高山康平監督ワークショップ『演技と身体〜映像演技への身体論的アプローチ〜』4月度募集開始
映画監督・高山康平が独自の演技論を元に開催する定期ワークショップ『演技と身体〜映像演技への身体論的アプローチ〜』の4月度の予約を受付開始します。多くの方のご参加お待ちしております。
【概要】
東西哲学、解剖学、脳神経学、能の身体技法・習道論を参照した独自の理論に基づいて映像演技における表現を追究します。理論的な裏付けを持った演技技術の習得を目指し、哲学的に人間の本質に迫り、芸術としての演技の実践の場を創出することを目的に多くの人が出会い共創する場を目指します。
【講師】高山康平
映画監督。
1987年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。
これまで短編・中編作品を中心に自主制作映画を監督。大阪アジアン映画祭、スキップシティ国際Dシネマ映画祭、TAMA NEW WAVE、映文連アワードなど国内の主要な映画祭で受賞・入選を果たしてきた。初長編作品『アイニ向カッテ』は全国で劇場公開された。
また、近年は自主映画だけでなく、インタラクティブドラマやN F Tなど新興分野へも表現の領域を広げている。
https://koheitkym.myportfolio.com/
【応募方法】
下記のフォームより必要事項をご記入ください。
応募フォーム→ https://forms.gle/LmUb8PmjUi6LwYop7
【開催日程】
2022年4月4日(月) 17:00~21:00
4月11日(月) 17:00~21:00
4月18日(月) 17:00~21:00
4月25日(月) 17:00~21:00
※内容は、参加者の興味分野に合わせて毎回変わります。
【料金】
一般料金 3,000円/1回
1ヶ月通し券 10,000/4回
※1回からご参加可能です。
※継続的にご参加いただけるよう料金設定しております。
※料金はワークショップ当日までに指定の口座にお振込ください。
【場所】
練馬区(新江古田・東長崎近辺)
※会場までの交通費はご自身でご負担ください。
【ワークショップで扱うテーマ(例)】
・演技の基礎的な身体性
・動きで伝える身体の使い方
・立つ・歩く・振り向く
・感情・表情・眼力
・動きの意味とバリエーション
・場の共創(他者とともに演じる)
・イメージ思考で個性を引き出す
・世阿弥の芸論の現代的解釈と活用
・脚本の読み取り
・人物像の設計
・見られることについて(カメラ・観客との関係)
・画角と意識のサイズ
【定員】
最大12名
【講師メッセージ】
演技は心の表現であるけれどもそれは必ず身体を通じて行われます。しかし、演技の方法論は曖昧なものが多く、身体的な部分が見落とされていることが多いのではないでしょうか。演技の修練は各人の工夫と努力に委ねられていて、しかもそれぞれが感覚的にそれを行っているために知見が共有されにくい現状があり、多くの役者がどうやって技術を向上させたら良いのかわからず悩んでいるように思います。
僕は演出家ですが、演技の方法論にはかねてより強い興味があり、独自の哲学を展開してきました。そして、近年はそれらに科学的・哲学的な裏付けを持たせるべく書籍を漁り、自分の身体で実験をしてその体系化に努めてきました。さらに、研究の中で特に日本の古典芸能である能の身体技法や理論に強く惹かれ、それらを現代の映像演技に応用することで日本独自の演技の魅力を引き出せるのではないかと考えるようになりました。能の大成者・世阿弥が残した伝書は現代の観点から見ても奥深く、演技だけでなくすべての芸術に当てはめることができます。
ワークショップでは、しばし難解なテーマにも挑戦していきますが、頭では理解が難しくても身体を動かしてみたらわかることがたくさんあると思います。また、僕は塾講師としての経験も長くあるので、わかるように丁寧に説明していきますし、少なくともみなさんが考えるきっかけは提供できるよう工夫していきたいです。難しいことを避けては、物事の本質に近づくことはできません。みんなで協働して難しさを乗り越えられたらと思います。
また、こうした探究の場では僕も含めて全員が一研究者に過ぎず、年齢やキャリアの差は関係ありません。経歴・年齢に関係なく、様々な方にご参加いただきたいです。
普段の演出の現場では、こうした根本的な理論まではお伝えする時間はなかなか取れず、歯痒さを覚えることが多くあります。こうしたワークショップの場で、今後の作品や仕事の場でご一緒できる役者と多く出会えたらいいなと思っております。
※本ワークショップの基となる理論についてはnoteにて記事を連載しております。ご参加に当たって必ずしも読んでおく必要はありませんが、ご興味があれば是非読んでみてください。
https://note.com/koheitakayama/m/m0a4e7cd5ea61
【想定している流れ】
ウォーミングアップ→台本を使った練習・発表(課題の発見)→テーマについての講義→テーマに沿ったワーク→台本を使った練習・発表(成果の確認)
※台本はワークショップの一週間前までにお送りする予定です。
【新型コロナ感染対策について】
・参加者は来場時、検温と手の消毒をしていただきます。
・発表時以外は原則マスクを着用していただきます。
・会場内は常時、空気清浄機を稼働します。
・定期的に会場内の換気を行います。
・当日、発熱・咳などの症状のある方には参加をご辞退いただきます。
・緊急事態宣言が発令された場合や感染の拡大状況によっては開催を見合わせることがございます。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
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掲載者情報
担当者 | 高山康平 |
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お問い合せ先 | kohei.tkym@gmail.com |
関連URL | https://koheitkym.myportfolio.com/ |
その他情報 | 応募フォーム https://forms.gle/RcEbcyuv4xUaRUxr5 Twitter https://twitter.com/koheitakayama note連載『演技と身体』 https://note.com/koheitakayama/m/m0a4e7cd5ea61 |