【12月9日開催】【参加者募集】金井久成監督による演技ワークショップ-“見えないものを演じる”ために-
ご覧いただきありがとうございます。
DOUGATTCH事務局の木島と申します。
この度、映画監督の金井久成によるワークショップを開催いたします。
皆様のご参加お待ちしております。
主催/講師:金井久成
脚本/監督作品:
まばたきは水の中 | 2019
https://youtu.be/54ynfMNnIJ8
笑ってられるか | 2020
https://youtu.be/f_u65GwYhdg
まっしろな騒音 | 2021
https://youtu.be/6aqFdMukCPU
“見えないものを演じる”ために
——内側に棲む他者、届かない声、言葉にならない衝動を扱うために。
私たちは日々、表情・台詞・行動だけでは説明できない感情と共に生きています。
過去の残響、期待と諦めの揺れ、誰にも聞かれない叫び。
それらはしばしば輪郭がなく、しかし確かに演技の底を形づくります。
本ワークショップでは、これまでの作品
『まばたきは水の中』『笑ってられるか』『まっしろな騒音』
を通して追ってきたテーマを、俳優の身体と感覚で再検証します。
【扱うテーマ】
・内側の“他者性”を演じる
自分の中の過去/傷/未解決の問いが、いまの動きや沈黙にどう影響するか。
語らない人物を「空洞」にせず「奥行き」として立ち上げるためのアプローチ。
・“自分らしさ”と“人間らしさ”のあいだ
役の“らしさ”を削り落とす過程と、社会的に身につけた“仮面”をどう扱うか。
どちらが正しいという話ではなく、揺れそのものを演技の材料にします。
・上辺・嘘・優しさの境界線
「本当の感情」ではなく、「本当らしい嘘」が関係性を生む瞬間を探る。
嘘が絆をつくるのか、それとも崩すのか。判断はつかない前提で進めます。
・語らないことで語る演技
所作の反復、視線の停滞、触れようとして触れない距離。
欠落を“説明”にせず、“作用”として舞台や映像に滲ませる訓練。
・現代の孤独とノイズ
過度な敏感さと感受性、情報の過負荷、誰にも届かない感情の騒音。
“疲れ”や“鈍さ”を演技の弱点ではなく、表現の素材に転換します。
【対象】
* 心理の深掘りや繊細な表現を必要とする役に興味がある方
* 「語らない人物」「静かな人物」「揺れる人物」を演じる難しさを感じている方
* 自分の癖や“分かりやすさ”から一度距離を置いてみたい方
* 映像表現におけるニュアンスの扱いを強化したい方
※経験は問いません。ただ、“自分が何を知らないか”を探る姿勢を持てる方を歓迎します。
【内容(予定)】
* 身体ワーク:沈黙・停滞・反復
* 過去を背負う演技:台詞以前の“重心”の調整
* 二人組ワーク:嘘・上辺・遠回りのコミュニケーション
* シーンワーク:既存脚本・短文の再解釈
* フィードバック:説明ではなく“作用”で語るための調整点
【使用台本】
○横断歩道
信号機は赤。立ち止まる二人
青になるまで、二人は黙っている
拓海が歩き出す。
コツコツと他人の足音と足音が重なり、鳴り響く。
拓海が振り返ると、十明は止まっている。
拓海「青だよ。」
歩き出す十明
三叉路の真ん中で、十明は立ち止まる。
十明「川の音がする」
マンホールから、水が流れる音。
拓海「川じゃないよ。下水道」
十明「いつぶりだろ。川の音」
拓海「川じゃないよ」
十明「富士山登りたいなー」
携帯で“富士登山”と検索する拓海
拓海「7月かららしいよ」
十明「まだ無理か、」
歩き出すふたり
○2人の部屋
拓海「なにか、あった?」
十明「え?なんでもないよ」
拓海「そう」
十明「うん」
拓海「話せそうなこと、とか話したいことあったら、話してね」
十明「なんだろ。なにかあるかな?」
顎に手を当てて、考える十明
十明「そうだ、この前、職場の子が誕生日だったの。」
拓海「うん」
十明「プレゼント渡そうと思っていったら、真知子ちゃんも持ってきてて。なににしたの〜って、見せっこしたら、全くおんなじのでさ。なんだー、一緒に探せばよかったね〜って、笑っちゃって」
