性愛だけじゃないー忘れられがちな“インティマシー”が含まれるシーン

こんにちは、インティマシー・コーディネーター(ディレクター)の鍬田かおるです。
舞台や映像の現場で、俳優と演出の双方をサポートする仕事をしています。
インティマシー・コーディネーター(ディレクター)と聞くと、まず「性愛シーン」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし実際の現場で必要とされるのは、それだけではありません。
排泄関連や入浴の場面、ついつい、なんとなく...ありませんか。
日常行為に見えても、俳優にとっては身体の露出や動作・音声の表現なども負担となりえます。
うっかりしがちなのは、他に、例えば授乳や出産の場面。
身体的な露出に加えて、人生の大切な瞬間を演じることは心理的負担も大きく、繰り返しの稽古や撮影で不安や躊躇が残りやすいシーンです。
ドラマとして素晴らしくても、のちのちシコリになってはもったいない。
さらに言うと、実は、怪我や治療の場面も。
衣服を脱いだり身体の一部を見せる演技も、お互い事前に合意せず、なんとなく準備を怠ればリスクや不快感につながりかねません。
これらは「忘れがち」だからこそ準備が後回しになりがちです。
しかし、安心できる環境があって初めて、俳優も演出も表現に集中でき、作品のリアリティが高まるとも思えませんか。
インティマシー・コーディネーター(ディレクター)は、演出の意図を尊重しつつ、俳優が安心して挑戦できる場を整える専門家です。
アクション監督やダンス振付が演技を支えるのと同じように、動きを整理し、作品をより効果的にする存在だとお考えください。
性愛表現に限らず、排泄・入浴・授乳・出産・治療などのシーンで「どう進めるか迷った」ときこそ、専門的な準備が活きます。
次の現場で安心とリアリティを両立させるために、ぜひご相談ください。
面白い作品、素敵な演出、素晴らしい演技に出会えるのを楽しみにしております。
※募集案件に対して応募後のやり取りについては、当サイトは関与できませんので個人情報の受け渡し、面談等直接会われる場合は、細心の注意をお願いいたします。
※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
※ご利用についての注意事項・ハラスメントに対する対応について。
掲載者情報
掲載者 | 鍬田かおる |
---|---|
担当者 | 鍬田かおる |
住所 | 東京都世田谷区代沢2-28-8 |
お問い合せ先 | kaoru@intimacydirector.jp |
関連URL | https://intimacydirector.jp/ |
その他情報 | https://www.instagram.com/intimacydirectorkaorukuwata/ https://prtimes.jp/story/detail/rNLGaWCGj9B |