【2024年12月から】4ヶ月間のインプロ集中ワークショップ
2024年12月から2025年3月にかけて、4ヶ月間インプロ漬けになる集中ワークショップを開催します。
■インプロとは?
Improvisation(即興)の略で「Impro」もしくは「Improv」と称します。
その名の通り「即興で演じながら作る物語」のことで、お互いの台詞、表情、感情、動き(これらをオファーと呼ぶ)を受け取り合い、演じながら物語を作っていきます。
インプロで最も大切なのは「今この瞬間に居続けること」です。
次何をしようかと考えたり、先の展開を予測したり、面白いことを言おうとすると、今この瞬間から意識が離れてしまい、観客が見てる物語とズレていってしまいます。
今この瞬間に居続けるために必要なのは、未知への恐れを手放すことです。
「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」と、未知を恐れるがあまり、頭であれこれ考えて、不自由になってしまうのです。
インプロの父と呼ばれるキース・ジョンストンは「自由の反対は恐れである」という思想哲学の下、恐れを手放すための様々なゲームやエクササイズを発明し、インプロというジャンルを開発、発展させてきました。
インプロを学ぶとは、恐れとの向き合い方が変えることです。
わからないこと、変化すること、評価されることへの恐れを手放すことで、自由と遊び心を取り戻し、真に創造的になっていきましょう!
■インプロバイザーの4本柱
インプロの父、キース・ジョンストンは「インプロバイザーは役者であり、演出家であり、脚本家であり、時々コメディアンである」と言います。
その思想をもとに、このサマースクールで育む4つの柱をここで紹介します。
①演技
即興であれ脚本であれ、俳優には必須の演じる力です。特に即興で大切なのは「イマココを受け取る力」そして「影響し合い、変化し合う力」です。イマココの相手から発せられるセリフ、表情、感情、行動、そして物や空間からの影響を受け、大きく変化していくことで、ストーリーは進んでいきます。このサマースクールでは、マイズナーテクニックとインプロを掛け合わせたメソッド、身体やマスクを使ったキャラクターワーク、感覚へのアプローチなどを使い、演技における感受性と身体性を育みます。
②ストーリーテリング
ストーリーに良し悪しはありませんが、強弱はあります。強いストーリーには驚きやミステリー、つまり未知があるのですが、弱いストーリーにはそれがありません。そして面白いことに、即興でストーリーを作ると、プレイヤーの恐れが強いストーリーを作る邪魔をするのです。先がわからないのが怖いから、大きく変化しなかったり、パートナーのアイデアを否定したりします。このサマースクールでは、キース・ジョンストンの思想を基に、人を惹きつけるストーリーテリングを育むために、プレーヤーが感じる恐れと向き合い、手放していきます。
③コメディ
キースは「時々」と言いますが、パフォーマンスするにあたって、笑いの力というのは、お客さんを楽しませるためにもとても大切です。特にアメリカのインプロは「コメディインプロ」と呼ばれる程、笑いの要素が強く、それが観客の人気を集めています。コメディはセンスだと思われがちですが、実は確固たるセオリー、型があるのです。このサマースクールでは、シーンの中で笑い(ゲームと呼びますが)を発見し、それを高めていく方法を学びます。
④あなた自身
最後は意外かもしれませんが、正直これがインプロ、いや俳優の最重要ポイントになるのではないかと思います。インプロでは「何が起きるか」「何が出来るか」はわからないのですが、唯一「誰がやるのか」だけはわかります。なので極端な話、その人自身が魅力的であれば、ショー自体も魅力的なものになるのです。しかし、多くの人は自分自身の持つ魅力に気づいておらず、むしろ舞台上で隠そうとしてしまいます。キースは「面白くあろうとする人はたくさんいるが、ありのままでいようとする人はほとんどいない」と言います。このサマースクールでは、クラウンのワークを通して、その人自身の魅力が何なのかを探求していきます。
■詳細
・日程
2024年12月から2025年3月の間に3時間×20回のワークショップ(計60時間)
※日程は集まったメンバーで決めていきます。
※最後には発表会を行います。
・場所
新宿区、豊島区、練馬区、杉並区あたりの施設
・対象
興味がある全ての人。インプロと演劇の経験不問。
・参加費
一般:60,000円
U29:55,000円
※銀行振り込みにて対応します。
※分割払いも相談可能です。
・定員
10名(先着順)
※最少催行人数6名です。参加者が6名以下の場合は各日の時間を短縮、または開催日を縮小、あるいは開催をキャンセルさせていただく可能性があります。
・講師
忍翔 OSHOW
インプロ(即興芝居)のパフォーマンスを追求するインプロバイザーであり、インプロを用いて自由と遊び心を持った俳優を育てる指導者でもあり、ときどき脚本芝居を演じる俳優でもある。
高校から演劇を始め、大学で英語劇と出会い、児童劇、シェイクスピア作品、ブロードウェイ作品のメインキャストを演じる。
19歳でインプロと出会い、その魅力に取り憑かれ、日本初の学生インプロ団体「劇団しおむすび」を立ち上げ、インプロのパフォーマンスと指導を始める。
その後、クラウン、マスクを学び、高校の数学教師、緊縛師見習いを経て、これまでに世界12カ国で500以上のショーと1000以上のワークショップを行い、独自の芸術表現を探求、実践。
現在は東京を拠点にしながら、ときどき海外に飛び、毎週世界のどこかで演じたり教えたりしている。
・参加申し込み
https://forms.gle/Q2WtYaJYxyr2uX2E9
申込期限:11月10日(日)24:00
・キャンセルポリシー
12月1日以降のキャンセルによる返金は出来ません。
【ハラスメント防止対策ポリシー】
ワークショップが安全で健全に進行されるよう、以下のことを大切に進行します。
・全ての参加者が、心理的安全性を感じられるような場作りをします。
・参加者全員に対して、敬意と尊敬を持ち、対等な立場でコミュニケーショを取ります。
・指導の上で身体的な接触が必要な場合は、当人の了承を取り、社会通念上適切な箇所にのみ行います。
・エクササイズについて、常にフィードバックや感想を聞くなど、全体での意見交換の場を作り、どの参加者も発言の機会が得られるようにします。
・参加者の中に、ヘイトスピーチや暴力等の不適切な言動や行動をする方が出た場合には、すぐさまその方の参加を断り、退室をお願いします。
・全てのエクササイズは、参加者個人の性別・ジェンダー・年齢・体力等に配慮して進行します。
・参加者の方から、進行に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
※ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。
掲載者情報
担当者 | 押谷祥太 |
---|---|
お問い合せ先 | playerosho@gmail.com |
関連URL | https://peraichi.com/landing_pages/view/playerosho |
その他情報 |