「THE ラスト・シネマ☆インパクト vol.1」行定勲 大森立嗣 横浜聡子 山下敦弘 各監督による俳優育成ワークショップ

俳優育成ワークショップ”シネマ☆インパクト”　ついに最終回！！

2012年、13人の監督と受講生による連続15本の長短編映画の制作からスタートし、従来のワークショップにない、超ハイレベルな講師陣・内容で,映像分野で活躍する数多くの人材を輩出してきました。以降、他のワークショップでも講師や内容のレベルアップが図られ、そういう意味では少しは「映画」に貢献できたのではとも思うと同時に、シネマ☆インパクトの役目を終える事にしました。そこで、これまで講師をやっていただいた監督の方々に、できるだけ多く参加して頂き、これまでの集大成として、最後のワークショップ『THEラストシネマ☆インパクト』を数回に分けて開講することにしました。
Vol.1は、行定勲、大森立嗣、横浜聡子、山下敦弘の4人の特級監督を講師にお迎えしました。ラインアップで”THE ラスト・シネマ☆インパクト”開講です！！！

講師紹介
行定　勲(ゆきさだ　いさお)監督クラス　 10/22(火)-24(木)
『OPEN HOUSE』(’97)で初メガホン。『ひまわり』(（00）が釜山国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞。『GO』(（01）で日本アカデミー賞最優秀監督賞など数々の賞を受賞し、『世界の中心で、愛をさけぶ』(（04）で大ヒットを記録し、『北の零年』( (’05) 『春の雪」(’05)と話題作を連発。『パレード』(（10）と『リバーズ・エッジ』( ’18)でベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を２度受賞。『リボルバーリリー』(’23)の後、今年2024年は日韓同時公開の韓国ドラマ「完璧な家族」を監督、新たな疾走を続けている。

行定監督からのメッセージ
韓国ドラマを1年やっていた。
とにかく俳優たちが凄まじかった。
彼らは現場にくると真っ先に私をつかまえ「チェセンガゲヌン」という狼煙の言葉を口に目をギラつかせる。その言葉は、「私の考えを申しますと」という意味だ。どんな小さな表現にも、独自の考えをぶちかまそうとしてくる。唸るような解釈もあれば、やり過ぎだろと笑ってしまうものもある。しかし、その表現を探究する姿勢をリスペクトできた。彼らを撮ればなんとかなると思わせてくれた。
ヘタな演出プランを捨てて、やり合う尊い時間が生まれた。あのような時間がもう一度訪れることを信じて、皆さんのやり方をぶちかまして欲しい。出会いを楽しみにしています！

大森　立嗣(おおもり　たつし)監督クラス 　 10/29(火)-31(木)
『ゲルマニウムの夜』(’05)で衝撃デビュー、松田翔太、高良健吾、安藤サクラの『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(’10) で日本映画監督協会新人賞。永山瑛太、松田龍平『まほろ駅前 多田便利軒』(’11)、真木よう子主演『さよなら渓谷』(’14)でモスクワ映画祭審査員特別賞、ブルーリボン監督賞(『ぼっちゃん』と併せて)。黒木華主演『日日是好日』(’18) 報知映画賞監督賞、芦田愛菜主演『星の子』(’20) 日本映画批評家大賞。毎日映画コンクール日本映画大賞『MOTHER　マザー』(’20)で、主演の長澤まさみが日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ各映画賞で女優賞を独占と、役者が最も出演を切望する監督の一人である。今年は、福士蒼汰、松本まりかw主演の『湖の女たち』が公開された。

大森監督からのメッセージ
著しく変わっていく世相の中で、今僕たちは何をしよう。分断や対立、間違った自由からは何も生まれない。僕は俳優たちを尊敬しています。世界を間違った方向に行かせないのが俳優の仕事だからです。自分よりも他を生かす純粋な演技が見たい。誰でも素晴らしい演技ができる。そんなことを考えながら、ワークショップをやります。さあさ、皆、集まれラストシネマインパクト〜、楽しく実りある３日間にしましょうね。