拓海「すごいね」
十明「ね、びっくり」
拓海「それ、どうしたの?」
十明「そう、持って帰ってきちゃった」
拓海「そっか」
十明「なんかさ。今日も昨日も明日も。誰かは、絶対どこかで、お祝いされてるんだよね」
拓海「あら、素敵」
十明「いいよなあ」
拓海「そうだね」
【開催日時】 12月9日(火)14時から18時(受付開始:13時45分から)
【開催場所】 台東区近郊
【参加費】 3000円(税込)
※当日現金払い
【定員】 8名
【持参物】 プロフィール一部(お持ちであれば)
室内用シューズ(床を傷つける恐れのないもの)
【申し込み方法】
参加ご希望の方は、以下の項目を明記のうえ、
お申し込みフォームからエントリーください。
※芸能プロダクション所属の方は、事務所の許可を得た上でご参加ください。
また、見学のみの参加も歓迎しております。以下のフォームより見学を選択の上お申し込みください。(見学のみは無料となります。)
【申し込みフォーム】
https://forms.gle/8q61xUQY4DXnrXLw6
【申し込み内容】
①名前
②年齢
③お電話番号
④メールアドレス
⑤全身またはバストアップ写真
⑥プロフィール(無くても構いません)
【申し込み〆切】
12月5日(金) 23時59分まで
※応募多数の場合は参加をご遠慮いただく可能性があります。予めご了承ください。
【支払い方法】
当日現金にてお支払いいただきます。
12月5日の〆切後、12月6日中に参加確定のご連絡と、開催場所の詳細をお知らせいたします。
ご質問や不明点は以下の問い合わせフォームからご連絡いただくか、
申し込みフォーム内に記載のメールアドレスへ直接ご連絡ください。
【問い合わせ窓口】
DOUGATTCH事務局 木島
https://www.do-gatch.com/contact
【ハラスメント防止対策ポリシー】
ハラスメント防止対策ポリシー
1. 基本方針
本ワークショップでは、参加者一人ひとりが安心して創作・学び・表現に取り組める環境づくりを最も重視します。俳優として互いを尊重し合い、いかなる形のハラスメントも許容しません。
2. ハラスメントの定義
ハラスメントとは、相手の意に反して不快感・屈辱感・恐怖心を与える言動、またはその尊厳を傷つける行為を指します。具体的には、以下のような行為を含みます(これらに限られません)。
・性的な言動、身体的接触の強要、またはそれを示唆する発言
・性別・年齢・容姿・職業・経験・国籍などに関する差別的な発言や扱い
・指導・演出の名を借りた暴言や過度な威圧
・SNS・メールなどでの誹謗中傷、プライベートな詮索
3. 演技・身体表現に関して
演技の特性上、身体的接触や心理的に踏み込む表現を扱うことがあります。
これらの場面では、事前に意図や内容を説明し、参加者の明確な同意を得た上で行います。
不安や不快を感じた場合は、理由を問わずその場で中断・辞退することができます。
4. 相談・報告体制
ハラスメントに関する相談や報告は、運営事務局(https://www.do-gatch.com/contact)までご連絡ください。相談内容や報告者のプライバシーは厳重に保護し、不利益な扱いを受けることは一切ありません。
5. 対応
報告内容を確認の上、必要に応じて当事者への注意喚起・話し合い・参加停止などの措置を講じます。再発防止のため、主催者・講師・スタッフは常に安全で健全な学びの場づくりに努めます。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
※ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。
掲載者情報
| 担当者 | 木島伸明 |
|---|---|
| お問い合せ先 | n.kijima@do-gatch.com |
| 関連URL | https://www.do-gatch.com/ |
| その他情報 |