USC THESIS FILM スタッフ募集　ハリウッド流プロダクションを学ぶチャンスです。

管理人様　貴重な場所をお借りいたします。

ジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキスなどを輩出した映画の名門、USC（南カリフォルニア大学院）　卒業映画制作　「TSUYAKO」のスタッフ（Producer's AssistantおよびProduction Assistant）を若干名募集いたします。　
www.TsuyakoTheFilm.net

USCの卒業制作は短編ですが、質の高い映画が毎年限られた本数のみ製作され、２００７年にアカデミー賞を受賞（West Bank Story）、今年２０１０年もアカデミー賞にノミネート(Kavi)　されており、ハリウッドデビューへと通じるチャンスと位置づけられています。

撮影クルーは、ほとんどがUSCの学生および卒業生の外国人で構成されています。撮影監督はエミー賞受賞者の予定です。
ハリウッド流・USC流のプリプロダクション・および撮影現場で経験を得たい方には良い経験となると信じています。映画学科、映像学科の学生の方で、この映画を手伝っていただける強い信念と責任感をお持ちの方を募集します。


募集スタッフ：プロデューサーズアシスタントおよびプロダクションアシスタント若干名

お手伝いいただく内容：プリプロダクション～撮影にかけて、プロデューサーのアシスタントとして併走していただき、様々な用件をお願いすることになります。

大変厳しい環境で多くの雑用からスタッフへの業務連絡、オーディションの準備、実施、ファンドレイジングパーティ準備、撮影クルーのスケジューリング、キャストの対応など非常に忙しい仕事になります。
脚本をお読みいただいた上で、監督、プロデューサーのビジョンに賛同し、自らのプライドにかけて、この映画をともに作るという意気込みのある方をお待ちしています。

プリプロダクション～撮影期間：　2010年　4月から6月（撮影は6月中旬、関西を予定　Bロールとして4月にも撮影あり）

クルーの多くは外国人ですが、撮影は日本であるため英語力は問いません。語学力よりも責任感、モチベーションのある方に手伝っていただきたいと願っています。

応募締め切り：　　一次締め切りは2010年3月30日を予定

東京でのキャストオーディションを4/2、4/3、4/4を予定しています。この日程よりお手伝いいただける方がありがたいです。


報酬：食事・宿泊場所、クレジットの提供。ギャラは発生いたしません。

ハリウッド作品を一緒に作り上げて行くこのプロジェクトにご興味のある方は履歴書（プロダクション経験含む）と先生または友人からの推薦状（一通：メール添付で結構です）を下記までお送りくださいますようお願いいたします。


製作・キャスティング担当：鈴木　tsuyakocasting@gmail.com　まで

どうぞよろしくお願いいたします。
www.TsuyakoTheFilm.net





あらすじ：
戦後復興期、町工場の嫁、忠実な妻、 勤勉な工場労働として懸命に生きるツヤ子の前に　　かつての恋人、良江が現れる。結婚した女性の不貞、そして同姓愛など許されるはずもない時代、思わぬ再会に秘めてきた良江への思いがツヤ子の中で蘇っていく。　一方良江は、ツヤ子のあまりにも過酷な生活を知り、かつて二人で夢見ていた東京での生活にツヤ子を誘う。　　　ツヤ子は、全てのしがらみを捨て一人の女として愛と自由を全うしようと決意するのだが……

（脚本は上記WEBサイトよりダウンロード可能です。）

映画の背景　ディレクターからのメッセージ：
2009年1月、私は祖母の11回忌法要の為、実家のある大阪に帰郷しました。
『人生は一度しかない。夢を追いかけて、悔いの無い人生を生きなさい』　生きていた頃、この言葉を口癖にしていた祖母、現代の私達には全く想像のつかない厳しい人生を歩んできた彼女は、私にとって、とても偉大であるとともに、どんな悩みも話しあえる一番身近な存在でありました。
他界後10年、そんな彼女の遺品をやっと整理する事に決めた私達は、ある一つの箱を見つけました。その箱の中には、古びた白黒の写真に写った、私達が全く知らない祖母の姿が存在していました。溢れんばかりの笑みを一生懸命隠そうとしている十代の彼女。もんぺをはいて、痩せ細ったからだで、双子の娘達を抱き上げている姿。全てがとても愛おしいものでした。　　それらの中から、ある一枚の写真が私の目を釘付けにしました。普段はジーパン、ポロシャツ、ハンチング帽で身をまとい、鍵の沢山ついたチェーンウォレットを腰からぶら下げ、煙草を吹かしていたとても男気のあったおばあちゃん。これらの写真から全く想像のつかない程女らしく思えた写真は、彼女がある女性の肩にそっと頬をよせ、互いに見つめあっているものでした。その瞳からは、まるで友情以上の秘めた想いが通い合っているかの様に思えました。
この映画の主人公、ツヤ子は時代、家庭、仕事という抗えない壁に自らの愛と自由を阻まれています。　私はこのストーリーを通じて、ほんのつかの間、しかしとても美しい自由を手に入れた、ツヤ子を描きたいと思っています。　　日本人が愛しつづけて来た桜はわずかの間しかその花を咲かせ、人々を楽しませることはありません。しかし桜はその花を咲かせるために、じっと冬の寒さの間、我慢し準備を続けているのです。　桜はツヤ子にとっての自由の象徴です。そんな桜が咲く季節に、ツヤ子に選択を迫る、自由への扉が訪れます。　自由への誘い、それは桜のようにはかないものかもしれませんが、ツヤ子が冬の寒さをじっと耐え続けた後だからこそ、彼女が自分自身になり、自由を手に入れる確かな瞬間が訪れます。
現代人の私達が想像を絶する様な辛い人生を歩んだ祖母の体験を含め、日本だけに限らず、世界中で　「自由」　という言葉が存在しなかった時代に生まれ育った女性達に敬意を払う想いで　『ツヤ子』を書き上げました。