上海国際・モスクワ国際映画祭入選作品の監督による北海道開拓をテーマにした長編映画 俳優募集 9/15締切

はじめまして。北海道在住の映像作家・逢坂芳郎です。
この度、2027年春撮影予定 長編映画『人間の土地(仮題)』に出演する20代〜40代の男性俳優を募集します。
明治時代後期の北海道・十勝を舞台に、開拓農民の1年を描くモノクロ映画『人間の土地(仮)』では、厳しい自然のなかで木を伐り、農業をして生き抜く4〜5名の農民役(主役を含めたそれぞれ映画の中で重要な役)を募集します。出演に向けて関心のある方、自然・歴史に関心のある方、身体を使って当時の人間を表現する意志のある方を歓迎します。
作品タイトル:人間の土地(仮題名)
あらすじ
長編映画「人間の土地(仮題)」は明治30年代後半、北海道開拓移民の1年を描いたドラマである。
未開拓の北海道は当時貧しい人々にとって夢の土地であった。若い夫婦(源三27歳、お栄23歳)とその兄弟(松四郎22歳)が夢を実現させるため海をわたり北海道・十勝へやってくる。この土地は彼らに自然の恵みを与えるが、時には的となって立ちはだかる。同じ境遇の貧しい移住民と「結」を組み、助け合いながら、一歩一歩森と畑を拓き、人間が生きる術を学んでいく。
この映画はエドワード・ヤンの「Yi Yi」のような、家族の視点が代わりながら物語が進んでいく群像劇のスタイルである。また、リー・ルイジュンの「小さき麦の花」のように、畑を起こし、種をまき、家を建てるなど、開拓農民の苦楽を観客が体感できる。この映画はデジタルフィルムカメラでモノクロで撮影を予定。カメラワークとして自然と動物の視点を導入し、自然界が強い未熟な人間社会を演出する。
監督:
逢坂芳郎(過去の実績はプロフィール欄を参考)
2024年に発表した短編映画「馬橇の花嫁」は昭和30年代の農村を再現しました(https://www.basori-movie.com/)
HP: yoshiroosaka.com
撮影時期:
2027年春から春夏秋冬を通じて撮影を行う予定。
募集する役:
・源三(30歳前後)映画の主人公。岐阜出身。仕事熱心ではあるが、背が低く体格に恵まれないこともあり故郷では周囲から疎外されていた。村の人々を見返し貧困から抜け出すため、嫁と弟を連れて北海道移住を決意する。頑固さが彼の強さでもあるが、新しい人間社会では負担となる。
・黒崎三蔵(50〜60歳)十勝開拓の先駆者。主人公ら家族に開拓の術を教える。移住者を支える経験豊かな指導者で、理知的かつ逞しい、重厚な存在感を持つ男。
・吉蔵(25歳前後)親方の息子。北海道で生まれ、若くして開拓の知識経験が豊富な働き者。好奇心が旺盛で、内地から来た移住者に親身になって仕事や生活の手助けをする。
・木下(40歳前後)東北から来た貧しい農家の主人。老婆と子供を含めた家族を引き連れて十勝へやってきた。貧しさゆえに体は細く小さいが、東北では山仕事の経験がある。年下にも腰が低く、貧乏を冗談に変えて周りを笑わせる。
・お栄(25歳前後) 源三の妻。源三よりもさらに貧しい農村で育ち、田んぼで働きながら、町では着物の仕立て職人としても働いて家族を助けていた。土地を持ち、より良い暮らしを築くという源三の夢を共有してはいるが、争いごとを嫌い他人を優先することで苦難を耐え抜く。
求める特徴(特に男性):
・身体を使った演技が得意な方
・体力に自信がある方(山林作業、木の伐採、農作業などを含む。技術指導のサポートをします)
・馬の扱いや乗馬経験があれば歓迎(未経験でも可。乗馬トレーニングのサポートをします)
・歴史や土地、人間の営みに関心のある方
報酬:
あり(日給15,000円〜30,000円おん範囲を想定。役や撮影内容、日数によってご相談させてください)
滞在費・交通費
出演人は別に支給
技術研修について(男性のみ):
この映画では明治時代の生き様を役者の皆さんに体現して欲しいと思っています。そのために実践的なワークショップを通じて役作りのサポートをしたいと思っています。今年6月に先立って実施したワークショップでは、開拓小屋(拝み小屋)を一から作る、鋸で木を倒すなど、実践的な作業を体験しました。自然と向き合い時間は学びと発見の多い貴重な体験でした。その経験を経て、今回募集する候補者にもワークショップを体験してもらいたいと考え募集をしています。時間をかけ技術と役作りを醸成していくプロセスを受け入れてくれる方を歓迎します。
応募方法:
以下の内容を添えて、メールにてご応募ください。
氏名・年齢・所属(ある場合)
写真(バストアップ/全身)
経歴(舞台・映像など)
志望動機・自己紹介(自由形式)
【送付先】
landofhumanity.film@gmail.com(担当:逢坂)
締切:
9/15
審査の流れ:
書類で選考させていただき、選ばれた候補者にメールで追加質問などを含めたご連絡させていただきます。
最後に:
私は当時光を当てられなかった農民に焦点を当てるながら、先人が作り上げた歴史を映画として未来へ残したいと思い、この映画を撮るために北海道へ移住(Uターン)しました。大変な仕事をしていた当時の「人間の力」と同時に、土の感触、雪の静けさ、春一番の風、収穫の喜び、これら自然の恵みをスクリーンに映し出し、観客に体で感じてもらえる映画作りを目指します。
この企画に賛同していただける役者の皆さんのご応募、心よりお待ちしております。
【ハラスメント防止対策ポリシー】
本作品では準備・撮影すべてのプロセスにおいて、制作者、出演者全ての作品関係者に対して、ジェンダー、年齢に関係なく、いかなるハラスメントも許しません。全てのスタッフがお互いを尊重し、作品に向き合える環境作りを心がけます。また、相談ができる窓口を設置しトラブルがあった場合に速やかに対処できる環境を整えます。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
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※ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。
掲載者情報
掲載者 | BLUE BIRD FILM |
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担当者 | 逢坂芳郎 |
住所 | 北海道帯広市西八条南27−1−14 |
お問い合せ先 | landofhumanity.film@gmail.com |
関連URL | http://yoshiroosaka.com |
その他情報 |