マイケルチェーホフ東京主催|ドロップインクラス 「身体からの演技へのアプローチ」(開催日11月13日)
どんな俳優でも単発で受講できるドロップインクラス。俳優にとって日々の演技の研鑽は不可欠です。マイケルチェーホフテクニックには、俳優の身体を作るための、心と体を調和・連動させるためのサイコフィジカル(心&体)のエクササイズが様々あります。
筋トレでも、瞑想でもない、心身を使う演技に特化したエクササイズ。どうしても内面ばかり集中して課題の解決できない方も、心を身体を使うからより俳優の身体の成長や変化が感じられます。
また日々のメンテナンスのために、普段使っていない感覚や体をおもいっきりつかいませんか。
■ワークショップの内容■
・WALK VARIATION(歩きのバリエーション)
歩く」ことを通して、演技の基礎的な要素(テンポ&リズム、動きの質感・方向性,、センターなど)を学びます。
・拡大×縮小
チェーホフテクニックの基礎トレーニングの一つ。自分の存在を大きくしたり、小さくしたりと自分の意志で自由に変化できるようにします。
・エナジーボディ
表現者にとって欠かせないエネルギー。これによって、どうやって相手へ働きかけるのかが具体的に理解できるようになる。
▼マイケルチェーホフとは
マイケルチェーホフ(1891~1955)は作家アントン・チェーホフの甥であり、20世紀の偉大な役者の一人である。近代演技術の父であるK.スタニスラフスキーの一番弟子で、チェーホフを「最も素晴らしい俳優である。」と評している。モスクワ芸術座の看板役者として名声を得て、第二モスクワ芸術座では演出家としても活躍した。しかしロシア革命により亡命を余儀なくされた。亡命後はヨーロッパ諸国を回り、短い期間であるがイギリスでスタジオを設立する。後年はアメリカに移り、ハリウッドでスタジオを開き多くのプロの俳優を育成した。チェーホフの直接の指導を受けた俳優として、マリリン・モンロー、ユル・ブリンナー、クリント・イーストウッド、マラ・パワーズ、ゲイリー・クーパーなどがいる。またマイケルチェーホフテクニックを学んだ俳優としてはジャック・ニコルソンやアンソニー・ホプキンズなどがいる。
▼マイケルチェーホフテクニック
マイケルチェーホフは、役者の創作現場をつぶさに観察することで、心と体のつながりを研究し続けた。彼のテクニックはこの「サイコフィジカル(心と身体)」を土台とし、動きを通して役に必要な感情を呼び起こしたり、演技を行う上での必要な要素を見つけたりする。その例としては、チェーホフテクニックで最も有名な「サイコロジカルジェスチャー(心理的動作)」である。全身を使った動きを使った、ジェスチャー(動作)を行うことで、役の行動や目的を見つけ、また身体化させ演技につなげる
役作りにおいて、自らの過去やトラウマではなく、想像力を使い役そのもの存在を見つけ、その役に変身していく。イマジナリィセンター(創造的核)やイマジナリィボディ(創造的身体)などのテクニックでこうした役作り方法を学ぶことができる。
そのテクニックはチェーホフの直接の教え子であるジョアンナ・マーリン、マラ
・パワーズ、グレゴリー・ペック達によって広められる。現在ではアメリカのマイケルチェーホフ協会(MICHA)はチェーホフテクニックを広める本拠地であり、マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)はヨーロッパを中心に広がり、世界中の学校やスタジオなどで学ばれ、プロの俳優などにも使われている。近年では韓国、台湾、シンガポール、中国などのアジア圏の学校やスタジオでも取り入れられている。
日本ではチェーホフの代表的な著作"TO THE ACTOR"は、日本語に翻訳されているが誤解も多く、また体系立ててマイケルチェーホフについて学べる場所は日本ではまだ少ない。
【講師紹介】
秋江 智文
演技講師・演出家・俳優・通訳
マイケル・チェーホフスタジオ東京代表
アクティングコーチギルド(ACG)理事
京都芸術大学非常勤講師
21歳のときマイケルチェーホフ著『To the Actor』を読み、強く感銘を受けたことをきっかけに25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやCreative Speechを学ぶ。またマイケルチェーホフスタジオロンドン(Michael Chekhov Studio London)の校長
を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)に師事。帰国後ドイツ、ギリシャ、台湾などで学び続ける。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成プログラムの一員として、現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを専門に基礎から応用まで体系立てて教えている。松竹エンタテインメント俳優スクール、株式会社フリー・ウェーブ、ポーラスター東京アカデミー、株式会社アンカットなどで講師を務めている。
▼こんな人におすすめです。
・舞台上で考えすぎてしまう人
・心身がいつもバラバラになってしまう人
・自分の殻が破れない人
・身体や想像力をつかった自由なアプローチを知りたい人
・本格的な学びへの一歩が踏み出せない人
・安心した空間でワークを望まれる人
【対象者】
俳優の方
【受講料】
3000円
【定員】
7名
【日時】
・9月25日18:15~21:45(開錠18:00)
・11月13日13:15~16:45(開錠13:00)
【場所】
K‘Sスタジオ新館
※東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅より徒歩3分
〒1660003 東京都杉並区高円寺南1-6-3ISOビル4階
https://koenjiksstudio.wixsite.com/mysite/blank
【申し込み】
HPのAPPLICATIONからお申し込みください
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/
【ハラスメント防止対策ポリシー】
・ガイドラインを設け、講師、運営者、受講生に順守していただくようにします。
・地位や権限あるいは優位性を背景に、適正な範囲を超えて人格と尊厳を侵害する言動で、精神的・身体的苦痛を与えることはしません。
・性的な言動や性的要求によって相手に不快感や恐怖を与え、レッスン(指導)環境を悪化させることはしません。
・性に関する固定観念や差別意識に基づく嫌がらせ、女性または男性という理由のみで性格や能力評価を決めつける事はしません。
・身体接触などがあるエクササイズの場合は事前に説明を行います。
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掲載者情報
掲載者 | マイケルチェーホフ東京 |
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担当者 | 秋江智文 |
住所 | 東京都練馬区石神井町6-8-3 |
お問い合せ先 | michael_chekhov_tokyo@yahoo.co.jp |
関連URL | https://www.michael-chekhov-tokyo.com/ |
その他情報 |