◾️俳優や歌手のための「動きから感覚を磨く」ラバン・ムーヴメント・トレーニング 11月23日(日)・24日(月祝)開催

「もっと気持ちを込めて」「感情を出して」。
演技や歌唱の現場で、そんな言葉を耳にする機会は少なくありません。
けれど、実際に「なにを感じたらいいのか」「いま、どの動きが起きているのか？」
「どうやって身体をつかったら、伝わるのか」を、明確に教えてもらったことがある人はどれほどいるでしょうか。

ただ感情を“出す”よりも、滲み出るように。満ちていきように、身体のうごきから“体験を増やす”ところから。それが、演技力をアップさせて、表現の再現性や解像度を高める最初の一歩です。

俳優や歌手にとって、身体は「道具」である以前に「感情を通す構造」です。
動きが整えば、呼吸の流れが変わり、呼吸が変われば声が変わります。
こう文字に書くとと当たり前ですが、先に結果がわかっていると、順番が狂ってしまう方も…。
感覚が変わるような動きをたくさん体験しておくことで、声が変わることで、感情の流れも自然に生まれていきます。
つまり、演技も歌唱も精神論ではなく、身体構造の理解によってある程度の再現や解像度を高めていくことが可能になるということです。

今回のクラスでは、ヨーロッパの俳優や歌手、ダンサーの教育でも広く導入されているラバン・ムーヴメントをベースに、俳優や歌手が自身の身体と感覚を再発見するトレーニングを行います。

実際に動きを試しながら、感情・呼吸・声のつながりを探り、感覚を「感じよう」とするのではなく、「構築していく」プロセスを体験します。
すると、これまで曖昧だった「リアルな演技」「自然な表現」の正体が、身体の中で明確な手がかりとしてつかめるようになります。
また、自分の特徴や、全く異なるタイプの役へのアプローチ方法も解説します。

なかなか、感情を込めても伝わらない。
練習しているのに、どの役も似てしまう。
なんだか、ワンパターンから抜け出せない。
頑張っているが、声と身体のつながりが実感できない。

こうした悩みを抱えている方にとって、ラバンのアプローチは精神論の先にある、具体的な方法として機能します。

実際、これまでの受講者からは次のような声をいただいています。

「今まで発声ばかり意識してきましたが、身体の使い方を見直したことで声が驚くほど自然に響くようになりました。内面の変化も、はっきり感じられるようになりました。」
（オペラ歌手・女性）

「自分の演技が平板だと感じていましたが、ラバンを通して姿勢やジェスチャーだけではなく、感覚体験が支えてくれる感覚をつかめました。」
（舞台俳優・男性）

「感情を出そうとするほど硬くなっていましたが、動きを整理していくと、むしろ心が自由になる。身体が導いてくれる実感がありました」
（ミュージカル俳優・女性）

演技も歌唱も、「感じよう」と頑張るほど身体が硬くなることがあります。
大切なのは、努力の方向を変えること。
動きの種類を増やし、身体の反応の引き出しを育てることで、結果的に感情は自然に動くようになります。

俳優・歌手・演出家・ダンサーなど、表現に携わる方に向けて、今回はそのための感覚と構造を育てる時間を共有します。

11月23日(日)・24日(月祝) 各13:00〜16:00
東京都世田谷区内スタジオ最寄駅徒歩2分
詳細・お申し込み：https://kaorukuwata.com/laban-movement-training-tokyo-2025/

ラバン・ムーヴメントは、単なる身体トレーニングではなく、「動きから表現を立ち上げるための言語」です。

・ダンスや体操ではありませんから、俳優や歌手の方もご安心ください。

感情のリアリティを“感じようとする”から“伝わる”へ。
その変化を、ぜひ現場で確かめてみてください。

講師：鍬田かおる
英国STAT認定アレクサンダー・テクニーク教師／演技コーチ
IDC認定インティマシー・ディレクター

20年以上にわたり、芸能人、俳優・歌手・ダンサー・ナレーター、声優など、
舞台と映像の現場で活躍する実演家を指導。
ロンドンおよびニューヨークでの研修を経て、
現在は日本でプロフェッショナル向けのトレーニングを展開中。

【ハラスメント防止対策ポリシー】
ハラスメント防止と安全への取り組み

当クラスは、すべての参加者が安心して学べる環境づくりを大切にしています。
・厚生労働省ガイドラインに準拠し、あらゆるハラスメントや差別的言動を禁止
・講師は日本ハラスメントカウンセラー協会認定の相談員・カウンセラー資格を有し、安全な場を維持
・エクササイズは目的とルールを明確にし、年齢・経験・体調に配慮
・身体的接触は指導上必要な場合のみ、社会的に適切と認められる範囲に限定

