京都芸術大学大学院卒業制作 中編映画『 雨止まぬ(仮) 』男女主役募集! 応募締切:6月15日

京都芸術大学大学院の卒業制作!主演・出演者を募集中です。ご応募お待ちしています!
⚪︎作品のあらすじ:
雨の多い夏、初めて海外を訪れた19歳の中国人青年・高は、日本の京都で、まもなく31歳を迎える韓国人女性・金と出会う。ふたりは拙い日本語を通して心を通わせ、透明な傘の下で少しずつ距離を縮めながら、一日一夜を共に過ごす。しかし、想いを言葉にすることは最後までできなかった。ただ、深夜に降ったあの雨だけが、彼の心の中で、今もなお静かに降り続けている。
⚪︎募集キャスト:
金(キン)30歳、韓国人の女性。
(韓国の方、または韓国語ができる方、大歓迎です~)
ある文学雑誌社の編集者。もともとは恋人と日本を旅行する予定だったが、彼は先に帰国してしまう。成熟し理性的な彼女は、それでも旅を中断せず、一人で日本に留まる。高とは対照的に、彼女には豊富な海外旅行の経験がある。偶然出会った高に対して、彼女もまた特別な感情を抱くが、彼はあまりにも若く、これからいくらでも可能性があると感じている。多くの人生経験を持つ彼女は、彼がこうした出会いはこれからもきっと経験し、いろいろな人と会うだとうと考える。高の気持ちには気づいていたが、あえてそれを言葉にすることはなかった。ふたりの間の感情は、まるで雨のように、静かにやって来て、静かに去っていったほうがいい。
高 (コウ)19歳、中国のある大学で日本語を専攻している一年生。
(中国の方、または中国語ができる方、大歓迎です~)
初めての海外旅行で日本を訪れる。敏感で抑制的な性格。若さゆえに、見知らぬものを観察し、受け入れる力を持っている。彼はいつも彼女の後ろをついて歩き、その背中を見つめているように感じていた。この偶然出会った女性に特別な想いを抱いているが、相手は感情が安定しており、自分の気持ちが彼女の負担になることを望んでいない。彼は、自分のことを彼女がただの子どもとしか見ていないのではないかと卑屈に思っている。気持ちを伝えて気まずくなるくらいなら、彼女と一緒に過ごせる時間を大切にしたいと願っている。そのため、その感情を心の中の秘密とするしかない。
⚪︎監督コメント
ストーリーは、日本のある駅から始まる。
初めての海外旅行で日本に来た中国人の青年は、ホームで旅行用のリュックを背負い、そこに透明なビニール傘をぶら下げている女性に気づく。彼は彼女が中国人だと思い込み、勇気を出して声をかけようとするが、電車の音にかき消されてしまう。電車に乗った後、彼はその女性が自分に手を振っているのを見る。そこで、彼は彼女の隣に座る。会話の中で実は韓国人であることが明かされる。内気な青年と、明るく外向的な女性。この対照的な二人のやり取りが、言語や文化の隔たりを越えた温かい交流の序章となる。
英語と日本語が交錯する会話の中で、二人は京都へ向かう旅を共にする。会話が進むにつれ、それぞれの背景が明らかになっていく。青年は一人旅、女性は恋人と来る予定だったが、仕事の都合で彼が先に帰国してしまった。その後の二人の旅の計画は反対の方向に向かっており、青年は大阪へ、女性は高知へ。翌日には別々の道を行く二人にとって、京都でのこの一日は、旅の中での一瞬の交差点となる。
「雨」の登場は、まるで劇的な演出のように訪れる。真夏の太陽の下、歩いていた二人の上に、突然の大雨が降り出す。透明な傘に一緒に入るその瞬間、孤独だった二人の間に目に見えないつながりが生まれる。屋根の下で雨宿りをするひととき、蒸し暑い天気と先の見えない行程に苛立ちながらも、少しずつお互いの距離が近づいていく。
同じホテルの部屋に止まることになり、狭い空間に戸惑いつつも、距離を保とうとする青年の行動が印象的だ。ベッドを離して配置し直すなど、二人は無言の中でそれぞれの“心地よい距離感”を模索する。その微妙な感情のバランスが、旅の中で築かれていく繊細な関係を映し出す。
