスティング募集
”2017年4月30日〆切”
本作は立命館大学映像学部制作ゼミの卒業作品として制作されます。この度は本作のキャストを募集させて頂きたいと思い、掲載させて頂きました。
以下は作品、募集内容となっております。
*追記
①送って頂いたプロフィールを拝見し、3日以内には返信致します。
②京都、関西圏以外の地域でご応募される方は、予算の都合上オーディション会場までの交通費は支給しかねますので、あしからずご了承下さい。
[ABOUT FILM]
尺:約60分
*下の1から4の項目が読み辛い方には直接企画書を送らせて頂いております。企画書のご希望の方は気軽に下のメールアドレスにてご連絡下さい。
1. 企画意図
「今の己を構成しているのは己の過去に他ならない。
過去は己の全てを語ってくれる。
嘘をつかずに、己に何かを求めることなく。
まるで自然のように。神のように。」
我々に自分の「過去」の本体を知ることは非常に難しい。言い換えれば、我々にとって本当の自分の姿を見ることは途轍もなく困難である。
だから我々は過去に対して常に謙虚でいなければならない。自分のことは既に完璧に理解していると、断言してはいけない。己が見ている過去は、実は己の本当の過去ではないかもしれない。それをきちんと理解しておかない限り、我々の人生は、我々が望んでいた方向とは全く違う方向に進んでしまうかも知れない。
この作品は過去ときちんと向き合えなかった人の最後を描く。我々にとって過去はどのようなものなのか、そして、過去と今の自分を関係付けていく上で、必然的に現れる人間の「限界」もしくは「不完全性」についても、この作品を通じて考察してみたい。
2. 登場人物
①坂本ジュン(72 男)
主人公。昔ボクシング選手として活動。試合で勝ったことが一回もない。昔も今も見た目はおとなしく見えるものの、実は非常に多血で見栄っ張りである。今はやや認知症気味で、昔の自分のことをチャンピオンだと強く信じ込んでいる。一人の息子がおり、今は団地の小さい部屋で一人暮らしをしている。
②坂本ジュン(28 男)
ボクシング選手。多血で見栄っ張り。試合に勝てないのは全て絢香のせいだと決めつけている。
③木村力(65 男)
木村兄弟の兄。配管工。密かに弟の亮と、悪い若者たちをやっつける「悪者退治事業」を行っている。大学時代、過激派社会主義連合である三派全学連の首長を務めた過去を持つ。スリムな体、冷徹で理性的な性格。
④木村亮(64 男)
木村兄弟の弟。無職。過去兄と一緒に参加した集会で頭を打たれ、それから知的能力が低下される。ごつごつとした体格、時折暴力的な一面を見せる。
⑤坂本絢香(35 女)
ジュンの嫁(過去)。誰よりも子供と家族のことを考える、非常に優しい人。甲状腺ガンで複数手術を受ける。
⑥田中哲也(70 男)
ジュンの昔の後輩。今はジムの館長である。一回結婚に失敗したが、最近新しい嫁をもらった。ジュンの唯一の話し相手。
⑦坂本裕二(45 男)
たつやの息子。地方議員である。父のことが嫌いだが、議員としてのイメージ維持のため、最低限の世話はしようとしている。
⑧花子(30 女)
OL。ジュンが毎日窓越しに注視している女性。
⑨チンピラ1(18 男)
チンピラたちのリーダ。
⑩チンピラ2(17 男)
ボクシングを習っている。
⑪チンピラ3(18 男)
韓国人。日本語が凄く下手。
⑫チンピラ4(18 男)
無口だが非常に残忍だ。
3. 企画内容、ストーリー(ダイジェスト)
主人公である坂本ジュンは、かつて試合で一回も勝ったことのない、不運のボクシング選手であった。今はとある団地の小さな部屋で一人暮らしをしている。家を訪れる人は訪問介護士の人と、選手時代の後輩である田中、たった二人だけ。いつ終わるか知らないその孤独と戦うに連れて、彼の精神は段々と単純に、そして、脆くなっていた。そんな自分を慰めたいという心理からなのか、それとも単なる認知症のせいなのか、彼は昔の自分のことをチャンピオンだと強く信じ、毎日自分に己の英雄譚を聞かせながら嘘の郷愁にひたっている。自分が負けた全ての試合は、見事に勝利の試合としてなり変わっていた。
