【20代、男女1名ずつ、兄妹役】短編自主映画「ひかりのうま(仮)」撮影1日目9/14 or 15@大久保(以降相談)
数ある中からご覧くださり、ありがとうございます。
初の自主映画監督作品として短編フィクションを制作します、湯澤ひかりと申します。
普段はシンガーソングライターとして活動していますが、映画制作に向かうことになった思いをはじめ、下記に詳細を記載しました。
詳しい募集内容は中程までスクロールしてご覧ください。
完成した映画は、上映会のほか、PFFなどコンペへの出品やYouTubeでの公開を想定しています。
どうか最後までお読みいただき、ご検討くだされば幸いです。
【経緯・映画への思い】
東京・大久保に「音楽と喫茶 ひかりのうま」というライブスペースがある。プロ・アマ問わず多くの音楽家たちのよりどころとして特別な場所になっていた、その店の主でありミュージシャン、谷口マルタ正明氏が2025年6月27日、胆嚢がんのためこの世を去った。
かつては役者としても活躍し、映画を愛する人だった。店ではいつも映画を見ていた。私も映画が好きで、出演のたびに店主の選ぶ映画を楽しみにしていた。
1年半前、氏が余命1年の宣告を受けた日も、私は演奏のために店にいた。「人生でやりたいことがまだたくさんあるけど、1年ではやりきれない。映画も撮ってみたかったけど、音楽も頑張りたいから1年ではできない」。気丈にふるまいながらも諦めの表情で氏は私に言った。
「もしも彼が、ひかりのうまが、映画に関わることができたら。映画の中で生きることができたとしたら」。私の脳裏にこの映画のプロットが浮かんだのはそのすぐ後だ。
私は「ひかりのうま」の一出演者であり、関わった月日も2年半と、氏の歴史を考えればほんのわずかな間だ。だから、氏が希望したわけでもない映画の構想など差し出がましいと、遂にこのことを打ち明けないまま、その日を迎えた。
しかし彼の不在を前に、彼と「ひかりのうま」に並々ならぬ思いを注ぐ関係者たちを前に、私にできる表現の仕方で悔いなくこの人と場所の記憶を残したい、という気持ちが湧き上がってきた。どう思われてもいい、一度やってみよう。
店に馴染みのある映像作家の和久井幸一氏に連絡を取り、構想を話すと、快く協力を申し出てくれた。信頼のおける知人たちの力を借りながら、かくして私のこの妄想は、実現に向けて動き始めることとなった。
【プロット】
※10〜20分程度の短編フィクション
両親のいない若い兄妹が地方都市のアパートで二人で暮らしていた。
しかし兄の心はいつしか不安定に揺れ、ある日忽然と姿を消してしまう。兄の机の上には一冊のノートが置かれていた。
最後に書いたと思われるのは、何かの歌詞と思われる詩だった。妹はそれを手がかりに兄を探し始め、詩の中に出てくる「ひかりのうま」という名の店が東京の大久保にあることを知る。
ライブがある日に妹が店を訪れると、たまたまバンドが演奏していた曲の詩が、兄の書いたものに一致していることに気づく。しかし「ひかりのうま」という言葉は出てこなかった。
終演後、妹がそのバンドに兄の話をすると、この店で兄がバンドを見ていたこと、そしてこの歌がある土地のことを歌った歌だということを知る。そこには野生の馬がのびのびと暮らす天国のような草原があるという。
妹がその地を訪ねると、そこには馬たちに囲まれて、無垢な表情で微笑む兄の姿があった。
★設定
兄:22歳くらい。幼い頃に父が家族のもとを去り、シングルマザーの家庭だったが、自身が中学生、妹が小学生の時に母が急死し養護施設で育つ。妹を進学させるために高校卒業後に施設から自立し、正社員として働いている。責任感が強く真面目。育った環境から、孤立しやすく、現在の職場の環境や妹との生活、経済的にも、このままでいることに不安を感じている。妹に対してはそのような顔を見せないように努める。
妹:19歳くらい。高校卒業後に養護施設から出て兄の元に身を寄せ、大学に通い始めた。兄に守られて育ち、内向的だが優しく勇気がある。
固まってない、柔らかさ、臆病さ、揺らぎ、の中に強い思いを感じられるような存在。
【募集内容】
①兄役
・20代〜30代前半の男性(年齢のリアリティより、観る人が佇まいなどから説得力を感じればOKだと思っています。)
・撮影1日目:大久保駅周辺、9月14日か15日。以降、撮影日相談(合計3〜5日見込み)
・メイン役。セリフは少なめ
・ロケ撮影(都内[ひかりのうま、アパート]+くつわをつけずに馬が放牧されている丘……遠出。飛行機・泊まりの可能性もあり)