その後、二人は京都御苑や鴨川デルタを歩きながら、子供の頃の記憶や「雨」にまつわる思い出を語り合う。女性は済州島での幼少期、大雨の中で食材の入った紙袋を抱えて帰宅した経験を話し、母親の「雨はただの雨」という言葉を思い出す。青年は祖母と一緒に傘をさして歩いた日のことを語る。これらのエピソードは、“雨”を単なる天気ではなく、喪失や成長、そして他者とのつながりを象徴する“感情のメタファー”として捉えることで成立する。
夜が更け、狭い部屋の中でそれぞれのベッドに横たわる二人。静かな雨音の中、青年はふとした偶然で彼女と手が触れ合い、そっと繋がることを感じる。しかし翌朝、外には雨が降った痕跡はどこにもない。出発の前に青年は手書きのメールアドレスを彼女に渡し、写真を送ってほしいと頼む。駅の前で、ハグのあと、それぞれ別の方向へと歩き出す。青年は電車の中で何度もメールを更新するが、ネットが悪く、なかなか届かない。そんな中、窓の外に本物の雨が降り出す。彼は窓に手を当て、まるでその雨に触れようとするかのように、静かに見つめる。その雨は、昨晩の夢のような雨を思い起こさせる。あの夜起きたことは真実かどうかという疑問が彼の心に深く刻みつけられる。
⚪︎応募方法
メール:yyx666666200078@gmail.com
応募締切:6月15日
上記のメールアドレスに以下の項目をご記入のうえ、「件名:キャスト応募」とご応募ください。
【件名】キャスト応募
【本文】
・氏名/ふりがな
・生年月日/年齢
・身長
・出身地
・所属事務所(所属している場合)
・本人写真(バストアップ、全身)
・ご連絡先(電話番号/メールアドレス)
・お住まいの最寄駅
・趣味、特技
・演技経験の有無、過去の出演歴や作品動画のURL(お持ちの場合)
・食物アレルギーの有無
⚪︎報酬について:
出演料は8000円の日給です
⚪︎審査の流れ
審査を通過された方には、6月15日から21日の間にこちらよりご連絡差し上げます。
オーディションは6月21日 - 6月30日までの期間で行います。
⚪︎制作日程:
撮影は7月中旬から下旬にかけて、京都にて1週間程度行う予定です。
⚪︎実績・経歴
脚本・監督
胡 定一(コ テイイチ)
華僑大学のジャーナリズム学科を卒業後、同年、監督として厦門市の広告会社「候時」で1年間勤務。現在、京都芸術大学大学院メディアコンテンツ研究(映画)在学中。
〈作品歴〉
短編映画『見つけない猫』 (2021/23min)
短編映画『黙れドラム』 (2023/13min)
短編映画『嗅ぐ』 (2024/7min)
プロデューサー
楊 雨鑫(ヨウ ウシン)
京都芸術大学大学院メディア研究科在学中。2022年7月西安外国語大学(中国)脚本専攻卒業。神戸芸術工科大学映画専攻履修。
【ハラスメント防止対策ポリシー】
1. 演出に関する事前の説明・承諾処理の徹底
京都芸術大学に所属する監督(以下、「甲」という。)は、甲が制作する作品に出演を委託するキャスト(以下、「乙」という。)に対し演技・演出の詳細を事前に乙に説明し、出演の承諾をとる。
特に、けがをする危険のある撮影、性的な描写のある撮影などを行う場合は、実際にするセリフや動作まで説明をする。甲は乙から承諾を得ていない内容を撮影することはできない。
2. 未成年者の起用
乙が18歳以下(高校生以下)の場合、甲は撮影内容を乙の保護者に説明し、乙の保護者から出演承諾を受ける。
3. 報酬の説明・承諾処理の徹底
報酬の有無に関わらず、甲は乙に対し、事前に金額を説明し、乙の承諾を得る。
4.甲乙ともにハラスメント防止に努める。
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掲載者情報
担当者 | 楊 雨鑫 |
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