この作品は、そんな彼が木村兄弟の「悪者退治事業」に参加し、悪い若者たちを粛清していく、いわばヒーロー物語である。しかし、それだけでない。彼らが若者たち(悪)と戦うことにつれ、ジュンは自分が永遠に葬りたかった本当の記憶、つまり、本当の自分と対面することになる。彼らの事業は結局失敗に終わり、ジュンは大きな怪我を負ってしまうが、そこで彼は敗北と屈辱、そして、暴力と淫欲に点綴された自分の人生を目の当たりにする。この作品は人生の末路に立った、欠陥だらけの一人の老人が、今まで自分の過去とどう歩んで来て、また、その過去と今どう向き合っているかを描いた自己回顧的作品でもある。
本当の過去をありのまま受け入れるか、それともより頑固にそれを拒否していくか。この作品はジュンの人生最後の決断を、そして、その決断の証として彼がとる全ての行為を、まるで神のように見守っていく。
4. 監督は?
David Ryu(リュウチウ)韓国人 27歳
現 立命館大学 映像学部 映像学科 在学中
一時期、フリーランサーとして幾つかのCM、自主制作の映像を手がける。
2013
韓国メソジスト教団協会「HARDIE1903」ドキュメンタリー及びプロモーション映像制作
2013
旅行会社「SOCURI PASS」インターネットプロモーション映像制作
2015
商社「SHINSEGAE」の「SSG」TVプロモーション映像制作
2015
自動車会社「HYUNDAE」車「SONATA」TVプロモーション映像制作
2016
3回生課題作品「ANIMAL」制作
[募集要項]
1. 要項
①オーディション・発表:5月初旬
②リハーサル・読み合わせ:6月~8月末
③撮影期間:2017年9月~2017年10月
④撮影場所:京都を中心とする関西圏
⑤募集配役:上記登場人物①~⑫
⑥応募資格:各人物の年齢にお見えの方(プロ・アマ不問)
⑦応募〆切:2017年4月30日(日)23時59分
⑧ギャランティー:要相談、基本的には出しかねますが、交通費・お食事代は支給させて頂きます。(交通費は関西の方のみ)
2. 注意事項
①ご応募に際して提出頂いた個人情報は、本映画の審査・選考結果の連絡のみに使用し、他には利用いたしません。
②事務所に所属している方は、必ず事務所の承諾を得てからご応募お願い申し上げます。
③坂本ジュン、木村兄弟、チンピラ役の場合、多少激しいアクションシーンがございます。
④坂本絢香、OLの場合、多少の露出が求められる可能性がございます。完全露出ではございません。
3. 応募方法
下記を明記の上、メールに顔写真・全身写真を添付して、90persona@gmail.comまでお送りください。件名は、「YOUNG MAN(仮)出演希望」とお書きください。
① 名前
② 生年月日
③ 血液型
④ 身長
⑤ 体重
⑥ 靴サイズ
⑦ スリーサイズ(分かる範囲で)
⑧ どこから現場に通うか、お住いの都道府県
⑨ 応募する役名
4. オーデション概要
①開催日:5月初旬
②開催地:松竹撮影所 [〒616-8152 京都府京都市右京区太秦堀ケ内町12−9]
③オーディション台本及び進行に関する内容は別途連絡・送付致します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。たくさんのご応募お待ちしております。ご質問のある方、企画書の送付を希望する方は、以下のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせ下さい。また、監督の過去作品は以下のHPにてご覧いただけます。よろしくお願い致します。
メールアドレス:90persona@gmail.com
監督HP:http://greyadam.com
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掲載者情報
掲載者 | 立命館大学 映像学部 David Ryu 90persona@gmail.com www.greyadam.com |
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