【7/23締切】『カラダノナイ(仮)』主演キャスト募集

『カラダノナイ(仮)』主演キャスト募集
◆はじめに◆
ENBUゼミナール映画監督コースに在籍し、映画制作を実践的に学ぶ、東京大学大学院・学際情報学府修士課程の施 悠鳴(シー ユーメー)と申します。
このたび、ENBUゼミナール監督コースの中間制作として、短編映画『カラダノナイ』を制作いたします。 現在、本作の主要キャストを募集しております。完成後はENBUゼミナール主催の校内上映会での初上映を予定しており、優秀作品として選出された場合は新宿K’sシネマでの劇場上映も行われます。
さらに、国内外の映画祭への出品にも積極的に取り組んでまいります。映像表現に真摯に向き合っていただける方のご応募を心よりお待ちしております。
◆作品概要◆
タイトル:『カラダノナイ』
ジャンル:心理ドラマ/関係劇/身体的寓話
上映時間:20分前後(予定)
撮影形式:ミニマルな室内撮影中心・カラー・一眼レフカメラ撮影(映画的ライティングを使用)
※完全な脚本(最終稿ではありません)が必要な方は、メールでご連絡ください。個別にお送りいたします。
◆あらすじ◆
東京の狭いアパート。
ある夏の日々のなか、ナオは「胸の感覚を失う」という説明できない身体的異常に悩まされていた。部屋は冷えきり、氷は増え続け、氷箱は溢れ、彼はそれらを執拗に数え、容器に詰め続ける。
共に暮らす恋人モネは、表面上は何事もないかのように淡々と日々を送るが、彼の異常を黙って観察しながら、時折冷たくも親密な身体的接触を試みる。二人の会話はほとんどなく、代わりに氷や包帯、牙签、そして冷蔵庫が感情のやり取りを代行していく。
やがて、善次の中年男の登場が、ナオの心にさらに不穏な揺らぎを引き起こす。彼が語る「冷たさの快楽」は、ナオの不安と自己認識を歪め、部屋に閉じこもる彼の心理を加速させていく。
そして、ある朝。
氷が容器から溢れ、全てが零れ落ちるように、彼の理性と身体も限界に達する。
「切って。」
ナオは自らの「胸」を女に委ね、バスルームで「切除」の儀式が静かに執り行われる。
翌朝、モネはひとり残され、彼の痕跡を冷蔵庫の奥に保存する。
掌で溶けていく氷を眺めながら、彼女は笑い、そして泣く。
部屋はなお冷たく、夏は終わり、誰も戻らない。
◆登場人物◆
白井 ナオ(男性、20代前半)無職。一見すると無気力で従順だが、内面には繊細で複雑な感情を秘めている。冷たさに執着し、自らの「感覚の喪失」を埋め合わせるように、氷や身体を通して実在性を確かめようとする。
伊東 モネ(女性、20代後半)コンビニ昼勤。ナオと同居している静かな女性。感情を表に出すことは少ないが、観察力に優れ、ナオの異常や崩壊に対しても距離を保ちながら受け入れる姿勢を見せる。ナオとの共依存関係の中で自身の弱さも抱えており、沈黙の中に揺れる感情が潜んでいる。
早川 善次(男性、50代)無職。アル中酔いと妄想に沈む男。性的で不穏な語りがナオを追い詰め、世界の歪みと感覚の崩壊を象徴する存在。ナオにとって彼の存在は不快で恐ろしいが、同時にどこかで「理解されている」と錯覚させる危険な魅力をもつ。
※年齢は視覚上のものです。実年齢より若く/上に見える方も歓迎いたします。
※プロ・アマ不問。演技経験の有無も問いません。
◆身体表現について(重要)◆
本作には、以下のような身体表現が含まれます。
ナオ役(男性):上半身の肌の露出(上半身裸)があります。撮影は美術的にライティング調整の上、身体の陰影を用いた詩的表現として行います。必要に応じてバンテージなどを使用します。
モネ役(女性):腕の露出はございますが、それ以外の部位の露出はございません。全て事前にすり合わせの上、無理な表現は一切行いません。
ナオ役 + モネ役:氷・水・包帯などを使った演技がございますが、肌に直接触れる表現は演出と相談しつつ最大限の配慮をいたします。
ミズノ役(男性):身体的接触はございませんが、静かな圧をもつ演技が求められます。
◆配慮事項◆
・本作は身体表現において、演者の意向を最も尊重いたします。
・事前のオディションまたはリハーサル時に十分なすり合わせを行い、当日も安心して臨んでいただけるよう、信頼関係を築きながら進行します。
・演出や撮影内容に不安がある方は、事前の相談を歓迎いたします。
◆衣装・ヘアメイク・小道具について◆
出演者の方にご持参をお願いする場合がございます。
◆撮影について◆
撮影予定日程:2025年8月下旬〜9月上旬(2-3日間を予定)
撮影場所:都内23区内・一軒家またはアパート室内
拘束時間:1日最大8時間を想定
◆謝礼・条件◆
出演料:5,000 ~ 8,000 円/日 ※配役によって異なります。
交通費、食費支給あり(撮影期間のみ、上限1,000円)
完成作品は上映イベントや映画祭出品の他、希望者にはポートフォリオ用データ提供可
◆応募方法◆
以下のフォームをご記入してください:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf4QQ5ej259J_Dse0FrGlnEcx4GtEO2q7VlFEP_dnXwEKiKHQ/viewform?usp=header
◆応募先メールアドレス◆
shi1594983336@gmail.com
締切:2025/07/23
◆審査の流れ◆
応募が多数あった場合のみ、送って頂いたメールの情報を元に、書類審査を行います。その後、審査を通った役者さんのみ、オーディション参加の確認メールを送らせて頂きます。
オーディション会場はENBUゼミナール(東京都品川区西五反田2丁目4−2)を予定しております。
◆最後に◆
本作は、関係性の静かな歪みや、身体と感情の間に潜む孤独を描く作品です。
「なにかに触れることでしか、気持ちを届けられない」という、現代的な距離感と情熱の交錯を一緒に探ってくださる方をお待ちしております。
どうぞお気軽にご応募ください。
ご質問等も上記メールにて承ります。
監督・脚本
施 悠鳴(ENBUゼミナール監督コース)
【ハラスメント防止対策ポリシー】
映画の制作にあたっていかなる暴力行為、暴言、恫喝、ハラスメント行為、差別発言は許しません。その様な行為がもし発覚したら、直ちに降板して頂き、ENBUゼミナールに相談し場合によっては警察に通報致します。他のスタッフについてもその様なことが無いように徹底致します。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
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※ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。
掲載者情報
掲載者 | ENBUゼミナール |
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担当者 | 施 悠鳴 |
お問い合せ先 | shi1594983336@gmail.com |
その他情報 |