３DAYSサマーワークショップ ｜マイケルチェーホフテクニック「役の創造」

「舞台で演じようとする役を想像してみる。それを心の目でみると次第とはっきりと現れてくる。すると俳優は体で表現したいという願望が膨れ上がってくる。」マイケルチェーホフ


　チェーホフテクニックでは、「役を内から」つまり自分の経験や知識から作り出すのではなく、「役は外から」やってくるとしています。つまり純粋な想像力で役を創造することです。
本来役は、俳優とは全く違う容姿、感覚、思考、目的を持っていて、観客は俳優が創りだした役を通して、ストーリーを楽しみます。俳優は想像力を使い全く未知の役を創り出し、その創造した役に入っていくのです。そのプロセスは俳優にとって楽しさ以外の何物でもありません。
　このWSではイメージへの融合のプロセス、台本への応用まで探求していきます。

～レッスンの概要～
□1日目□
「イメージと体の融合」
ただ外にイメージを置けば、キャラクターになれるわけではありません。そこには的確なプロセス、遊び心、愛情が必要です。

□2日目□
「役を身にまとう」
　役へのアプローチは研究や観察も必要ですが、直感も働かせます。直観に従い、見つけた役は独創的でとても魅力的です。自らが見つけた役に身にまとうことを行います。

□3日目□
「役で遊ぶ」
　台本から見つけた役を実際にシーンではどのように使えるのかを探求します。

～使用テキスト～
テキストは受講生にお送りします。

▼講師紹介
秋江　智文
演技講師・演出家・俳優・通訳
マイケル・チェーホフスタジオ東京代表
アクティングコーチギルド（ACG）理事
京都芸術大学非常勤講師
　21歳のときマイケル・チェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ＆ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン（Sarah Kane）および、校長のクリストファー・ガービー（Christopher Garvey）に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』（Michael Chekhov Studio London）の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケル・チェーホフテクニックを体系立てて教えている。多くの海外講師を招聘したり、海外講師からのオンラインレッスンを企画するなど世界的なレベルのテクニックを届けている。マイケルチェーホフヨーロッパ（MCE)の講師養成のメンバーとして日々演技を教えることを研究している。
　松竹エンタテイメント俳優スクール、株式会社フリー・ウェーブ、ポーラスター東京アカデミー、株式会社アンカットなどで講師を務めている。　

▼日時
8月12、13、14日11：15～16：45
※開錠は11：00となります。
※途中で昼食休憩があります。

▼受講料
12日のみ　8,000円
3日間　22,000円

▼定員
12名

▼受講条件
俳優、もしくは俳優を志す方

▼会場
高円寺K’ｓスタジオ本館
東京都杉並区梅里1－22－22パラシオン高円寺B1－100号

▼申し込み
HPのAPPLICATIONより申し込みください
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/class-ws/%EF%BC%93days%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%BCws-%E5%BD%B9%E3%81%AE%E5%89%B5%E9%80%A0/

【ハラスメント防止対策ポリシー】
マイケルチェーホフ東京主催のWSやレッスンでは、常に「俳優ファースト」の場となるように、安心・安全な場になるようにします。

・演技としての暴言、強要、恫喝、人格否定等は、受講者にその意図や状況の理解を十分に促し、演技以外でのいかなるハラスメント行為は一切認めません。
また、その兆候や受講者からの指示が有った場合は、直ちにセミナーを中断し、その解決をその場で図ります。
・年齢・性別や、人種・ジェンダーなど一切の差別は致しません。
・受講者同士の間で、演技上、密な接触がある場合は、精神的および肉体的傷害が無いよう十分に注意を払い、受講者の合意を得て行います。
・セミナー前にハラスメントに関する注意事項を再確認します。
・受講者の個人情報については、セミナーに必要な氏名等、最低限の情報のみとします。