・髪型調整お願いする可能性あり
②妹役
・20代女性
・撮影1日目:大久保駅周辺、9月14日か15日。以降、撮影日相談(合計3〜5日見込み)
・出演シーン多。メイン役
・ロケ撮影(都内[ひかりのうま、アパート、公園、電話ボックス]+遠出の可能性あり※飛行機・泊まりになる可能性もあり)
・髪型調整お願いする可能性あり
【応募方法】
・名前、年齢、身長、全身写真、顔写真、出演作品の映像(表情が見え台詞が聞き取れるもの)または自己紹介を話す映像、SNSなど活動をアップしているサイト(あれば)、その他アピールポイント、連絡先(文書が送付できるもの)を送り先までご送付ください。質問があれば同メールまで。
・送り先:kobo.kurome@gmail.com
・締切:8月末
【報酬について】
要相談(日給10,000円~30,000円の範囲を想定)
首都圏外のロケ撮影では交通費・宿泊費等はこちらが負担します。
首都圏の撮影では交通費は基本日給に含めます。(居住地により応相談)
【審査の流れ】
・書類審査ののち9月上旬までに連絡先へご連絡→面接→決定
【実績・経歴等】
監督・脚本:湯澤ひかり……都内でシンガーソングライターとしてライブを中心に活動。
2024年に1stミニアルバム『星は見える?』を元andymoriのドラマー・後藤大樹の協力で制作。「ひかりのうま」で岡愛子(gt.)、藤原寛(ba.)、後藤大樹(dr.)と共にバンド編成でリリースライブを行う。
文筆業としては2021年にZINE『やめる』を自費出版し350部が完売。2023年には自身の詩集『祈りの流跡』を発行。
ジャズドラマー・福盛進也のレーベル「nagalu」からのリリース作品では、冊子の文章やエディットに携わる。
ほか、フライヤー等のデザインなど、多岐にわたり活動中。
Twitter:
https://x.com/6gramon?s=21&t=mnbX1acyXfIfWLhAP9cYyA
instagram:
https://www.instagram.com/hikari_yuzawa?igsh=MWdpczVqN3E4MnFmeA%3D%3D&utm_source=qr
スタッフ
撮影・編集:和久井幸一([MV]折坂悠太『道』『よるべ』『口無し』知久寿焼『死んぢゃってからも』松倉如子と渋谷毅『雪はこどもに降ってくる』ほか)
録音・整音:Keefar(『天使の集まる島』『とりつくしま』『みーんな、宇宙人。』『遠いところ』ほか)
【終わりに】
ここまで読んでいただきありがとうございました。
実際にお会いして打ち合わせ等の時間も過ごしながら、和やかな現場でスムーズな撮影ができるようにしたいと思っています。
「ひかりのうま」で鳴ってきた音楽とそれを取り巻く人たちの持つあたたかさ、さびしさ、かっこよさ、その大きな力を映し出せるような映画を一緒にかたちにできたら嬉しいです。
ご応募お待ちしております。
【ハラスメント防止対策ポリシー】
現場の空気が和やかなものになるよう、事前の打ち合わせなどで打ち解けられるよう配慮しながらスムーズな撮影を心がけます。身体的、精神的に負担を強要しないよう、内容やスケジュール等について事前の同意の確認を怠らず、コミュニケーションをとって進めます。
共演者、スタッフ、エキストラを含め、問題のある言動が見受けられた場合は早期に対処します。
台本中に口論や暴力、身体的接触などの精神的な負荷の強いシーンはありません。
トラブル時の相談は監督・湯澤が担当します。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
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※ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。
掲載者情報
担当者 | 湯澤ひかり |
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お問い合せ先 | kobo.kurome@gmail.com |
関連URL | https://x.com/6gramon?s=21&t=mnbX1acyXfIfWLhAP9cYyA |
その他情報 | https://www.instagram.com/hikari_yuzawa?igsh=MWdpczVqN3E4MnFmeA%3D%3D&utm_source=qr |