演じるのではなく、役を生きてみたい人へ「スタニスラフスキー・マスタークラス」

『スタニスラフスキーシステムによるプロフェッショナル俳優トレーニングと舞台公演「マスタークラス」』

当企画では、今では世界的にも学べるところが数えられるほどになってしまった「原理的なスタニスラフスキー・システム」を学び、実践して、それを土台に舞台公演を行います。

スタニスラフスキー・システムでは、「役を演じる」のではなく「役を生きる」、観客にその場限りの興奮を与えるのではなく、その人の人生にまで影響を及ぼす演劇を目指しています。

今後「スタニスラフスキー・システム」をお使いにならなくとも、演技の土台をより強固にしていただけることは間違いないと思っております。


➖スタニスラフスキーシステムによるプロフェッショナル俳優トレーニングと舞台公演「マスタークラス」➖


俳優は、何のプロなのか？
「演技」ではありません。

画家は“線と色”のプロ。
音楽家は“音”。
ダンサーは“身体と動き”。

では俳優は？

プロの画家、音楽家、ダンサーになる為の基礎的、専門的トレーニングは世界的に確立していますが、
日本ではまだまだ俳優の専門的トレーニングが確立されずに、個人的な方法で行われていて、言わば『塾』のようで、トレーニングはそれぞれです。
それは、俳優は何のプロか？と言う事が曖昧なために、指導者の個人的な経験と発想で訓練され、システムが確立されていないから。

俳優は〝何のプロか？〟、そのためにはどんなトレーニングが必要かをシステムとして確立したのが、スタニスラフスキーです。

マスタークラスでは、スタニスラフスキーシステムに沿ってプロフェッショナルな俳優になるためのトレーニングを行い、作品創り、舞台公演まで積み重ねていきます。

自分を知り、変わり、舞台で自然に存在できる俳優を育てていきます。


◎マスタークラスの主なトレーニング

・架空対象行動＊
・レーチ(有機的な発声で潜在意識へ入る)＊
・エチュード
・エチュードからの創作


他のワークショップがしっくりこなかった方へ。
「演技しない演技」が、きっと答えになります。


初回見学無料！

【こんな方におすすめ】

• 自分の演技に自信が持てない
• 表現力に限界を感じている
• 自然な演技をしたい
• 舞台で「生きて」みたい
• 型にはめられた演技に違和感がある
• 本物志向の俳優を目指したい


自分がわかる、変わる。舞台で生きる喜びをあなたに。


➖マスタークラス詳細➖

【回数/期間】

・月6回前後
・約１年間

公演期間、公演前の通し稽古期間などはリハーサルが増える予定です。

【料金】

3,500円/回
（前月２５日までにまとめてお支払いください。リハーサルスケジュールは1〜3ヶ月前にはお知らせするように致します。もし急な参加、欠席の場合はその都度お支払い、払い戻しさせていただきます。）

（本番前などリハーサル回数が増える場合はご負担があまり増えないように考慮いたします。）

【場所】

・リハーサル　下北沢周辺のレンタルスペースなど（その都度決まり次第ご連絡致します。）

・公演　未定

【対象】

・経験不問
・４０歳未満
・来年の公演本番に参加できる方（本番日未定、参加者の予定を考慮して決定いたします。）
・心から本気でプロの俳優としての地力を高めたい方

【公演作品】

「かもめのジョナサン」の音楽劇
(参加者を見て変更する可能性あり)

【目的】

・「スタニスラフスキー・システム」のトレーニングを通して、舞台上で演じず生きる役者の育成。

・自己満足に終わらず、施設や地方や海外などに求められ、社会に機能を果たし、お金を稼げる作品づくり。

【お問い合わせ】

「マスタークラス」企画運営
代表　藤巻裕人
Mail：stanislavskiymasterclass@gmail.com
Instagram：https://www.instagram.com/yuto.fujimaki?igsh=c2NkbXdyZ3Rhemt2&utm_source=qr

ご質問など、お気軽にご連絡ください。


＊➖レーチ（言語行動）とは？➖
人間の有機的発声は、4歳くらいで終わってしまうと言われています。
その後は沢山の言葉を覚え、言葉の意味（知性）で会話をしていく。
4歳くらいまでは、『身体と意識と声』が繋がっている有機的状態であり、成長につれて知性的な発声に変わっていく。