心理的にも身体的にも安心できる場で、のびのびと演技に取り組めます。


講師自身が一般財団法人日本ﾊﾗｽﾒﾝﾄｶｳﾝｾﾗｰ協会認定ハラスメント相談員ハラスメント研修を修め、ハラスメント相談員およびハラスメントカウンセラーとして認定されており、2025年、資格更新もしております。
詳細はHPの固定記事（2022年7月公開済）をご参照ください。
一般的なガイドラインですが「厚生労働省職場におけるハラスメントの防止のために」に準拠します。

当クラスはあらゆるハラスメント、特定の属性を持つ個人や集団を対象にした差別的言動を禁じております。（時代劇など台本の文化背景で発せられる表現を除く）

健全なトレーニングを続けるために、参加者の方にも、折に触れてハラスメント相談員研修やハラスメントカウンセラー試験からの知見を共有するとともに、全員が安全に取り組めるようルールを確認します。

●安全およびハラスメント対策
参加者が心理的に安全な環境だと感じられるよう努力および工夫を続けております。
具体例
・クラスで行うエクササイズはご本人のご希望、ご年齢や属性、ご経験等に配慮しつつ進みます。
（なんらかの事情で困難が伴う場合、参加を中断していただきご見学をお勧めすることもあります）
・エクササイズ等は目的やルールをその都度、必要に応じて、繰り返し言葉をつかって、説明いたします（ご本人にも覚えていただく責任は生じます）。
・講師および参加者もお互いに暴力、恫喝等の行為をとりません。
・ウォームアップなどの運動時、演技のエクササイズ、身体のつかい方のガイド、癖を防ぐためのサポートなどでも、身体的な接触は指導のために必要な場合だけ、社会通念上、適切な箇所に限り行います。
一般的に水着で隠れるゾーンを触るおよび触らせることはなどありえません。

●安全およびハラスメント対策の詳細
参加者が心理的に安全な環境だと感じられるよう努力および工夫を続けております
具体例
・クラスで行うエクササイズはご本人のご希望、ご年齢や属性、ご経験等に配慮しつつ進みます（なんらかの事情で困難が伴う場合、参加を中断していただきご見学をお勧めすることもあります）
・エクササイズ等は目的やルールをその都度、必要に応じて、繰り返し言葉をつかって、説明いたします（ご本人にも覚えていただく責任は生じます）
・講師および参加者もお互いに暴力、恫喝等の行為をとりません
・身体的な接触は指導のために必要な場合だけ、社会通念上、適切な箇所に限り行います。一般的に水着で隠れるゾーンを触るおよび触らせることはありえません
原則、講師や参加者同士も事前に言語化し、お互いの許可をとってから適宜、身体に触れるエクササイズやレッスンも含まれる場合もありますが、ケガなどのリスクが発生する緊急自体に限り、許可なく参加者の身体に触れて止める場合もあり得ます

・クラスの内容に関連せず、また社会通念上、不適切な性的表現や身体的接触を要求したり、あるいはプライベートな事柄を開示する要求をする場面はありません
・もし台本のシーン内に、性的な表現や身体接触、あるいは暴力が書かれているような場合は事前に相談し、いわゆる「振付」を行った上で、全員の合意のもとに「演じ」られます（今回のクラスは、台本を使うこともなく、該当いたしません）
性愛表現や暴力シーンなど、身体的接触を含んだ俳優同士の即興などはありえません、またそのような即興は禁じております。
・フィードバックなどの意見交換をうながし、どの参加者も発言の機会が得られるよう努めますが、冷やかし、時代錯誤なユーモアなどは講師や参加者同士で止めに入る場合もあり得ます
万が一、上記のような行為があった場合には、通報や関連機関への連絡など適宜、対応します
万が一、参加者間でエクサイズを逸脱するようなハラスメント行為が生じた場合、主催者は迅速かつ正確に事実関係を確認し、被害者と加害者の双方に適正な措置をとるとともに、再発防止のために必要な措置を講じます
・参加者からいただいた連絡先へ、クラスやレッスンのご案内や近況報告等の業務内容以外で連絡を取ることはありません
・参加者から進行に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります
クラスに関する苦情は講師にお伝えいただくか、または各種自治体や相談窓口にご連絡ください
必要に応じて個別に相談窓口を始め関係各所へのご紹介やご報告もいたします。