●「女性スタッフがいれば大丈夫」は本当? ──“安心”のつくり方をプロが整理します

安心して撮れる現場をつくりたい。
その気持ちは、どのチームも同じです。
IDC認定インティマシー・コーディネーター(ディレクター)のくわた かおるです。
本日はちょっと違和感の共有です。
よくある「女性スタッフがいれば大丈夫」という言葉に、私は少し立ち止まってしまいます。それは本当に、“安心”の根拠になっているのでしょうか?
実際の現場では、女性がいたとしても「逆に気を遣ってしまう」「断りにくくなる」「関係性があるから強く言えない」といった声も少なくありません。
性別が“安心の保証”になるわけではない。
これは、ジェンダー論というよりも、現場構造の問題です。
私が担当するインティマシー・コーディネーター(ディレクター)という役割は、
性別ではなく「第三者性」と「共有されたルール」によって、現場の土台をつくるものです。
演出意図を崩さず(これ、勘違いして怯えている方、なぜかいる...)
俳優が何度も繰り返せる動きに整理し、演技が際立つように、調整しやすいようにして、現場での合意と明確な範囲を“言葉”と“形”で共有する。
こうした土台があって初めて、演出家は演出に集中でき、俳優は表現に専念できる。それが「本当に安心できる現場」の条件だと、私は考えています。
また、導入にあたって大がかりな設備や特別なシステムは不要です。
必要最小限のリハーサルや整理時間、そして信頼できるコミュニケーション環境があれば、少人数のインディペンデント作品でも、十分に対応可能です。
関東を拠点に活動していますが、関西をはじめ、全国各地への出張も可能です。
「誰に相談すればいいか分からなかった」「何を話し合えばいいのか分からなかった」そんな段階からでも、必要に応じて丁寧に整理・ご提案いたします。
まずは作品の内容やご予算に合わせて、気軽にご相談ください。
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