言葉で話すようになると、徐々に『身体と意識と声』が分離していき、知性でコミュニケーションを取るようになり、その結果『身体・意識・声』が繋がった有機性が無くなり、知性的、人口的な発声に変わってしまいます。

『レーチ（言語行動）』のトレーニングでは『身体・意識・発声』が有機的に繋がったトレーニングを通し、俳優としての素材を高め、発声する事で潜在意識に入っていくトレーニングを行います。

　　
＊➖架空対象行動とは？➖
プロの画家は〝線と色〟をよく知る。
プロの音楽家は、〝音〟をよく知る。
プロのダンサーは〝心体と動き〟をよく知る。
では俳優のプロは、何を知るのか？
架空対象行動はそれを知るトレーニングです。

人間は目が覚めてから寝るまでずっと〝行動〟し続けて生きています。無意識でやってる事もルーティンも全て〝行動〟です。

ただ俳優は、架空（フィクション）の中で行動し生きます。架空（フィクション）の中でも正しい行動をする事が〝役として生きる〟事なのです。
ではどうやって行動を知れば良いのでしょう？

簡単な例です。
実際に歯磨きをどのようにやっているか、歯ブラシをどのように扱っているのか知らないのに、実物の歯ブラシを使わない〝架空対象〟で歯磨きを正確にやる事は出来ません。
箸の持ち方や使い方も同じ事です。

ある行動を〝どのようにやっているのか〟知らなければ、フィクション（役として）では出来ないのです。
これはモノを扱う事に限らず、心理的なことでも同じです。励ましたり、慰めたり、嫉妬したり、怒ったりと、様々な心理がありますが、その心理的行動を知らないのに、役としてやる事は出来ません。
それらしく模倣すると〝生きる〟事から外れ〝演技〟になります。

架空対象行動は、外面でも内面でも〝どのように行動しているか〟を知る訓練として、スタニスラフスキーが研究した俳優の専門トレーニングです。
俳優が〝役の行動〟をどうやっているのか知らないまま、役に取り組まないようにするトレーニングです。


◉講師プロフィール

菅沢　晃（すがさわ　こう）

1990年 演劇メソッドであるスタニスラフスキーシステムを学び始め、日本でモスクワ芸術座大学長のオレグ・タバコフ氏やサンクトベルク演劇大学ワレリー・ガレンデーエフ氏のマスタークラスを受けトレーニングを続ける。
2004年 ロシア功労芸術家レオニード・アニシモフを芸術監督に迎え、俳優メソッドであるスタニスラフスキーシステムでのトレーニングと公演を実践すべく
劇団《東京ノーヴイ・レパートリーシアター》　設立に参加。
劇団のレパートリー公演では、全公演で主要な役を務める。

チェーホフ、ゴーリキー、ベケット、ギリシャ悲劇、近松門左衛門、シェイクスピア、ドストエフスキー等の作品に出演し、出演ステージ数は2,000回を越える。
2021年 12月 同劇団 退団。

主な役
・「白痴」 ムイシュキン公爵
・「古事記」 太安万侶
・「星の王子さま」 キツネ
・「ハムレット」 ホレイショー
・「王女メディア」 イアソン
・「アンティゴネ」 クレオン
・「三人姉妹」 ヴェルシーニン
・「桜の園」 ロパーヒン ,フィールス
・「ワーニャ伯父さん」ワーニャ 他
主な演出作品
・テネシーウィリアムズ 「ガラスの動物園」
・トーマスマーフィ 「バリャガンガーラ」
・加賀乙彦 「宣告」
・ガルシア ロルカ 「ベルナルダ・アルバの家」他


「マスタークラス」企画運営
代表　藤巻裕人
Mail：stanislavskiymasterclass@gmail.com

【ハラスメント防止対策ポリシー】
当クラスでは、参加者を始め、関わるすべての人がご自身の創造性を存分に発揮できる環境を目指しています。
お互いを尊重し合って、倫理観を持って接してください。
暴言や差別的な発言、ハラスメントなどは徹底的に運営が責任を持って対処致します。