横浜　聡子（よこはま　さとこ）監督クラス　 11/12(火)-14(木)
『ジャーマン＋雨』(’06)で日本映画監督協会新人賞を受賞、『ウルトラミラクルラブストーリー』(’09) は、主演の松山ケンイチが高崎映画祭最優秀主演男優賞、毎日映画コンクール男優主演賞を受賞し、キネマ旬報ベストテン7位に選出される。 戌井昭人原作、安田顕主演『俳優 亀岡拓次』(’16)。青森を舞台にした、越谷オサムの小説『いとみち』(‘21)で、大阪アジアン映画祭観客賞＆グランプリ、TAMA映画賞特別賞、山路ふみ子映画賞文化賞を受賞。脚本宮藤官九郎の最高傑作との呼び声も高い『季節のない街』(（’24/Disny+）では、神回と言われる“がんもどき前・後篇”を含め全3話を監督し、改めてその監督力が注目されている。

横浜監督からのメッセージ
演ずることに関する俳優部の悩みは尽きることがないと思いますが、結局「いい芝居って一体なんなのか？」という問いにありつく気がします。“いい芝居”をゴールとするのではなく、そのゴールのためにできるアプローチにはどんなものがあるのか、このワークショプで可能な限り細かく分析し積み上げていけたらと思います。ついに最後のシネマ☆インパクト、皆さんと精一杯楽しみたいです！

山下　敦弘(やました　のぶひろ) 監督クラス　 11/20(水)-22(金)
大阪芸術大学の卒業制作『どんでん生活』(’99)が高い評価を受け、『リンダ リンダ リンダ』(‘05）『天然コケッコー』(‘07『マイ・バック・ページ』(‘11）『苦役列車』（’12）『もらとりあむタマ子』(‘13）『オーバーフェンス』(’16)と、多くの作品がキネマ旬報ベストテンにランクインし、名匠の地位を確立する。TVでは『山田孝之の東京都北区赤羽』で東京ドラマアワード演出賞を受賞。今年2024年は、カンヌ映画祭監督週間に選出された久野遥子との共同監督のアニメ作品『化け猫あんずちゃん』、『カラオケ行こ！』『水深ゼロメートルから』『告白　コンフェッション』と、４作品を発表している。

山下監督からのメッセージ
俺のワークショップはたぶん“演技レッスン”的なことにはならないと思います。じゃあ何をするの？と聞かれても今のところ何も考えて無いので困ってしまいますが、集まったメンバーで何か面白いこと出来ないかな、と漠然とそんなことを思っています。だから演技を教えて欲しいとか考えてる人は来ない方がいいです。
3日間という短い期間ですが“面白い予感”が一つでも生まれる3日間にしたいと思っています。よろしくお願いします。

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◆ 定員　各クラス20名
◆ 受講料　
1クラス受講　¥19,000-
＊複数受講をご希望の場合、¥19,000×受講クラス数となります。

締切　各クラス　開講週の日曜日
　
-お支払方法-
一括払い・銀行振り込み

○先着順での受付となり、受講受付の完了した方が定員に達した日が、応募締　
　切日より早い場合は、その時点で応募締切となり、以後はキャンセル待ちで
　の受付となります。
○キャンセルの方があった場合は、キャンセル待ちの方が順次受講権利を獲得します。
○受講料支払い後のキャンセル
　各クラス開講前々週の金曜昼1200まではキャンセルが可能です。その際、受講料は全額返金いたします。これ以降は、返金不可となります。
○受講日程が、講師監督のスケジュールの都合で変更となる場合があります。

分割払、後払い等対応しています。ご相談・ご質問等ございましたら、遠慮なくお問い合わせ下さい。

【ハラスメント防止対策ポリシー】
○開講前、講師に強圧的な指導、接触しての指導、個人指導の禁止などハラスメントに関しての注意事項を確認します。
○開講初日に前項目と同様のハラスメントに関する注意事項を受講生、講師を前にあらためて説明します。
○開講中にハラスメントに該当するような兆候があった場合は、スタッフ・受講生から即座に報告を受け、対応できるように風通しの良い環境作りを目指します。
○懇親会については、希望者のみの参加とし、当スタッフおよび主宰が必ず同席し、良好な懇親会になるよう責任を持って行います。