ユーリ・ノルシュテイン アニメーション基礎 ビデオワークショップ
アニメーションの世界的巨匠、ユーリ・ノルシュテインがソビエト時代モスクワの国立映画大学で教えていたアニメーション制作の基礎。巨匠自らが語るワークショップ。
2005年東京、阿佐ヶ谷「10日間あれば私は生徒を変えることができる。日本の若者たちに
アニメーションの基本を」という氏の言葉から行われた今迄で最長の「10日間ワークショップ」。
記録映像の聴講により当時のワークショップを追体験することで、世界的巨匠が語るアニメーションとは何か、アニメーションをつくる基礎の基礎を根本的に氏の作品「話の話」「霧の中のハリネズミ」「アオサギとツル」「外套」等の場面を引用しながら解いていく。
■1日目
受講生徒の作品講評。ノルシュテイン氏が生徒一つ一つの作品に詳細な講評。
動き・プロットについて解説。
■2日目
丁寧な絵コンテ、作品中の力の配分、全体のコンポジションの重要性。
アイデア・シナリオ・絵コンテの3本柱を軸にキャラクターに動きをつける。
まわりの環境を見つめる、悲劇を客観視すること。
■3日目
『キツネとウサギ』からハーモニーを考え、ロシア民衆絵画のシンボリックな
表現を学ぶ。作品がコンフリクト(葛藤)から始まること、音楽の構成。
■4日目
象徴的絵画から物質化されたものを自分に課題を与えて想像、練習すること。
■5日目
『北斎/富嶽三十六景・御厩川岸から両国橋夕陽見』をもとに日常性や現実性を
盛り込み起承転結のあるプロットで絵コンテを描く。
『アオサギとツル』音の付け方について。キャラクターのポーズやセリフの始まり
から終わりまでを計算し、音楽のアクセントを置く場所などを記した時間を体感する
丁寧な音の図表(タイムシート)を作る。
■6日目
『霧の中のハリネズミ』から原作を哲学的に発展させること。
コンピューターではないてづくりの表現作品中のハーモニーとそのつくり方。
■7日目
6日目に描いた絵コンテの指導。版画そのもののリズムを感じとりハーモニーを持たせ、
版画・絵画を映画的な視点で作り直すエクササイズ。
■8日目
課外実習『北斎展』鑑賞
■9日目
『話の話』制作解説。映画に必要な巨大な記憶、戦争・しあわせな生活とそこから映画を
つくること、芸術作品が時間を凝縮し想像して作りだされること、作品中の時間の感覚、
映画のポリフォニー(多重奏)について。
■10日目
『外套』制作解説。
なんでもないことをするという最も難しい映画表現についてと若者たちへのアドバイス。
10日間のビデオ内容を再編集、20日間で講義を行います。
【受講期間】
■Aコース
11月1日~11月26日
平日(月~金)pm7:30~9:30
■Bコース
11月1日~12月19日
土日 1)am10:00~12:00 2)pm1:30~3:30 3)pm4:30~6:30
【受講料】全20回 15,000円
【定員】ABともに30名/先着順・定員次第〆切
【申込】HP申込フォームから申込
※インターネットが使用できない場合は直接お問合せください。
●詳細スケジュール:http://www.laputa-jp.co/school/pdf/YNvws.pdf
お問い合せ
アート・アニメーションのちいさな学校
TEL: 03-3330-3122
FAX: 03-3330-3124
E-mail: school@laputa-jp.com
URL: http://www.laputa-jp.com/school/top.html
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